
ソードより、レジアーネRe.2002戦闘爆撃機を作っていきましょう。

前回は塗装とマーキングを行い、イタリア軍所属機とドイツ軍所属機に分かれた。
今回はその2機にウェザリングを施し、完成させよう。

無事2機とも完成だね。
同時製作だったから、今回は少し時間がかかったけど。

記事にはしていませんが、筆者が脚カバーパーツを紛失。
しばらく捜索に時間を使うなどしましたな。

少々捜索が難航したものの、無事部品は見つかったので安心してほしい。
それでは作戦を再開しよう。
ウェザリング!


手始めにウェザリング。
いつものスミ入れ兼ウォッシング・銀の塗装剥げ・排気管汚れですな。

相変わらずのやつだね。
今回も排気管は
「タミヤエナメルのスミ入れ用ブラウン+タミヤウェザリングマスターBセットのスス」
かな?

そうですな。
薄めた茶色を塗ることで、主張しすぎない錆状態の排気管になります。



後は水性のつや消しクリアーを吹きつけ、マスキングを剥がして完成です。
イタリア機でよく見られる風防後部に隙間が開いたファストバック風防なので、少々内部に吹き込んでいましたな。

一度剥がして内部をふき取ってから再接着している。
今回は吹き込み量が多かったのか、完全にはふき取れていないんだけどね。

とりあえずこれで完成。
以下ギャラリーだよ。
まずはイタリア軍所属機から。
ソード レジアーネRe.2002アリエテ(最終シリーズ) 完成!






オリーブグリーンの上面にグレーの下面。
見慣れたイタリア機だね。

直近でスーパーモデル製を作ったばかりですな。
比較は後にしましょう。
続いてドイツ軍所属機を。






おなじみRLM70と71によるスプリッター迷彩。
Re.2002は大戦後期以降の戦闘機爆撃機だけど、グレー系ではないみたいだね。
これは低空での地上攻撃を視野にいれたからかな?

主にドイツ軍ではフランスでの対レジスタンス攻撃に使われたとか。
ただこの機体は塗装図によると、イタリアのミラノにいた機体のようだ。


両者並べて。
このキットを2個購入する人はなかなかいないかと。

簡易インジェクションだからそこそこの値段するし。
筆者は9年前にセール品を購入したみたいだけど。

「セールなど値段で衝動買いしたキットはだいたい長期積みプラになりがち」
画面の向こう側にいる君たちの中にも、心当たりのある人はいるだろう?



ここからは比較。
まずは前述したスーパーモデル製のRe.2002から。
あちらは厳密には元イタレリ(旧イタラエレイ)のキットのようですが。

スーパーモデル製はやや風防が大きくて、ソード製はやや胴体が太く感じる。
モールドは前者が凸モールドなのに対して後者は凹モールド。
スーパーモデル製は古いものの、爆弾が付属するのがポイントだ。
残念ながらソード製は付属しない。

イタリア軍の航空爆弾、別売り品を探したけどなかなか見つからないなぁ……。



続いて同じソード製のレジアーネ社戦闘機、Re.2000と。
風防が似ているGA型を用意してみました。

よく見ると窓枠の形とかが少し違うんだよね。
大きく変わったのはエンジンだけど。
Re.2000は寸胴感があって、Re.2002では空気抵抗を減らすために細長くなっているという。


ソード社製の、通常のRe.2000と合わせて。
同社のレジアーネ戦闘機はこれで4つになりました。

主力にはなれなかったマイナー機だけど、見た目は整っていて結構かっこいいんだよね。
エンジンの信頼性とか複雑な構造が敬遠されただけで、性能自体は良かったみたいだし。

ソードからは他にもレジアーネシリーズは発売されているようだ。
どうやら過去にはそのレジアーネシリーズ6機をセットにした商品もあったとか。
作ってみた感想のコーナー


いつもの簡易インジェクションだね。

筆者の感想としては……
- 古いスーパーモデル製と比較すると近年のものだけあって凹モールドになっているなどディティール面は細かめ
- あからさまに部品が合わないとかそういうところは少ない。軸とかを打って補強する必要があるぐらい
- 簡易インジェクションらしく部品の位置決めに迷う部分がある。挟み込むコクピットや、受け部分のないエンジンなどが今回のキットの悩むポイント
- 戦闘爆撃機であるものの爆弾パーツが付属しない。ここはスーパーモデルに比べるとマイナスポイント
といった感じ。
ものすごく簡単……というわけではないけど、極端に難しいわけでもないキット。
エッチングやレジンなどの異素材がないので接着とかはしやすいほうだ。

キットによってはレジンやエッチングパーツを無駄に使いまくって作業性に難ありなものもありますからね。
このキットではそういうのは見られませんでしたが。

風防なんかもちょっと隙間ができたぐらいだったよね。
メーカーやキットによっては見た目は綺麗なのにまるで合わないのがあるけど、今回はそれもなかったという。

AZモデルの九七式軽爆撃機の悪口はそこまでです。

今回はここまで。
筆者の作業に記事が追いついてしまっているので、次回は未定だ。

原作漫画に追いついたアニメみたいに、総集編を流すことはしないのでご安心を。

続きは次回!
この記事で作っているキット