
エアフィックスより発売されています、Ju87B-1スツーカを作っていきましょう。

前回は塗装とマーキングをした。
今回はウェザリングを施し完成させる。

今月も順調に完成品が増えているようだね。

また筆者の第1積み山に少しずつ隙間ができてきましたな。

残念ながらその隙間は別の積み山からのものですぐに埋まるだろう。
それよりスツーカが最終的にどうなるのか。
作業を再開する。
いつもの3点ウェザリング


とりあえずいつも筆者が行っているウェザリング3点セットを。
- スミ入れ
- 銀の塗装剥げ
- 排気管汚れ
といった感じに。
詳しくは過去記事を参照にしていただけれければ幸いです。

いつもと変わらないやつだ。

強いて言うなら……
排気管の向きがB-2型と異なるので、排気汚れの様子で少し変化を狙っている。
以前のB-2型よりも、排気汚れを少し太く短く描いてみた感じに。


その後はつや消しクリアーを吹きつけ、クリアーパーツのマスキングを剥がして最終組み立て。
完成としましょう。

今回は窓周りの塗装漏れは少ない感じかな?
前回は下塗りのRLM02をビチャッと吹きかけたから、かなり塗装漏れがひどかったけど。

今回後部機銃とその周りの丸い窓部分は接着せず進め、この段階で取り付けている。
丸い窓は塗り分けがないのと、パーツの合い的に問題がなかったからね。

それでは完成品のお披露目ですな。
以下、ギャラリーとなります。
エアフィックス 1/72 ユンカースJu87B-1スツーカ 完成!






爆弾に跨った赤い悪魔のマークが印象的だね。
塗装はいつものスプリッター迷彩だから、いいアクセントになっているという。

塗装図によると、これは第51急降下爆撃航空団(StG51)の第9中隊所属機。
場所が1940年8月頃のフランスなので、時期的にはバトル・オブ・ブリテンの辺りかと。

Bf110やHe111同様、英国上空の戦いでJu87は損害を重ねた。
ただまったく無力でもなかったようだけどね。
1940年の8月8日。
護衛艦9隻と輸送船20隻からなる英国のCW9船団がドイツ軍のスツーカ隊の攻撃を受け、大破や撃沈。
目的地にたどり着いた輸送船は4隻だけだったという。
この戦闘に参加したのはStG51ではなく、StG1、3、77のようだったけどね。

なんかやけに詳しいねぇ。

筆者が以前新橋のタミヤプラモデルファクトリーで買い物をした際にキャンペーンだったのか、タミヤニュースのバックナンバーがもらえてね。
もらったのが2010年8月の495号。
ちょうどそのスツーカ隊のことが掲載されていたんだ。

……んでそのとき筆者はタミヤのお店で何か買ったのかな?

タミヤ製品ではなくイタレリのJu52mを購入していましたな。
こちらも当時イタレリ製品でくじ引きのキャンペーンがあったようで。
肝心のキットはまだ第1積み山の中ほどで待機していますが。

順番待ちかぁ。



直前に作った、同じくエアフィックス製のB-2型と。
- プロペラブレードの幅
- 排気管の向き
- カウルフラップの有無
などが主な違いとなります。

やっぱり排気管が特徴的というか。
B-1型みたいなのはドイツ機でもあまり見かけないよね。
B-2型みたいな、後ろに向いているのが大戦中は一般的というか。

いわゆる推力式単排気管というやつでしょうか。
エンジン排気管を後方に向けることによって、ロケット効果による速度向上を図ったという。
ドイツ経由で日本にも伝わり、零戦の五二型などに採用されたのが有名ですな。
作ってみた感想のコーナー


さすがに同じようなものを直前で作っていたから、筆者も手馴れている感じだったね。

基本的な内容はB-2型と同様で、筆者の気に入ったところと気になったところも同一だ。
詳しくは先ほどのB-2型の記事を参照してほしい。
特筆すべき点としては、今回のは珍しいB-1型のキット。
その希少価値の高さがあるね。

基本的にB型スツーカのキットはほとんどがB-2型。
純粋なB-1型のキットはおそらくこのエアフィックス製ぐらいかと。
フジミ製品にはB-1型の排気管パーツが付属したものの、プロペラとカウリングはB-2型のものに加工を施す必要がありましたからね。

フジミのは一昔前のキットだからか排気管も開口されていなくて、そのままだとただの丸モールドだったような。
筆者は確かピンバイスで加工していたね。
エアフィックス製は新しいだけあって、排気口の表現はかなりいい感じ。

エアフィックスのB-1型は後にデカールを変更されたものも発売されたようですな。
筆者は実際に持っていないので確かめていませんが、品番からしておそらくパーツ自体は同じようなものかと。
今回のは3087
デカール変更品は3087A
となっています。

今回はここまで。
次回はまた別のものを紹介することになるだろう。

次回も、お楽しみに~。
この記事で作っているキット