
イタレリのフィアットCR.42ファルコを作っていきましょう。

前回は支柱を取り付けて組み立てを終えた。
今回は塗装とマーキングになる。

ちょっと筆者の作業速度がまた落ちてきたかな。

……どうも諸事情で今後は少し更新速度が落ち気味になる可能性が高いとか。

ともかく、作戦を再開しよう。
塗装図の確認


このキットに収録された塗装パターンは4種類。
いずれも北アフリカ戦線の機体になりますな。

塗装によって部品は選択が必要なので、後から変更は出来ない。
今回は予定通りDパターンの塗装でいこう。
下地の塗装


手始めに下塗りから。
- 風防の下塗り→Mr.カラー308番のグレーFS36375
- 全体の下塗り→クレオスのMr.サーフェイサー1000
- 胴体の白帯・プロペラ→Mr.カラーのグランプリホワイト
ですな。

キットだと白い部分はFS37385って書いてあるね。
筆者の手持ちになんかなかったっけ。

筆者の手持ちにはMr.カラー316番、ホワイトFS17875がありますな。
「1」7875ですが、どうもこのコードの上1桁はつやの有無の違いらしく、下4桁で表されている色調は一致しているようで。

ただFS17875もグランプリホワイトも些細な違いなので、今回は今までのイタリア機に使っていた後者を使用。
こちらの方が若い番号の塗料で補充をしやすいというのもある。
下面の塗装


白帯部分をマスキングして、下面を塗装。
使用した色は今までのイタリア機同様のMr.カラー306番、グレーFS36270です。

キットのFSコード指定は36440。
これも筆者の手持ちではMr.カラーの325番、グレーFS26440があったね。
過去作だとフィンランド軍機によく使っていたけど。

36270はやや青っぽく、26440はやや黄色っぽい感じだ。
筆者はイタリア機の下面色は青っぽいイメージなので、こちらも従来の塗料を使用している。

キットによってはドイツ軍向けのライトブルーをイタリア機の下面色に指定しているものもありますな。
筆者からすると、あれは逆に青すぎるように感じるみたいですが。
上面色・迷彩の塗装


その後は下面のマスキングをしたり、カウリングを仮留めしつつ上面色を塗装。
こちらはFSナンバーの指定がありませんな。
いつも通り、タミヤラッカーのNATOグリーンでも塗ってしまいましょう。

キットの指定だとモデルマスターのアクリル塗料番号、MM4734って表記されているね。
とりあえずオリーブグリーン系の色で済ませて……。


そのままブラウンの迷彩。
Mr.カラーのレッドブラウンでも吹き付けてしまいましょう。
……少々イメージしていたものと異なるようにも見えますが。

こちらはキットではFS30117とコード指定がある。
国産塗料ではこのコード色はないみたいだけど、海外製塗料ではいくつかあるみたいだね。


調べてみるとやっぱり赤茶色系というか。
もう少し明るめの色ならボックスアートのイメージに近くなるかも。

ボックスアートですとブラウンというよりサンドイエロー系にも見えますからね。
日差しの当たり方でそれらしく見えていると解釈しますか。
細部の塗装


その後は残り箇所の塗装。
- 金属部分の下塗り・爆弾部分の塗装→Mr.カラーGXのウイノーブラック
- 排気管→Mr.カラーの焼鉄色
- エンジン→Mr.カラーの黒鉄色
ですな。

いつもは下塗り段階で一緒に塗るのに、筆者は忘れていたかな?

カウリング周りで、当初はエンジンを一緒に組み込みながら塗るつもりだったらしい。
構造上エンジンでカウリングパーツを支えるように見えたからね。
実際のところエンジン抜きでもカウリングを本体と一緒に塗れたので、結局問題なかったというやつだ。
細部の塗り分けとマーキング


ここからは細部を筆で塗り分け。
とはいっても翼端灯やタイヤなど、極小面積ですが。

あんまり塗り分ける場所がないんだな、これが。


そのままマーキング。
キット付属のデカールはこちら。
主翼の国籍マークは下地が透明なものと白いものがありますな。

白地のものは塗装図Aのサンド色の機体だけで使い、残りのグリーン地の機体では透明地のマークを使用する。
片方が余るので、それは予備にするか別の機会にでも使おう。

しかし随分汚れているなぁ。
大丈夫かな?

何せ中古品ですからね。
初版物だと考えると、刷られてから15年近くは経過しているはずです。
イタレリキット付属のデカールは優秀なので、おそらく問題ないとは思いますが……。
今回の戦果


貼り付けるとこんな感じに。
尾翼の十字マークは少々長いので、後でカットすると良いかと。

キット表面は羽布張り表現で凸凹している。
デカール軟化剤もあるといいだろう。
今回はここまで。
次回はウェザリングや組み立てをして完成予定だ。

続きは次回!