
タミヤMMシリーズより、フランス戦線でのII号戦車を作っていきましょう。

前回はサスペンションや車輪を組み立てた。
今回は履帯を組み立て、ついでに車体上部も少し進めよう。

なんか筆者がセカセカしているね。

なにやら急な用が出来たらしく。

とりあえず、本日の作業といこう。
履帯の組み立て

キットの履帯はプラ製の接着組み立て式。
例によって一部が繋がった状態で成型されていますな。

……なんか誘導輪付近にうっすい字で
「←A30」
って書かれているね。

それは筆者による手書きだ。
前回キット指定のものとは異なる誘導輪を使った。
直径が大きいものを使ったため、キット指定の履帯だと長さが足りなくなるんだ。

誘導輪下部のA29番パーツとA27番パーツ。
ここの間に単独の履帯パーツ、A30パーツを1枚追加しましょう。

履帯を切り出し……
なんか変な位置にゲートがあって切り出しにくいよ。

ここはデザインナイフでカットしてしまうのがよいかと。

切り出した履帯は向きに注意しつつ接着して並べる。
この履帯は直線部分が多く接着箇所が少なめ。
スピーディに組みたいので、接着には流し込み速乾を使っている。

固着するのも早いので、ささっと次の工程へ……。
ちなみに例によって、履帯両端は起動輪部分で合わせられるようにしてあります。

上部転輪とA17パーツの弛みを合わせつつ、履帯を巻きつけ起動輪上で両端を接着。
その後各車輪と履帯を接着する。
乾燥後、まとめてユニットとして着脱可能になる。

いわゆるロコ組みですな。
ここでも何度も紹介したものですね。

これに関しては過去記事で独立した記事があるから、それも参照にしてね。

車体上部の組み立て

続いて車体上部を。
ここから本格的に、フランス戦時のII号戦車に施された増加装甲が姿を現しますね。

さすがに新キットだけあって、部品は細かく分割されているね。
F型は一体成型の部品が多かったけど。


あっちは大元がモーターライズのキットだからね。
技術的な問題もそうだけど、動かして遊ぶこと前提にしていたから強度優先で一体成型の部品が多かったのかもしれない。

部品を組む前に2点ほどやることが。
- 説明書の指示通り、各部品裏側からピンバイスで穴を開ける
- 装甲パーツは指示された部分を削り取る
ですな。

穴は1.0mm径使用。
ピンバイスを用意しよう。

装甲のディティールを削るのは上から増加装甲を取り付けるため。
外から見えなくなるので切削後はそこまで神経質に整形する必要はない。

穴あけをする際に見落としやすいのがこの部分。
基本的に車体は天面を中心に開口しますが、ここは側面に穴を開けます。

見た感じ、後でアンテナ基部を取り付ける場所のようだね。

穴あけを済ませて装甲パーツを取り付けるとこんな感じに。
F型では前面が1枚板だったけど、A、B、C型では前面右側が斜めを向いているのがこの段階でもよくわかる。

今回の戦果

内側から穴あけする場所がこれ以上無いことを確認してから、今組んだ車体上部を車体下部に合わせてしまいます。
まだあちこち取り付け穴だらけですな。

なんか車体前面が丸っこい形をしているね。

このII号戦車本来の姿だ。
後期のII号戦車は上から増加装甲を取り付けたことによって、前面が角ばったように見えていたんだ。
今回はここで中断。
次回はその増加装甲などを中心に取り付けていこう。

続きは次回!
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