模型大隊戦闘日誌、始まるよ!
前回は筆者が先日購入した、アカデミーのT-34/85が無事完成しました。
今回は……。
先日補給した塗料のおかげである航空機が作れるようになった。
今回はそれを紹介しよう。
また飛行機模型に……
最近多いね。
そろそろガンプラ辺りを作りたいのですが……
筆者のガンプラは大半が仮組み状態で放置。
箱を処理できる航空機を作ったほうが、物理的に場所が空くので……。
今回のお題 ハセガワ ユンカースJu88A-4(フィンランド空軍)
今回作るのはこちら。
ハセガワより
ユンカースJu88A-4(フィンランド空軍)
だ。
ここ最近多いフィンランド空軍。
今度は爆撃機だね。
Ju88に関しては以前タミヤ(イタレリキット)のC-6型を組みましたな。
ユンカースJu88とは?
この航空機は第二次世界大戦期に活躍したドイツの爆撃機だ。
戦間期の流行りであった「戦闘機を振り切れる高速爆撃機」のコンセプトで開発された機体の1つでもある。
いままでに何回か触れていますが、そのコンセプトは大戦中に通用しなくなりますけどね。
ただ同時期に主力として活躍していたハインケルHe111に比べれば損害が少なく、急降下爆撃(実際は緩降下爆撃)も可能なこともあってバトル・オブ・ブリテン以降は代わって主力爆撃機の座を掴み取っている。
後には双発機ゆえの航続距離や搭載量を生かして駆逐機・夜間戦闘機の主力としても使われるようになった。
いろんな用途で使われていたんだね。
今回作るのはJu88のA-4型。
様々な用途に使われたJu88だけど、A型は基本の爆撃機型。
A-4型は主翼を延長し、エンジンを換装しているのが特徴だ。
主翼の延長により原型のA-1型より重量が増しているものの、エンジン換装により速度はむしろ上がっているようだ。
キット付属の説明書によると、最大速度は440km/hって書いてあるね。
他の機体同様、Ju88もドイツの同盟国である枢軸各国で運用された。
今回作るのはフィンランド軍所属の機体。
ドイツからA-4型を24機を購入したとのこと。
フィンランド空軍って戦闘機のイメージが強いけど、きっちり爆撃機もあるんだね。
ソ連から鹵獲したツポレフSBにペトリャコフPe-2、イギリスから買ったりライセンス生産したブリストル・ブレニムなどがあったとか。
ドイツからはJu88の他、Do17がありますな。
幅広い用途で使われたドイツの爆撃機ユンカースJu88。
本来の爆撃機型であるA-4型を、フィンランド軍仕様で作ってみよう。
箱の中身を確認しよう
とりあえず中身を確認。
大元のキットがハセガワE帯にラインナップされているものなので、箱も中身もE帯の中型双発機ぐらいのものだ。
まずは通常のプラランナーから。
そこそこの数となっている。
2023年8月現在、ハセガワのJu88はA-4型とG-6型がE帯の定番品となっていますが……
今回のフィンランド軍機同様、今までに派生種が何種類も限定生産されています。
それらの再現のためか、ランナーも細かく分割されていますな。
その他パーツはポリキャップとクリアーパーツ。
爆撃機らしくクリアーパーツが多めだ。
さすがに戦闘機に比べると難易度が上がりそうかな。
付属デカールはこんな感じに。
例によってハカリスティの国籍マークは端っこに印刷されている。
デカールの日付は2008年12月……
約15年前だね。
限定生産品なら再販していないからこの日付で間違いないはず。
付属の説明書。
フィンランドのJu88に関する記述もある。
もらったり奪ったりなフィンランド空軍機。
これは当時同盟関係にあったドイツから購入したものだったね。
塗装は3種類。
いずれもフィンランド軍第44爆撃隊の所属機。
1番と2番はフィンランド軍迷彩に塗り替えられたもの。
3番は元のドイツ軍迷彩の上から国籍マークだけ替えたものとなっている。
今回はせっかく補充した塗料を使いたいので、フィンランド迷彩のどちらかになる予定だ。
一部部品の選択がありますな。
どちらにするか考えておかないと……。
次回、製作開始!
今回はここまで。
次回から作業開始となる。
爆撃機だから時間がかかりそうだけど……
クリアーパーツが前側に集中しているのが救いかな?
搭乗員区画が機首に集中していますからね。
筆者は先日塗料補充の際に元のドイツ軍版Ju88A-4を見つけたみたいだけど……
このフィンランド軍仕様のことを思い出して珍しく諦めたようだ。
手間がかかるので、ここで購入したら積み山の肥やしになる可能性が……。
今回のも中古で購入して7、8年放置しているわけですし。
作ったらそれはそれでなんか理由つけて買いそうな。
ハセガワのJu88は他にC型が積みにある。
それの下見も兼ねて、どんな内容なのか確かめることになるだろう。
続きは次回!