
模型大隊戦闘日誌、始まるよ!

前回は筆者が購入して半年近く放置していた、タミヤMMのIV号突撃砲が完成しました。
今回は……。

陸モノが続いたので空に戻る。
筆者が長年放置していた航空機模型を紹介しよう。

どこぞの鳥さんみたいに
「こんなものより、俺は空のほうがいいぜ」
ってやつかな?

筆者は航空機も戦車も好みだけどね。

スマブラシリーズですとランドマスター(戦車)に対しての発言になっていますが、元々はブルーマリン(潜水艦)に対しての物言いでしたな。
「後にも先にも一回きり」なアレです。
今回のお題 イタレリ ドルニエDo217K-1


今回作るのはこちら。
イタレリより
ドルニエDo217K-1だ。

またなんかマイナーそうなものを……。
ブックオフで1250円だったんだ。

筆者が約10年前に某所のブックオフで、ハセガワのBf109やFw190と共に確保したようです。
戦闘機隊は単純な形だったのですぐ完成しましたが、こちらは風防の多さから放置ルート入りして……。

積みプラ化と。
ドルニエDo217K-1とは?

この航空機は第二次世界大戦期にドイツのドルニエ社が開発した爆撃機だ。
後に夜間戦闘機などにも転用されたようだけどね。

そういえば以前Do17って似たような名前の飛行機を作ったような。

「空飛ぶ鉛筆」の異名を持つDo17爆撃機。
そして当初はDo17の輸出型として開発されたDo215。
今回作るDo217は、それらの発展型ともいえる存在のようですな。

いくつか種類があるけど、今回作るのはK型。
それまでのDo217は前身の機体達同様に、機首の風防が上部と前面の2区画に分かれていた。
K型ではそれが一体化された卵型の風防になっているのが特徴となっている。

空力的な都合かな。
He111なんかも、P型以降が段なしの風防になったんだっけ。

K型でもいくつか種類がある。
今回作るのはK-1型で、標準的な爆撃機仕様。
後のK-2型はフリッツXなどの誘導爆弾搭載能力を付与されて、主翼が延長されているのが外見的特長だ。

1943年9月に連合軍へ寝返った、イタリア軍の戦艦ローマがフリッツXによって撃沈されますが……
その母機がこのDo217K-2という説があるみたいですな。
不明な点もあるらしく、He111など別機体という話もあるようですが。

空飛ぶ鉛筆、Do17シリーズの発展型ともいえるDo217爆撃機。
丸い機首を持ったK-1型を、イタレリの製品で作ってみよう。
箱の中身を確認


それでは中身を確認。
中古品のためか、いつもの注意書きびっしりな袋ではなく簡易的な袋に包まれている。
おそらく前の持ち主の売却前後に再梱包されたものだろう。

部品がいくつかランナーから外れているようですな。
破損や欠落がないか確認しておきたいところです。


袋を開けてランナーを確認。
プロペラなど一部部品が外れていたけど、パーツ自体は揃っていた。
通常ランナーが2枚とクリアーランナーが1枚になっている。

双発の中型爆撃機だけど、パーツ自体は少ないみたいだね。
爆撃機だけど爆弾パーツも見当たらないみたいだし。

Do217は胴体下部に爆弾倉があり、そこに爆弾を格納する形になっています。
胴体下部は一体化されているので、爆弾倉内部は省略されていますな。


付属のデカール。
古そうだけどどうやら下部の表記通り、高品質でお馴染みのカルトグラフ製らしい。

基本的なマーク類だけで、注意書き系列はないみたいだね。
鉤十字がないから、どこかから持ってこないと。


付属の紙媒体は説明書のみ。
塗装図は説明書ではなく箱の裏なので、詳しくは後述。

説明書は相変わらず簡素な感じ。
6ページ構成で
- 実機解説→2P
- パーツリスト→1P
- 組み立て説明→3P
といった感じだね。


収録された塗装は2種類のドイツ軍所属機。
1943年のフランスに展開していた部隊のもので、いずれも下面が黒い夜間迷彩。
おそらくイギリスへの夜間爆撃に従事していた機体だろう。

上面はRLM76ライトブルーの地にRLM71ダークグリーンの迷彩の指示。
斑模様のものと蛇行迷彩のものがあるね。

斑のものはマーキング類が多めですな。
蛇行迷彩のものはマークが少なめですが、その分塗装に時間がかかるかと。
塗装によるパーツ選択とかはなさそうなので、決定は後回しでも大丈夫そうですな。
次回、製作開始!

今回はここまで。
次回から組み立てを開始する。

パーツの合い次第かな。
風防の多い爆撃機だけど、幸い風防は機首に集中しているからそこまでマスキングはしづらくなさそうな。

このキットを購入した10年前は風防の多い爆撃機キットを避けてきたわけですが、筆者は最近それらもなんとか組めるようになりましたからね。
なんとかなるかと。

完成させて他のドルニエ社爆撃機シリーズと並べてみたいところだ。

続きは次回!





