マイクロエース 九六式陸上攻撃機一一型 製作記③(完成)

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航空機等製作記
アドルフ
アドルフ

九六陸攻の続きを作っていきます。

ヴァルダ
ヴァルダ

前回苦戦しながらも組み立てが終った。

今回は塗装作業から始めよう。

アドルフ
アドルフ

順調に更新が進んでいると思ったら、また期間が空いてしまいましたね。

ヴァルダ
ヴァルダ

筆者も他にやることがあったトラブルがいくつかあったようだね。

アドルフ
アドルフ

気になりますな・・・・・・。

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下地塗装を済ませる

アドルフ
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ます最初に風防の窓枠部分に、機体内部色として使った三菱のコクピット色を。

クリアパーツの透け防止として塗っておきます。

ヴァルダ
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隠蔽力の高い黒とかを塗る人もいる。

筆者は内側が見えたときに違和感がないように、機体内部色を使うことがほとんど。

アドルフ
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続いてサーフェイサーを。

使用したのは一般的なグレーの1000番ですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

航空機キットは繊細なモールドがウリ。

だからそれらが埋まるのを嫌ってか、サフなしで塗装をする人も少なくないとか。

ただ今回はパテを使いまくったので、それの確認も兼ねて使っている。

神経質になっても完成しないので、多少の荒れは無視して進める。

アドルフ
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続いてカウリング色でエンジンカウル、ついでに爆弾を塗ってしまいます。

ヴァルダ
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部品の合いの関係上、今回はカウリングを機体に接着している。

なので、一度マスキングをしてから機体本体の塗装に入る。

アドルフ
アドルフ

今回は迷彩と銀地肌の組み合わせです。

まずは側面と下面にくる銀地肌を塗ります。

使った塗料はガイアカラーのスターブライトジュラルミン

境界線のはっきりした迷彩を塗ってみよう

アドルフ
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続いて迷彩色となります。

グリーンは濃緑色の指示が出ていますが、筆者は今回三菱系の暗緑色を使います。

茶色は様々な色を混ぜて作るように指示が出ていますが、ものぐさな筆者はダークアースを用意します。

ヴァルダ
ヴァルダ

筆者が昔作った、フジミの九六艦戦がこの2色の指示だったので、それの影響らしい。

問題は、塗り分けの境界線がはっきりした迷彩になっていること。

ここを筆とエアブラシの両方を使って作業してみよう。

ヴァルダ
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まずは迷彩柄の境界線を鉛筆で下書き。

ヴァルダ
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その後は筆塗りをする。

アドルフ
アドルフ

随分と雑ですね。

ヴァルダ
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とにかく境界線だけしっかり塗っておく。

内側は後でエアブラシ塗装をする。

あくまでも塗り間違え防止のために、ある程度着色しておく程度で。

ヴァルダ
ヴァルダ

茶色の他に緑色もこんな感じに。

ヴァルダ
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筆塗り終了後、エアブラシで塗り分けた部分の内側を着色する。

塗り分けた境界線の内側に向かって塗料を吹き付けていく。

ハンドピースの角度を工夫すれば、マスキングなしでも他所に塗料が飛び散らない。

アドルフ
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ただ尾翼や主翼の付け根は塗り分け面積が狭かったり、入り組んだ形状をしているので、マスキングテープでカバーしてやる必要があります。

特に尾翼はある程度筆塗りで着色をしておいたほうが良さそうですな。

アドルフ
アドルフ

クリアパーツのマスキング以外はここで剥がしてしまいます。

塗装が完了して、キットも生き生きとしてきましたね。

マーキング・ワーキング

ヴァルダ
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こちらが付属マーキング。

国籍マークと尾翼の所属番号のみとシンプルな内容だ。

アドルフ
アドルフ

このキット、ご丁寧に国籍マークを貼る箇所にモールドが彫られていますな。

ヴァルダ
ヴァルダ

このモールド、デカールの余白透明部分も含めたものとなっている。

あえて余白を残して貼り付けたほうがいいかもしれないね。

アドルフ
アドルフ

マーキング完了後です。

他社のデカールと質がちがうのか、筆者の筆塗りでモールドが浅くなっていたからか、デカール資材を使ってもあまり馴染んでくれませんでした。

ヴァルダ
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筆者が行き急いで……じゃなくて先を急いでいる。

今回はそのまま作業をすすめる。

細かい塗り分けを行う

アドルフ
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その後筆で細かい塗り分けを行います。

タイヤはタイヤブラック、エンジンはガンメタル、翼端灯はシルバーの下地にクリアーレッドクリアーブルー

シルバーはラッカー系塗料で、その他はタミヤアクリルか水性ホビーカラーです。

ヴァルダ
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プロペラの警告色は水性ホビーカラーのモンザレッド

