ファインモールド 1/72 零式艦上戦闘機五二型 製作記⑥(完成)

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航空機等製作記
アドルフ
アドルフ

月刊モデルグラフィックス2011年2・3月号の付属として登場した、ファインモールド製の零式艦上戦闘機五二型を作っていきます。

ヴァルダ
ヴァルダ

前回は塗装とマーキングを施した。

今回はウェザリングを行い完成させる。

レーナ
レーナ

無事完成。

先月よりは順調に完成品が増えているかな。

アドルフ
アドルフ

この調子ならもう1~2個完成しそうですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

実は後続のものがかなり進んでいるので、あとひとつ完成品が増えるのは確定だ。

それでは今進めている零戦が最終的にどうなるのか、確かめてみよう。

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控えめウェザリング

アドルフ
アドルフ

とりあえずいつものウェザリング。

  • スミ入れ
  • 銀の塗装剥げ
  • 排気管汚れ

の3点セットを施します。

詳しくは過去記事から。

ただ排気管汚れなど、いつもと少し異なることもしていますが。

ヴァルダ
ヴァルダ

排気管の錆びは誌面の製作記事を参考に、今回はタミヤエナメルを薄く塗って再現した。

ちょうどスミ入れ用ブラウンが良さそうだったので、それを使用。

本キットの繊細なモールド表現を生かしたいので、ここに限らず全体的に控えめなウェザリングで仕上げた。

排気汚れはいつも通り、タミヤウェザリングマスターBセットのススを使っているけどね。

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レーナ
レーナ

そういえばこの号が発売された辺りはまだクレオスのウェザリングカラーが発売されていなかったんだっけ。

アドルフ
アドルフ

この付録が付属したモデルグラフィックが2011年2・3月号。

ウェザリングカラーはその数年後発売だったような……。

仕上げのクリアーコート

アドルフ
アドルフ

最後につや消しクリアーを吹きつけ、風防のマスキングを剥がして完成としましょう。

ただひとつ問題が。

レーナ
レーナ

なにかな?

アドルフ
アドルフ

デカール周りに残った水垢だか糊だかがふき取れず残ってしまい、つや消しを吹き付けても完全に消えませんな。

試しにラッカー系のクリアー、タミヤラッカーのフラットクリヤーの吹きつけも試してみましたが、それでも角度によっては反射の際に跡が目立ちます。

ヴァルダ
ヴァルダ

ラッカー系で微妙にその辺りが溶けて均されるのかを期待してみたけど、そうは行かないみたいだね。

あんまり吹きつけすぎて完成直前の塗装面に影響が出るのもまずいので、ここで完成としよう。

以下、ギャラリーとなる。

ファインモールド 1/72 零式艦上戦闘機五二型 完成!

レーナ
レーナ

いつもの筆者の作品に比べて、控え目なウェザリングに。

アドルフ
アドルフ

繊細なモールドのほうを強調したかったほか、誌面の作例の影響も受けたようですな。

ほかにも同時並行している後続のあるキットの影響も……。

ヴァルダ
ヴァルダ

今回の機体は昭和19年(1944年)のサイパン島に展開していた帝国海軍第261航空隊の所属機。

誌面の解説によると、同島に上陸してきた米軍に鹵獲された機体の1つらしい。

アドルフ
アドルフ

今までにここで作った零戦五二型と並べて。

中央が今回のファインモールド製。

左がタミヤ製。

右がハセガワ製です。

ここでは

「タミヤ→ハセガワ→ファインモールド」

の順に組んでいますが、発売は

「ハセガワ→ファインモールド→タミヤ」

の順番みたいですな。

レーナ
レーナ

今までの2機は中島製零戦の塗り分けで、今回は三菱製零戦の塗り分け。

胴体後部側面の塗り分けに注目だね。

ヴァルダ
ヴァルダ

塗装も三菱製と中島製で色を変えてみた。

その辺りも参考にしてほしい。

今回の戦果

レーナ
レーナ

……これは雑誌の付録だよね?

ヴァルダ
ヴァルダ

筆者がこのキットを組んだ感想としては……

  • 部品が細分化されているものの、合いはまったく問題がない。こういう再分化されたキットは部品が合わないイメージがあるけど、そんなことはなくすんなり取り付けられる
  • スケールモデルには珍しい複数の成型色を使っている。ガンプラ感覚の成型色仕上げなんかもできそうな。
  • 機内は細かいところまで再現されている分、非常に部品が細かいので部品の紛失に注意
  • 20mm機銃は取り付け穴が浅く、作業中に取り付けると引っ掛けて外れそうになる。今回は本体塗装直後に取り付けたが、パーツの合いがいいので完成直前に取り付けたほうが良さそう

といった感じ。

付録とは思えないような、非常に充実した内容のキットとなっている。

一般販売品でないのが惜しいぐらいだ。

アドルフ
アドルフ

この品質のものが2011年に登場ですからね。

ランナーには2007年の刻印があるものも混ざっているので、2011年以前の部品も含めてこの出来。

ちなみに同じく機内の再現が充実・高い精度を持ったタミヤ製の零戦五二型は、このキットの翌年である2012年発売ですな。

レーナ
レーナ

ハセガワは……。

アドルフ
アドルフ

あちらは機内の再現は控えめですが、その分部品点数が少ないので組みやすさでは遜色ないですな。

あまり機内再現とかにこだわらない人にはおススメです。

筆者が一番最初に組んだ航空機模型がそれなので、思い入れが強いというのもありますが。

ヴァルダ
ヴァルダ

ファインモールド製の零戦五二型は付録キットで一般販売はされていないけど……

2025年10月に今回のキットの派生品である

  • 零式艦上戦闘機五二型 (三菱製・初期型)
  • 零式艦上戦闘機五二型 (三菱製・中期型)

の発売が予定されている。

一部パーツが今回の付録キットと異なるだけで、大部分の部品は共通。

ランナーごとに異なる成型色は健在のようだ。

気になる人は是非ともチェックしてほしい。

レーナ
レーナ

筆者はこの事を知って、あわてて放置していた今回の付録を掘り出して作ったという。

アドルフ
アドルフ

初期型は二二型以前と同様の集合排気管装備。

中期型は五二型でお馴染みの推力式単排気管になっているのが違いみたいです。

さらにどちらの型も今回のキットとは違い、機首の排気口付近の耐熱板が装備されていないものになっているようですな。

2025年4月現在公開されている画像を見た時点での判断ですが……。

ヴァルダ
ヴァルダ

筆者も気になっているようだが、積みと予算との相談になりそうだ。

レーナ
レーナ

陸軍としては海軍の提案に反対である!

アドルフ
アドルフ

ここは陸軍でしたっけな。

レーナ
レーナ

軍艦はまだ一隻も建造していないし、少なくとも海軍ではないんじゃないかな?

海軍航空隊の戦力は充実しているけど。

ヴァルダ
ヴァルダ

今回はここまで。

後続のキットが並走していたので、次回はそちらの紹介になるだろう。

レーナ
レーナ

続きは次回!

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