スペシャルアーマーブランドで発売された、元CMK製品の35(t)指揮戦車をつくっていきます。
前回は車体下部と足回りの部品を組み立てた。
今回は足回りの部品を組み込んで、更に履帯を装着する。
筆者がなんかまた通販サイトで品定めをしているよ。
またなんか品定めをしているようですな。
来月新発売・再販の気になるものがあるようだね。
とにかく目の前のキットを処理しないと積みが増える一方だ。
今日も35(t)を進めていこう。
足回りの部品を装着する
足回りの部品は前回組み立て済みなのでただ接着していくだけですな。
まずは独立懸架された転輪から。
・・・・・・ヒケでパーツ表面に大きな凹みが出来ていますな。
後でパテでも盛っておこう。
ここは泥汚れで隠せるから、多少の荒れは大丈夫だ。
なんか南京錠みたいな刻印になっているね。
小物入れにでもなっているのかな?
筆者の手元にある資料には履帯防滑具入れと書かれていますね。
スクレーパーの取り付け位置を確認する
35(t)の起動輪付近には泥かき(スクレーパー)が付く。
ただ取り付け部分のピンがなく、いわゆるイモづけ構造。
更に付属の説明書では取り付け位置の指示が曖昧だった。
なのでここでお助けアイテムを出す。
懐かしいものが。
ここの開設以前に筆者が購入して組み立てた、タミヤのスケール限定シリーズにラインナップされていた35(t)の説明書だ。
今回のスペシャルアーマー製品同様、CMK製品が元になっている。
右上にさりげなく書かれている
「このキットは上級者用です」
の文言が気になるなぁ。
こちらの説明書は詳細な取り付け位置が描かれていますね。
・・・・・・どうも正面から見た際に見えるリベットの上から3番目の直下にスクレーパーの頂点が来るようですな。
後は左右にある起動輪や上部転輪に引っかからないようになっていれば大丈夫だ。
全部の部品を取り付けるとこんな感じ。
ちょっと複雑に見えるね。
ええっと、起動輪と誘導輪の両方に歯があるけど・・・・・・。
ややこしいですが35(t)は後輪駆動ですな。
ちなみに起動輪・誘導輪ともに円盤状の部品が外側についていますが、どうもこれは履帯脱落防止用の部品だそうです。
次の履帯取り付け作業時のことを考えて、接着はせず回るようにしておきましょう。
サスペンション部分は少しはめ込みがきつめ。
流し込み式接着剤を使うと浸透して割れそうだったので、ここはトロトロタイプの接着剤で留めている。
イモ付けのスクレーパーや合いの微妙なサスペンションがあるから、今回はロコ組みはせずこの段階でがっちり接着してしまう。
履帯の組みたて
続いて履帯を。
本キットの履帯は直線部分のみが一体化された接着組み立て式のものとなっています。
例によって向きがあるので、間違えないように・・・・・・。
組み立てる前に一加工。
上部に来るA14番パーツの履帯に手を加えよう。
まずこの部品を先頭が誘導輪の歯にひっかかるよう上部転輪上に仮置きして、形状に合わせて軽く曲げて弛みをつける。
上部転輪の軸が太く履帯のセンターガイドが一部干渉するので、干渉部分はニッパーやらナイフやらで削ってしまう。
ここの画像には写っていないけど、上部の履帯は他にA16番パーツもあるね。
一緒に曲げ作業をおこなっておくといいかも。
加工後はこんな感じ。
極端に曲げようとすると折れるので注意だ。
上部履帯の加工が済みましたら、各部品を用意します。
直線パーツは幾つか種類があるので混ざらないように・・・・・・。
よく見ると直線部分の枚数が違うみたいだね。
わからなくなったら説明書と照らし合わせながら・・・・・・。
そして接着作業。
今回は直線部分があって接着箇所が少ないのと、履帯に受け皿状の部分がないことから速乾流し込み式を使って作業をする。
履帯を並べて接着剤をひたすら流し込んでいこう。
筆者はカッターマットを表向きにして作業していますが、この作業時は裏側にしたほうがいいですね。
接着剤成分で表面のマス目が消えることがあるので。
速乾の接着剤を使ったのでさっさと巻きつけてしまおう。
上部は浮かないように履帯と転輪の設置部分で接着。
誘導輪の折り返し部分が多少がたついているようにも見えますが、これでいきましょう。
今回の戦果
反対側も同様。
キットの図は左側しか掲載されていないので、右側を組む際は向きに注意しよう。
このキットは直線部分が前後で違うので、間違えたときの損害が大きい。
組み立て接着式の履帯については以前独立した解説記事を書いたね。
よかったらこっちも参考に・・・・・・。
切りがいいので今回はここで一旦作業を中断しよう。
次回は車体上部の組み立てとなる予定だ。
続きは次回!