ガンプラでよくバーニア塗装に使う色だ。

ヴァルダ
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部分塗装終了後の全体図。

マーキングを行ったことにより、日本機であることがよりわかりやすくなったね。

アドルフ
アドルフ

もう少しで完成ですな。

ダイジェストウェザリング

ヴァルダ
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その後はウェザリング作業。

筆者のいつもの3点セットを施している。

スミ入れ兼ウォッシング・銀剥げ・排気管汚れ・・・・・・。

アドルフ
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これは過去の記事を参考にしていただければ・・・・・・。

それらしくなる!Ju88で学ぶ飛行機模型ウェザリング3点セット

ヴァルダ
ヴァルダ

タミヤ・イタレリのJu88より、今回の陸攻を使って紹介すべきだったかもしれないね。

最後に立ちはだかるクリアパーツ曇り

アドルフ
アドルフ

最後につや消しクリアーを吹き付けて、風防のマスキングを剥がして完成。

・・・・・・なのですが、風防内側に曇りというか、キズのようなものが・・・・・・。

ヴァルダ
ヴァルダ

時々起こる現象だ。

何が原因なのやら。

アドルフ
アドルフ

目立つものだったのでデザインナイフを接着部分に刺し込み、一旦風防を外します。

力を入れすぎて割らないように・・・・・・。

ヴァルダ
ヴァルダ

がっちり接着していたので、外すのに一苦労だ。

曇り自体は内側から擦ってやれば簡単に落ちる。

アドルフ
アドルフ

そして再接着。

外すときに隙間を埋めていた接着剤も塗装ごと一緒に剥がれてしまいました。

ここはシルバーの剥げ表現で誤魔化しています。

ヴァルダ
ヴァルダ

ついでに塗り忘れていた、機体頭頂部の黒もここで塗っておく。

使用したのは先ほど使ったカウリング色。

九六式陸上攻撃機一一型、完成

アドルフ
アドルフ

後は機体下部に爆装。

ピットマルチ君を使って着脱可能にします。

これでようやく完成です。

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ヴァルダ
ヴァルダ

早速お披露目と行こう。

以下、ギャラリー。

アドルフ
アドルフ

続いて大きさ比較です。

対象は以前組んだ隼

ヴァルダ
ヴァルダ

本当は同じ海軍機の零戦と比較したかったけど・・・・・・。

アホな筆者がどこかにしまっちゃうおじさんしてしまったのでこちらにする。

アドルフ
アドルフ

双発機だけあってかなり大きいですな。

見た感じ、筆者の保有航空機の中では今のところ最大となっています。

ヴァルダ
ヴァルダ

サイズが大きい&箱がコンパクトなので、完成すると箱に入らなくなる。

作ってみた感想のコーナー

アドルフ
アドルフ

古いキットであり、筆者は部品の整形や合いで苦労したようですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

ただ、古いキットにしては珍しく凹モールドなのが嬉しいところ。

飛行機模型メーカーの代表格であるハセガワなんかは、凸モールドのキットが多数あるからね。

アドルフ
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主脚の可動で着陸、飛行状態の双方が再現できるのが面白いですね。

この頃のキットは可動するものが多かったとか。

調べたところ現在マイクロエースが販売している航空機キットの大多数は、可動ギミック付きのようです。

ヴァルダ
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そして一番気に入っているのは・・・・・・

値段だ。

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ヴァルダ
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見た目のボリュームとは裏腹に、現時点で税抜き1000円。

他社の中型双発機は最低でも定価3000円前後するから、これは破格だね。

アドルフ
アドルフ

それと、どうやら2020年10月現在で九六陸攻の一一型の1/72キットはこのキットのみのようです。

後期の二三型はハセガワ社からも不定期生産されていますが、初期型の一一型はこのキット一択となっております。

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ヴァルダ
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まとめてみると・・・・・・

いいところ

・値段が安い

・現時点で1/72スケールの本機はこのキットのみ

・古いキットであるが凹モールド

・主脚可動ギミック付き

気になった点

・部品のバリが激しい

・部品のヒケや凹みが目立つ

・部品、特に主翼と胴体の合いが悪い

・・・・・・と言ったところかな。

アドルフ
アドルフ

初心者にはちょっとおすすめは出来ませんな。

脱初心者を目指すモデラーさんにはちょうどいい腕試しになりそうです。

焦らず、じっくり整形していくことがコツでしょうか。

ヴァルダ
ヴァルダ

・・・・・・と、いったところで今回は終わりにしよう。

タミヤMMの最新作発売まで、まだ時間があるようだね。

アドルフ
アドルフ

次回はまた積み崩しですかね。

この記事で作っているキット

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