
サイバーホビー・ホワイトボックスシリーズにラインナップされています、ドイツ軍キューポラを増設した鹵獲T-34中戦車を作っていきましょう。

前回は残骸を組み直して塗装直前まで進めた。
今回は塗装とマーキングになる。

ようやく塗装に。
完成間近かな。

ここ数日で一気に進んでいますが、それまでこのキットは10年以上放置されていたわけで……。

筆者の手持ちAFVの中でも比較的古参だったはずだ。
それでは完成を目指し、作戦を再開する。
塗装図の確認


このキットに収録された塗装は2種類。
共に迷彩パターンは同一で、車体下面に元のソ連軍が塗っていたロシアングリーンが残っているかの違いですな。

付属マークは3枚の鉄十字で、内使うのは2枚だけだね。
……そういえば塗装は大戦後期のドイツ軍でよく見られる3色迷彩だけど、塗装図によるとこの車輌は1942年時のものらしいね。
塗装パターンがダークイエローベースになるのは1943年2月からだったはずだけど、これはどうするのかな?

近年の研究ではアフリカ戦線向けの塗装で東部戦線に送り込まれた車輌があるような情報が出ているみたいだけど……
今回は3色迷彩で進めてしまおう。
所属部隊も不明だし、もしかしたら42年ではなく43年の車輌かもしれない。
それならこの塗装で問題ないわけだ。

本音をいうと筆者があれこれ考えたくないようで……。
今回は指定通りの塗装にしてしまいましょう。
下地の塗装


手始めに下地から。
唯一金属パーツである後部フェンダーにガイアノーツのマルチプライマーアドバンスを最初に筆塗りしてから
- 車輌上面→クレオスのMr.マホガニーサーフェイサー1000
- 車輌下面→クレオスの水性サーフェイサー1000ブラック
と吹き付けていきます。

今回は下地が2色に。

どちらかに合わせてもよかったのですが、筆者の気まぐれで今回は2色の下地を使ってみました。
筆者は大体下地に関しては
- 白や黄色などの明るい色の発色優先→白
- 航空機模型や捨てサフ→グレー
- ダークイエローやレッドなど暖色系塗装→マホガニー
- それ以外の暗色・寒色など→黒
のパターンが多いですな。
今回は上が黄色、下が緑なので下地もマホガニーと黒に。
本体色の塗装


続いて本体色。
- 下面のグリーン→Mr.カラーのロシアングリーン4BO
- 上面のダークイエロー→ガイアカラーのダークイエロー2
ですな。

下のグリーンはソ連軍のグリーンだから、ロシアングリーンなわけだね。

筆者は在庫にしていたロシアングリーン2と迷ったようだけどね。
4BOはやや黄色っぽく、2のほうはやや青っぽい。
前者のほうが最近の塗料で実物に近そうだけど、塗装図は青っぽい印刷だから後者のほうがそれらしくなったかもしれない。

ダークイエローも黄色みの強い1のほうがそれらしくなったかもしれませんな。
実物では大戦後期になるにつれて白っぽくなったと言われていたような……。

ただ筆者は2の色合いが好みなようでね。
1は黄色みが強すぎるように感じたみたいだ。

塗装図だとダークイエローは水性ホビーカラーのH403って書いてあるね。
そんな番号の塗料なんてあったっけ?

どうも水性ホビーカラーの400番台は存在するようですが、2025年11月現在は日本国内で流通していないと聞いた気が。
迷彩色を塗る


続いて迷彩。
ここはいつも通りガイアノーツのオリーブグリーンとレッドブラウンを塗っています。
どちらか先かは不明ですが、筆者はいつも先にグリーンから塗っていますな。
今回もその通りに……。

塗装図は左側面と前後面のみの掲載だね。
掲載されていない右側面や上面は適当に……。

昔の筆者はこういうのでもどうすればいいのか迷ったようだ。
おそらく実物の写真とかも一方向分しか残っていなかったから、こんな形なのだろう。
今回の戦果


その後は筆で細かい部分を塗り分けて、先ほどのデカールを貼り付け。
塗り分け箇所もデカールも少ないので、あっという間ですな。

マークは凸凹した鋳造肌や視察孔の部分に貼る形に。
デカール軟化剤があるといいかな。

今回はここまで。
次回はウェザリングを行い完成に持ち込もう。

続きは次回!





