模型大隊戦闘日誌、始まるよ!
前回は連続で作っていたハセガワのMe262B-1a/U1が完成しました。
今回は……。
前回のキットは少し古いものだった。
今回はAFVの少し古いキットを作ってみよう。
古い製品……
また中古品店で確保してきた品物かな?
今度のは長年ユーザーから愛されている定番品だ。
今回のお題 M41ウォーカーブルドッグ
今回作るのはこちら。
タミヤMMシリーズより
M41ウォーカーブルドッグだ。
枢軸国びいきの筆者が珍しくアメリカ軍の戦車を。
しかも大戦後の戦車ですな。
大戦後の米軍戦車は基本的に筆者の守備範囲外なんだけど……
どうもキットとして気になったらしくてね。
今回購入・紹介することになった。
気分転換にはなりそうですな。
M41ウォーカーブルドッグとは?
これは第二次世界大戦直後にアメリカのゼネラルモーターズ社が開発した軽戦車だ。
ウォーカーブルドッグという名称は朝鮮戦争中に事故死した「ウォルトン・ウォーカー中将」と彼の愛称である「ブルドック」から来ている。
アメリカ軍の戦車は基本的に軍人由来の名前が多いんだよね。
大戦期の車輌は英軍が付けた名称で米軍の正式名称ではなかったようですが。
当時米軍が装備していた軽戦車はM24チャーフィー。
これの後継車として、まずT37の名称で1946年ごろに開発がスタートした。
T37はフェイズI、II、IIIと呼ばれる3つの試作車が完成。
この内のフェイズIIに改良を施し、T41と名称を改めた。
このT41が後のM41となる。
T37にT41……
なんかソ連戦車みたいな名称。
ハイフンが入るか否ですな。
開発中の1950年に朝鮮戦争が勃発。
先ほど名前の出てきたM24チャーフィー軽戦車もこの戦争に投入されるものの、北朝鮮軍の装備するソ連製戦車T-34/85の前では火力も装甲も不足していた。
なので当時まだ正式採用されていなかったT-41の初期生産車がテストも兼ねて戦争へ投入される自体に。
元々軽戦車で中戦車に戦いを挑むことが……。
あっ、でも軽戦車に負ける中戦車なら知っていr
チハは歩兵支援が本業ですので……。
実戦試験の結果、砲塔に装備した照準用の測距儀の不具合などが判明。
これを従来式に改め容積を拡大した新型砲塔に載せ代えた。
この形式がT41E1と名称を与えられ、1953年にM41ウォーカーブルドッグとして正式採用された。
測距儀?
目標との距離を測るものの一種のようです。
軍用としては元々軍艦とかで艦砲の着弾観測に使ったようですな。
ただ戦車の砲塔に装備したものは主砲との距離が近く、砲撃の振動で簡単に狂ってしまうという欠点があったとか。
米軍車輌ではM41とほぼ同時期に登場したM47パットンなんかで見られますな。
開発はゼネラル・モーターズ社だったけど、生産は傘下のキャデラック車。
エンジンや砲架を改良するなどしてM41A1~A3のバリエーションも展開。
最終的に5500輌ほどが生産されたという。
キャデラックが好きだ。
キャディがお好き?
結構。ではますます好きになれますよ。
戦後アメリカ軍やその他多数の国で使われたM41ウォーカーブルドック。
タミヤの古参キットで作ってみよう。
中身を確認しょう
それでは箱の中身を確認しよう。
箱を開けるとこんな感じ。
タミヤMMシリーズの古参らしく、箱は小さめだったね。
プラパーツはこんな感じ。
車体上下に砲塔上下、それとランナー3枚が付属する。
部品は少なめですな。
その他
- ポリキャップ
- 履帯
- デカール
のセット。
履帯は旧製品らしくポリ製の焼止め式だ。
あっ、日本の国旗が。
このキットでは陸上自衛隊の車輌が作れるんだ。
詳しくは後述。
紙媒体は和洋2種類の説明書とTech Tips!
いつものメンツだ。
旧製品は説明書が2種類含まれているのが特徴ですな。
塗装は3種類。
日本の陸上自衛隊が2種類とアメリカ軍が1種類となっている。
アメリカ戦車だけど、寧ろ陸上自衛隊がメインになっているような。
このキットの発売は1975年。
M41は自衛隊にも1961年から1983年の間に配備されています。
ちょうど自衛隊で現役時に発売されたキットなんだ。
今回は日本の国旗が特徴的な自衛隊Aパターンで仕上げる予定だ。
次回に続く
今回はここまで。
次回から組み立てていく。
部品は少なそうだし、すぐ形になるかな。
車体がモーターライズ時代の流用品なので、側面の穴などが気になりますな。
普段筆者があまり作らない戦後戦車。
どのような仕上がりになるか楽しみにしてもらいたい。
続きは次回!
この記事で紹介しているキット
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