イタレリ 1/72 フィアットCR.42ASファルコ 製作記②

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航空機等製作記
アドルフ
アドルフ

イタレリより発売されています複葉戦闘機、フィアットCR.42ファルコを組んでいきましょう。

ヴァルダ
ヴァルダ

前回は箱の中身を確認した。

今回は作業開始。

主にコクピット周りを組んでいく。

レーナ
レーナ

筆者の慣れない複葉機。

どうなることやら。

アドルフ
アドルフ

小型ですがやはり支柱辺りで苦戦しそうですな。

そこまで早めに持ち込みたいところです。

ヴァルダ
ヴァルダ

裏ではそこまで進んでいるけど、早速調整に手こずっているようだ。

もしかしたら、また記事の更新が止まるかもしれない。

ともかく、作戦を開始しよう。

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凹みを埋める

アドルフ
アドルフ

早速組み立てに取り掛かりたいところですが……

このキット、パーツ表面に押し出しピン跡やヒケによる凹みが非常に目立ちます。

まずはそれらにプラ材を盛っておきましょう。

レーナ
レーナ

パテでもいいけど、筆者は切削性や食いつきを考えてプラ端材で。

詳しくは過去記事を参考にしてね。

……それにしても同じような記事が増えたなぁ。

アドルフ
アドルフ

押し出しピン跡は成型したパーツをピンで金型から押し出す際にできるもの。

ヒケはパーツ自体が冷えた際にできる凹み。

発生する条件は違いますが、どれもパーツ表面に出来た不要な凹み。

何らかのものを盛って削ることで整形できますからね。

ヴァルダ
ヴァルダ

ごく浅いものならそのまま削ってしまっても問題ない。

そのまま削ると大きく部品が変形しそうなら、パテやプラ端材などを盛って整形しよう。

無論、自分で気にならなかったり目立たない場所なら無視してしまおう。

アドルフ
アドルフ

さてこちらはピン跡を処理した主脚やプロペラ。

この辺りの部品は選んだ塗装によって選択式。

先に使う部品を確保しておきましょう。

レーナ
レーナ

プロペラは1パーツを前に貼り付けるだけのスピナーと、前後から2パーツで挟み込むタイプのスピナー。

主脚はスパッツの有無だね。

ヴァルダ
ヴァルダ

プロペラはDパターンのみ1パーツスピナーで、それ以外は2パーツスピナー。

主脚はAパターンのみスパッツなしで、それ以外はスパッツあり。

今回はDパターンなので

「1パーツスピナーとスパッツあり主脚」

を選ぼう。

アドルフ
アドルフ

主脚のタイヤは別パーツで、小型機には珍しい自重変形状態を再現。

スパッツ内部を暗色で塗り潰しておきたいので、この段階では保留にしておきましょう。

コクピットの組み立て

アドルフ
アドルフ

続いてコクピット。

本キットでは板状になった搭乗員区画を部品を箱組みすることでコクピットを再現。

それを胴体パーツで挟み込むような形になっています。

隔壁部分が外側と内側で別パーツ化されており、凸凹した機内パーツ表面に押し出しピン跡が目立たないようになっているわけですな。

レーナ
レーナ

さっきの場面ではパーツ表面に押し出しピン跡だらけだったけど。

とりあえず機内表現は1/72の戦闘機としては十分かな。

ヴァルダ
ヴァルダ

いつもならそのまま組み立ててから塗装だけど……

細かいところまで再現されている分、塗り分けも多い。

何より箱組み後だと奥まった部分の塗り分けが大変そうだった。

先に塗装をしてから組むことにしよう。

座席背もたれの13B番パーツだけ、床板の10B番パーツに接着しておく。

コクピットの塗装

レーナ
レーナ

というわけでさっさと塗っちゃおう。

……今までのイタリア機はほとんど機内色がグリーン系の指示だったけど、今回のCR.42はグレー系の指示だね。

アドルフ
アドルフ

指定された塗料名称はイタレリモデルマスターなる塗料の「ライトゴーストグレー」

FSコードとして、FS36375と表記されていますな。

ヴァルダ
ヴァルダ

筆者の手持ち塗料を漁っていたところMr.カラーの308番がそのグレーFS36375だったので、今回はそれを使った。

