【2025年5月】タミヤ オチキスH39軽戦車 製作記①【新製品】

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戦車・装甲車等製作記
レーナ
レーナ

模型大隊戦闘日誌、始まるよ!

アドルフ
アドルフ

前回は筆者が長年放置していたゲルググキャノンが無事完成しました。

まだ同系列のキットはいくつかありますが……。

ヴァルダ
ヴァルダ

そうしたいけど、なかなか手のかかるものなので連続すると筆者の気力が保たない。

それと、先日タミヤから発売された期待の新作が到着した。

今回はそれを紹介しよう。

アドルフ
アドルフ

例のあの戦車ですな。

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今回のお題 タミヤ オチキスH39軽戦車

ヴァルダ
ヴァルダ

今回作るのはこちら。

タミヤミリタリーミニチュアシリーズより

オチキスH39軽戦車だ。

商品名ではオチキスの名は使われず、単に

「フランス軽戦車H39」

となっている。

レーナ
レーナ

この戦車は以前もブロンコのを作ったよね。

アドルフ
アドルフ

あちらはドイツ軍が鹵獲した本車にロケット砲を装備させたタイプでしたな。

今回は純粋な戦車型となります。

オチキスH39軽戦車とは?

ヴァルダ
ヴァルダ

以前ブロンコのキットを作った際にも少し触れたけど、ここでもう一度おさらい。

この車輌は第二次世界大戦期に活躍した、フランスのオチキス社が開発した軽戦車だ。

レーナ
レーナ

元々は第一次大戦時の戦車、ルノーFT-17の後継となる歩兵科向けの軽戦車だったよね。

歩兵戦車としての役割は後発の競作であるルノーR35に奪われるわけだけど。

ヴァルダ
ヴァルダ

歩兵科へは最初の100輌のみの発注で終わり、このまま不採用になるかに思われたオチキス社の軽戦車。

しかし同時期に騎兵科向けの戦車、ソミュアS35が登場。

この車輌は優れた性能を持っていたけど生産性に難があり、数がなかなか揃わなかった。

そのため足りないS35を補うべく、歩兵戦車として不採用になったオチキス軽戦車が騎兵科に回されるんだ。

アドルフ
アドルフ

オチキスが歩兵科で不採用になった理由の一つが、不整地での操縦性の悪さだったようですな。

歩兵と共に運用する都合上、その辺りの要素が重要だったようで。

ヴァルダ
ヴァルダ

オチキス軽戦車は生産途中でいくつか改良を施されている。

大きなものとしてはエンジンの換装と、主砲の換装。

近年では

  • 素の状態の旧型エンジン・単砲身→H35
  • 新型エンジン搭載・単砲身→H38
  • 新型エンジン搭載・長砲身→H39

みたいな分類をよく見かける。

ただこれらは戦後に付けられた非公式な分類方法のようだ。

わかりやすいから、ここではこの分類に従うけどね。

レーナ
レーナ

キット付属の説明書にもその辺りのことが書かれているね。

当時の資料では

  • フランス軍による、本車の正式名称→軽戦車モデルH M39(1935年型)
  • オチキス社工場による、エンジンだけの改良型呼称→モデル38 シリーズD
  • 鹵獲したドイツ軍が、旧型エンジン搭載型のオチキス軽戦車に付けた名称→Pz.Kpfw.35H 734(f)
  • 鹵獲したドイツ軍による、新型エンジン搭載型のオチキス軽戦車に付けた名称(砲の長短は問わず)→Pz.Kpfw.38H 735(f)

