
イタレリより発売されています、戦闘爆撃機型のフィアットCR.42ファルコを作っていきましょう。

前回は機内を組んだ。
今回は主翼上部周りを除く残りの部品を組んでいこう。

ありゃ、今回で組み立て終了しないんだ。

相変わらず上面主翼や支柱の合わせに筆者が苦戦しているようで。
まだそちらは紹介できる状態ではないようです。
加えて他のキットに手を出し始めたり……。

とりあえずその手前まで今回は紹介する感じだ。
それでは作戦を再開する。
部品確認


とりあえず現時点での部品を確認。
支柱類は似たような形の異なる部品が多いので、まだ切り出していません。

支柱が多いだけで、それ以外の部品は意外と少ないんだよね。
ここでは写っていないけど、風防パーツも1パーツだけだし。


とりあえず胴体の合わせ目を整形して、下主翼や水平尾翼、機首パーツを取り付け。
機首の機銃は本体取り付け前に、ピンバイスやデザインナイフで銃口に凹みをつけるといいだろう。
機銃パーツが外装と一体成形で負荷がかかりやすいので、できれば本体に取り付ける前にやっておきたい。
銃身をピンセットでつまみながら作業するなどすれば、よりやりやすいだろう。

普通に穴を開けようとするとピンバイスの力に負けてグニャグニャするからね。
開けづらいだけならともかく、折れそうになったり。


主翼下面付け根にあるこの部品。
キットの説明書では28B番パーツを右主翼に、29B番パーツを左主翼にセットする指示が出ています。
ただ実際の部品形状的に、おそらくこれは逆ですな……。

逆のほうがしっくりくるので、今回は指示とは逆に取り付けてしまおう。
28B番を左に、29B番を右に取り付ける。
エンジン周りの組み立て


続いてエンジン周り。
前身となったCR.32は液冷式でしたが、このCR.42は空冷式となっています。

排気口が開口済みなところは評価ポイントだね。
ここは近年のキットでも省略されることが多いというか。

前回も触れたけど、プロペラスピナーは塗装に合わせて選択式。
今回はDパターンの塗装で、これのみ1パーツタイプのスピナーになる。

説明書だとAパターンもなんか独立しているような……。

どうやら塗装パターンが独立しているだけですな。
なのでこの時点では気にしなくてよいかと。


このエンジン周り、外装部分と内部パーツを互い違いに挟み込むような構造となっている。
全部くっつけると塗装の際に不便なので、今回はカウリングの6A番・32B番・33B番パーツのみ接着する形にした。

なんかその32番パーツと33番パーツの向きがわかりにくいんだよね。
内部の凹みでエンジンパーツの凸ピンと噛み合うみたいなんだけど。

というよりここも先ほどの主翼裏同様、説明書と逆の指示にした方がしっくりくるような……。


実は筆者が裏でこのキットの派生品である、ドイツ軍仕様のCR.42を並走させているんだけど……
そちらではこのカウリングパーツの配置が今回のイタリア軍仕様とは逆になっている。
画像の左側が今回のキット付属の説明書。
右側がドイツ軍仕様付属の説明書だ。

ドイツ軍版は32B番パーツが斜め上側に、33B番パーツが斜め下側に来る感じだね。
内部の凹凸的にはこっちの方がエンジンとうまく噛み合うから、この方式でいこうかな。

両部品とも似たような見た目の部品でわかりにくいですな。
パーツ内側に真上を向く箇所の印でも彫っておきましょう。


ちなみに気になって先ほどの主翼下面部分のパーツも確認したところ……
やはりこちらもドイツ軍仕様版では今回のとは逆の指示が出ていた。
左が今回のイタリア軍仕様のもの。
右がドイツ軍仕様のもの。

ええっと、さっきのカウリングも含めて今回の指示とは逆で大丈夫そうってことかな?

ドイツ軍仕様の方が後発のキットのようですな。
そちらで修正された……と解釈しておきましょう。
今回の戦果


戦闘爆撃機ということで、今回のキットには爆弾が付属します。
主翼下面に凸モールドがあるので、そこに投下装置を接着する感じですな。

羽布張り表現のため、主翼は投下装置周り含め凸凹している。
接着面が浮くと困るので、その部分だけ羽布張りの凸を削って均しておいた。
残りは支柱と上主翼だけど、前述通り筆者が盛大に苦戦しているのでこの時点ではまだ出来上がっていない。
なので今回はここで中断。
でき上がり次第続きを紹介しよう。

できなかったら?
「出来ませんでは良心がない」とか言っておいた方がいいかな。

できなかったら代打のキット紹介になるだろう。
どちらが来るかは今後の筆者次第だね。

筆者の運命やいかに……。