他にもシルバーで塗る指示があるので、こちらもMr.カラーの同色を塗っておいた。

ちなみに画像で操縦桿をグレーにしているけど、キットの指示ではシルバー。

なので後で塗り直している。

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部分塗装

アドルフ
アドルフ

続いて筆で細部を塗り分け。

主に黒、シルバー、茶色を使っていきます。

使用したのは画像の通りですな。

先ほどの主脚スパッツ部分も、ここで内側を黒く塗り潰してしまいます。

レーナ
レーナ

茶色はいつも通りレッドブラウン。

使ったのは操縦席後ろのヘッドレスト部分の「レザー」指示箇所だけだね。

ここは機内側面のシルバーの塗り分けが目立つなぁ。

アドルフ
アドルフ

CR.42は鋼管フレームに羽布張りといった、旧来の機体構造ですからね。

シルバーで塗った部分がおそらく鋼管部分なのかと。

ヴァルダ
ヴァルダ

縦横の枠状に組んだ鋼管と、それらを斜めに結んだトラス構造といった感じだ。

時代が進むとトラス部分を廃して、金属製の外板と枠で機体強度を確保するセミ・モノコック構造が主流になる。

無論、トラス部分を減らすことで軽量化できるんだ。

レーナ
レーナ

セミ・モノコック……

モノコック構造が完全に骨組みを廃止して、外板だけで強度を確保している感じだったね。

卵みたいな。

アドルフ
アドルフ

黎明期の飛行機は外板が布だったので、強度的に骨組み代わりにはならず……

技術が進んで、ジュラルミン類の薄くても強度のある金属が登場したから出てきた流れですな。

コクピットのウェザリング

アドルフ
アドルフ

その後は計器のデカールを貼り付け、タミヤのスミ入れ用ブラックでスミ入れ、タミヤエナメルのフラットホワイトでドライブラシ。

機内の凹凸ディティールを強調します。

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ヴァルダ
ヴァルダ

計器デカールは正面だけでなく右側面の11B番パーツにも貼り付ける。

こちらは上下貼り付ける位置を間違えないように注意だ。

先に箱組みをしているんなら間違えにくいんだけどね。

レーナ
レーナ

そういえばデカールの20番、なんかシートベルトっぽいものがあるけど、これは使わないのかな?

アドルフ
アドルフ

筆者も気になったようですが、説明書に貼り付け指示がありませんでした。

CR.42は開放式のコクピットですし、後でも貼り付けられそうです。

保留にしておきましょう。

コクピットパーツの貼り合わせ

アドルフ
アドルフ

塗り分けが終了したので、コクピットパーツを合わせていきます。

接着剤がはみ出て塗装面を荒らさないように注意ですな。

レーナ
レーナ

ちょっと位置に迷うかな。

左右の隔壁は床板との凹凸がはっきりしているけど、上面のフレーム(14B番パーツ)の噛み合わせ位置がまったく不明というか。

側壁の鋼管ディティールに噛み合わせるのかと思いきや、うまく合わないし。

ヴァルダ
ヴァルダ

上面フレームは隔壁上部に瞬間接着剤でイモ付けする形にした。

ここは組む順番を

「左右隔壁→上面フレーム→操縦桿→正面計器板&ペダル」

といった感じにしている。

筆者は当初計器板を最初に組んで左右隔壁と合わせて箱状にしたけど、それだとフレームがうまく収まってくれなかったというか。

レーナ
レーナ

フレーム先端がこれまた計器と側壁の間という、なんとも言えない位置に来るんだよね。

今回の戦果

アドルフ
アドルフ

後は胴体でコクピット。主脚でタイヤを挟み込み接着。

合わせ目消しの準備をします。

レーナ
レーナ

この辺りの合いはまったく問題ないかな?

主脚はタイヤの変形部分を外に出す形で貼り合わせ。

後で自重変形部分を接地しやすいように、タイヤは固定しないよ。

ヴァルダ
ヴァルダ

長くなったので今回はここまで。

次回は残りの部品を取り付けていくことになるだろう。

レーナ
レーナ

続きは次回!

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