模型大隊戦闘日誌、始まるよ!
前回はフジミのメッサーシュミットBf110が無事完成しましたな。
今回は何やら戦車のようですが……。
以前から作ろうとしていた、あの戦車模型を紹介しよう。
筆者があれこれ違うジャンルのものを挟んでいたから、少し遅くなってしまった。
何か存在を匂わせていた、あれかな?
これは最近作ったものに似たようなものが出てくるパターンですな。
今回のお題 イタレリ ティーガー(P)
今回作るのはこちら。
イタレリより
ティーガー(P)だ。
商品名はVK4501(P)タイガー・フェルディナントとなっているけど、ここではティーガー(P)の名称で統一する。
以前から少し話していた、イタレリ版の試作型ポルシェティーガーだね。
この前はアミュージングホビー製品を組んだわけだけど。
イタレリ版はここの黎明期に購入して、それっきりになっていたという。
アミュージングホビー版は更に開設以前の購入品です。
ティーガー(P)とは?
この戦車は第二次世界大戦期にドイツのポルシェ社が開発した試作重戦車だ。
先月にもアミュージングホビーから発売されている同型車を組んだから、そちらも参考にしてほしい。
1937年頃からヘンシェル社が陣地突破用の戦車をいくつか試作
↓
それらの車輌計画が拡大して最終的に1941年5月ごろ、新型の45t級重戦車計画となりポルシェ社とヘンシェル社で開発スタート
↓
直後のソ連戦で遭遇したT-34の影響もあり開発は急ピッチで進み……
……ってやつだよね。
んでヘンシェル案がVK4501(H)、後のティーガーI。
対するポルシェ案が今回のVK4501(P)、いわゆるティーガーP・ポルシェティーガーだね。
ポルシェ案は斬新な
- 縦置き式のトーションバー
- ガス・エレクトリック方式の動力
などで戦車における様々な問題を解決しようとしたものの、これが上手くいかず。
結果的にヘンシェル案が採用、ポルシェ案が不採用といった形になりますな。
以前組んだのは2018年に新発売されたアミュージングホビー製品。
今回作るイタレリ製品は2019年に発売されものだけど、実際は90年代に発売されたものの再販のようだ。
先輩キットで再びポルシェティーガーを作ってみよう。
箱の中身を確認しよう
それでは早速開封。
中身はこんな感じ。
おなじみのメイド・イン・イタリーな袋だね。
筆者は手で開けにくい袋というところが気になるみたいだけど。
袋を開けるとランナーが3枚。
成型色はジャーマングレーだ。
一番左のAランナー。
これはポルシェティーガー以前に発売された、エレファントのものを流用しているみたいですな。
ポルシェティーガーには不要な部品があるので、多少余剰パーツが発生します。
履帯。
今回の2019年再販版はこれが接着・塗装が可能な素材になっているとのこと。
筆者は中古品で時々イタレリの古い製品を購入していましたが、異様に履帯が固いのが気になっていましたな。
あちらは接着・塗装以前に固くて車輪の軸が破損するという。
ただせっかくのこの履帯、試作型ポルシェティーガーでは一般的でないハの字の滑り止めが刻印されてしまっている。
この辺りは実際に組み立ててから詳しく触れることにしよう。
ボックスアートでは滑り止めなしで描かれているのに。
収録された塗装は1種類のみ。
ジャーマングレーの単色で、ドイツ陸軍第503重戦車大隊が訓練で使用していたもののようだ。
シリアルナンバーらしきデカールが複数付属するから、それで複数種類再現できるようだけどね
バリエーションが少ないのは試作型だから、これは仕方ないポイントだね。
次回、製作開始!
今回はここまで。
次回から早速組み立てとなる。
パーツ数自体はそうでもなさそうだね。
これは大丈夫そうかな。
ところがこのキット、先人達の記録によるとなかなか手ごわいものらしく。
筆者はスケモトーシロー自体にイタレリ製品でえらい目に遭っているからね。
少し気になるところだ。
実際にどんなものなのか、組んで確かめることになるだろう。
続きは次回!
この記事で紹介しているキット