みたいな記述があったとか。

アドルフ
アドルフ

ドイツ軍は砲の新旧では区別しなかったためH39の名称は使わず、エンジンの新旧だけでH35とH38の2種に分類にしていたようですな。

今回のキット名にはドイツ軍表記もありますが、そこでも商品名のH39に対して「Pz.Kpfw.38H 735(f)」表記になっているという。

ちなみにエンジン換装の都合で、いわゆるH35とH38/39では車体後部の形が異なるのが見分けるポイントとなっていますね。

H35は横から見た際に機関室上面が斜め後ろに下がった形状。

H38/39は横から見た際に機関室上面が水平になっている形状なのが特徴です。

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ヴァルダ
ヴァルダ

歩兵戦車から騎兵戦車へと転身し、フランス軍装甲戦力の一翼を担ったオチキスH39。

続々とフランス戦車を充実させている、タミヤMMの新作キットで再現してみよう。

箱の中身を確認する

ヴァルダ
ヴァルダ

それでは箱を開ける。

中身はこんな感じに。

レーナ
レーナ

ボックスアートのH39はグリーン系なんだけど、ここではサンド系の成型色だね。

アドルフ
アドルフ

詳しくは後述しますが、今回は三色迷彩のドイツ軍仕様も収録されていますからね。

ヴァルダ
ヴァルダ

袋を開けてパーツを確認。

4枚のランナーに砲塔パーツ。

そして4つのポリキャップと金属チェーンが入っている。

Aランナーは足周りのパーツがメインで収録されており、2枚付属する。

レーナ
レーナ

履帯は組み立て接着式。

近年のタミヤではお馴染みの方式だね。

アドルフ
アドルフ

ここからでは見えませんが、ランナータグには「2024」の刻印がされています。

発売は2025年5月ですが、開発自体は昨年に済んでいたのでしょう。

アドルフ
アドルフ

気になったので今回のキットの砲塔と、筆者の積みに5年近く待機している同社製ルノーR35の砲塔と比較。

部品番号とキューポラ差し込み口が多少異なるぐらいで、ほぼ同じ寸法に見えますな。

ヴァルダ
ヴァルダ

確かR35とオチキスシリーズの砲塔は同じピュトーAPX-R砲塔のはずだ。

なので武装などが変わっただけで、同一の外見のはず。

レーナ
レーナ

……ということは、取り替えればH39を単砲身のH38とかにできるのかな?

逆にR35を長砲身化して、いわゆるR39にしたり。

ヴァルダ
ヴァルダ

付属のデカール。

フランス戦車といえば派手なトランプマークとかのイメージがあるけど、今回は車番とナンバープレートのみとなっている。

それとドイツ軍仕様の鉄十字。

レーナ
レーナ

ランナーの刻印は2024だったけど、こっちの印字は2025になっているね。

こっちは年明け後に印刷されたのかな。

アドルフ
アドルフ

紙媒体は

  • 組み立て説明書
  • 実車解説兼塗装図
  • Tech Tips!

ですな。

レーナ
レーナ

Tech Tips!君、筆者のところには何十枚も集まっているね。

アドルフ
アドルフ

収録された塗装は2種類

  • フランス軍 第7猟兵連隊所属車 1940年春 フランス(ハルレッドとオリーブグリーンによる迷彩)
  • ドイツ軍 所属部隊不明 1945年1月 ドイツ国内(ダークイエロー・ダークグリーン・レッドブラウンによる三色迷彩)

ですな。

鹵獲したドイツ軍による改修の他、H39自体の生産時期の違いによるパーツ選択があります。

先にどちらで組むのか選んでおきましょう。

レーナ
レーナ

フランス軍仕様もドイツ軍仕様も、どっちも祖国防衛に駆り出された時期という。

ヴァルダ
ヴァルダ

筆者はドイツ軍びいきなので、ここはドイツ軍仕様で組み立てる予定だ。

大戦末期という活躍時期とは裏腹に、各部品はH39の初期生産車で見られたものが使われているようだ。

アドルフ
アドルフ

付属の解説書で生産時期による形状違いはある程度触れられていますな。

説明書の部品選択指示も明確です。

その辺りがタミヤ製品の長所ですね。

次回、組み立て開始!

ヴァルダ
ヴァルダ

今回はここまで。

次回から早速組み立て作業に入る。

レーナ
レーナ

もう発売から数日経っているんだけどね。

すでにネット上では完成品を見かけるんだけど。

アドルフ
アドルフ

我々は我々のペースで進めましょう。

ヴァルダ
ヴァルダ

おそらくタミヤ製品だからそこまで苦戦はしないはずだ。

気になるところがあったら、その都度ピックアップしてみよう。

レーナ
レーナ

続きは次回!

この記事で紹介しているキット

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