
スーパーモデルのフィアットG.55Sシルランテ戦闘雷撃機を作っていきましょう。

前回は塗装とマーキングを行った。
今回は仕上げのウェザリングを行い完成させる。

先日開設から6年が経過したけど、これで7周目最初の完成品に。

前年度もそうですが、残っているキットが組みにくそうなものばかりです。
完成品の数は徐々に落ちていくかと。

簡易インジェクションのマイナー機とか、需要あるのかな?
中古で購入した謎キットも。

それも考えて数年前までは合間用に多数キットを買い足していたけど……
それではいつまで経っても積みは減らない。
とにかく、G.55Sを完成に導こう。
作戦再開だ。
いつものウェザリング


とりあえずいつものウェザリング。
スミ入れ・銀剥げ、排気管汚れを施して済ませてしまいます。

イタリア機はあんまり塗装が剥がれているイメージがないから、銀剥げは控えめに……
明るい色合いで、銀色が目立たないというのもあるけどね。

排気管の錆びは今回タミヤエナメルのスミ入れ用ブラウンを使ってみた。
明るい機体色なので、錆び色だけで排気管部分を塗りつぶすのは難しかった。
なので排気管下地も焼鉄色で塗装済みだ。

一時期の筆者は排気管の塗り分けが面倒だったから、いきなり錆び汚れを施していたんだよね。

航空機の場合、戦車と違ってあまりボロボロだと違和感を感じてね。
飛ぶのか怪しく見えるというか。
完成へ……


最後に資材を定着させるため、つや消しクリアーを吹きつけ。
風防のマスキングを剥がして完成です。

軽快そうな本体と、重そうな魚雷のギャップが目立つね。
以下、ギャラリーだよ。
スーパーモデル フィアットG.55S(シルランテ) 完成!






なんかMC.205ヴェルトロにそっくりなんだよね。
エンジンが同じ機首はともかく、ファストバック式の風防周りとか。

並べて比較してみましょう。


というわけでMC.205ヴェルトロと。
あちらもちょうど同じスーパーモデル製ですな。
厳密に言うと、今回のG.55Sは現イタレリ製品が大元のようですが。

並べて比較すると、G.55のほうがちょっと大型で太い見た目。
はっきりわかるんだね。

これにレジアーネ社のRe.2005サジタリオを加えた3機を「セリエ5」と呼ぶ。
いずれもイタリア王国の降伏直前に登場、むしろRSIやドイツ軍で使われたのが目立つね。

こうなると残りのRe.2005が欲しくなるという。

筆者の積みにありましたな。
確かRSモデルズの簡易インジェクションだったような……。

また簡易。
筆者の精神が壊れるなぁ。
作ってみた感想のコーナー


戦闘雷撃機という、珍しい機体だったね。

筆者の感想としては……
- 部品の合いは主翼と胴体の間に隙間ができるぐらいで、古いキットであるもののそこまで悪くない
- 珍しいG.55の、さらに珍しい戦闘雷撃機型の立体化
- 主翼下や魚雷周りなど、補強が難しい細かい部品のイモ付けが多め。引っ掛けて折ったり紛失したりしないように注意を
- かなり古いキットが大元なのでコクピット内は座席のみ。気になる人は自作を
といった感じ。
異素材や水転写式デカールだったこともあり、以前のヴェルトロに比べればまだ組みやすかった気がするとのこと。

大元は当時アリプラストという名前だったイタレリのG.55チェンタウロだとか。
どうやら同社の第一号キットだったようで。
その割には、筆者がそこまで苦戦している様子はなかったですな。

Bf110とか、むしろ後発のイタレリキットのほうが苦戦しているように見えたね。
あっちは風防を合わせるのに苦戦したけど、今回のG.55Sは風防がそこまで悪くない合いだったような。

イタレリ製品は時々異様に組みにくいキットが混ざっていますからね。
筆者が航空機模型素人時代に遭遇した、同社のMC.202フォルゴーレがトラウマになっているだけかもしれませんが。

そのキットはまだ残骸が残っているらしい。
筆者の気が向いたら、パーツを確認してそのうち登場するかもしれないね。
一方スーパーモデルのキットも組みかけ品がいくつか放置されている。
こちらも手が開いたら復活・紹介するかもしれない。

需要があるのか不明だけど。
というかスーパーモデル自体がどうなっているのか情報が錯綜しているんだよね。
残っているのか消えたのか……。

いくつかの製品は現在イタレリから発売されているという情報がありますな。
直接確かめたわけではないので、定かではないですが……。

今回はここまで。
次回はまた別のキットを紹介予定だ。
筆者の作業速度が落ちているので、具体的にどのキットになるかは不明だけどね。

次回も、お楽しみに~。