タミヤ・ICMのフランス装甲車、パナール178/AMD35を進めていきます。
前回は塗装やマーキングが済んだ。
今回はウェザリング作業を行って、完成させよう。
今月2個目の完成かぁ。
前回、筆者がまた積みを増やしました。
なので差し引き1個の積みが減ったことになりますね。
タミヤのキットだから、すぐに作れると思っているのだろう。
タミヤエナメルでのウェザリング
まずは手始めにウォッシング兼スミ入れ。
埃っぽさを出すため、タミヤエナメルのバフを使います。
部分的にスミ入れ用のブラウンも使用。
溶剤で薄めたものを塗って、更に溶剤で拭き取る。
詳しくは過去記事を……。
その後はドライブラシ。
今回はグレー系の塗装なので、ニュートラルグレーを使うよ。
これも過去記事を……。
チッピングと雨だれ
続いてチッピングと雨だれを。
チッピングはクレオスのウェザリングカラー。
それのグランドブラウン。
角の部分にチョコチョコと……。
面倒に感じる人は、ドライブラシ感覚で装甲の角に擦り付けるだけでもOK。
先にドライブラシしたグレーが縁に残るようにするとそれらしくなるよ。
雨だれは今回ウェザリングライナーで。
ライナーで軽く色を乗せた後、ウェザリングカラー溶剤で伸ばしてやります。
これも過去記事参照……。
そのうち改めてライナーのレビューを行いたいところ。
というか、筆者がもう一度ヴェスペを作りたがっているよ。
錆とオイルと鉤十字
錆とオイルと鉤十字……
新しいラノベかな?
最近のラノベはあらすじを長々とタイトルにつけるのが流行りのようですよ。
……そんなことよりウェザリング作業ですな。
ウェザリングの前にやり残したことがあるので、それを。
本車輌は背部に友軍からの誤爆防止か識別用の鉤十字を直接描いている。
これは水性ホビーカラーのつや消しホワイトで手書き。
塗料を薄めすぎるとモールド部分から余計なところに流れるから注意だよ。
作業後はウォッシング塗料などで馴染ませて……。
その次はオイル染み。
タミヤエナメルのフラットブラックとクリヤーオレンジの混ぜ物を撒いて……。
こちらも過去記事にまとめていますな。
それと錆汚れ。
こちらも過去記事を参照に……。
車体下部のウェザリング
車体上部のウェザリングが終わりましたので、ここからは足回りに汚れを。
まずはウェザリングカラーのグレイッシュブラウンを塗りたくります。
半乾きの間に筆や綿棒で叩いてぼかして……。
ウェザリングカラーが半乾きのうちに、続いてタミヤのウェザリングマスターAセット。
これを擦りつけて砂埃を再現。
これもドライブラシ感覚で……。
筆者曰く
「足回りをどう汚すか迷ったらとりあえずこの2つ」
とのこと。
つやを消して完成
最後にタミヤアクリルのフラットクリヤーを吹き付けてつや消し。
これで完成ですな。
タイヤ類は非可動なので瞬間接着剤で接着。
各ハッチはピットマルチ君で開閉を選択できるようにしているよ。
それでは完成品のお披露目といこう。
以下、ギャラリー。
タミヤ パナール178/AMD35 完成!
内部をこうしてみると、時間をかけた甲斐がありましたな。
厳密に言うとドイツ軍鹵獲車だから、AMD35というよりはP204(f)と呼んだほうがいいかもね。
続いて同じくフランス製の4輪車、シトロエン11CVと。
ドイツ軍はプロパガンダ映像の軍事大国なイメージとは裏腹に、兵器不足には常に悩まされたようだ。
なのでこのように他国製装備も積極的に取り入れている。
パナール178/AMD35は電撃戦に不向きなフランス戦車達とは違い、装甲車として必要な性能はあったみたいだね。
作ってみた感想のコーナー
極端な組みにくさもなく、内部再現キットではあるものの部品点数は少なめ。
良いキットなんじゃないかな?
ハッチを全部閉めて、内部パーツの組み立てを省略すればもっと早く組みあがるかも。
元になったICM製品よりも値段が安く、おまけパーツも付く等お得なキットと言えますな。
今回は使いませんでしたがフランス軍・ドイツ軍双方のマークが付属するので、他の車輌と組み合わせて楽しみやすいところも好ポイント。
発売したのが2018年1月。
タミヤ純正品ではないので、2021年4月現在は手に入りにくいのが難点かな。
元になったICM製品も気になるところ。
調べるとICM純正のキットはいくつかバリエーションがあるようですな。
その内、鉄道型はタミヤパッケージでも発売されているようです。
筆者も気が向いたらそれらを購入するかもね。
その前に積みを減らすべきだけど。
とりあえず今回はここまで。
次回はまた別のキットに手をつけることになるだろう。
次回も、お楽しみに~。
この記事で作っているキット
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