こんなところを見ている人がいるかわかりませんが一応ご挨拶を。
どうも、本ブログの案内人であるアドルフと申すものです。
同じく、こんなところの案内人であるヴァルダ。
前回プラモが一つ完成しました。
今回は何を作るのでしょうか。
そんなことより、この画像を見て欲しい。
これを見てどう思う?
せっかくここ最近順調に積みを崩せていたと思った矢先にまた新しいプラモを筆者が……。
本ブログは今回通算100記事目を迎えた。
そこで今回は模型製作を一時中断。
アホな筆者を含む、全国全世界のモデラー諸君を悩ます「積みプラ」について語ってみよう。
筆者のくだらない経歴も掘り返して参考資料にしてみましょう。
役に立つかは不明ですが。
そもそも積みプラってなんだ?
積みプラとは、組み立てられずに貯まっていき、部屋の片隅に箱の状態で積まれたプラモデルのことを指す。
文章で説明しても分かり辛いと思われるので、ここで本ブログの最初の記事にあった写真をお見せしよう。
実にわかりやすいですね。
余談ですが、これも氷山の一角。筆者の部屋にはこの積みプラ山が他にも存在します。
ちなみに、アホな筆者はせっかく作ったところに新しいプラモを積むので、この写真に写っているプラモはほとんど手付かず。
また、積みプラとは基本的に全く手をつけていないものを指すけど、筆者の場合作りかけのプラモもこの中に混ざっている。
左側のジョニザクや一式砲の箱は積みではなく余剰パーツ入れになっているけど。
何故人はプラモを積むのか
結論から申し上げてしまいますと、「作るスピードより買って積むスピードを上回る」からでしょう。
貧乏になるのは入ってくるお金よりも使うお金が多いから。
……って言うのと似ていますね。
筆者の場合入ってきた金が写真の通り箱の山になる。
作るスピードを買うスピードが上回る原因
それでは結論から申しあげましたが、そこからさらに踏み込んでいきましょう。
「作るスピードより買って積むスピードを上回る」のであるならば何故そうなるのか。
幾つか考えていきましょう。
とりあえず「作るスピードが遅くなる原因」と「買うスピードが遅くならない原因」で大まかに分ける。
まずは前者から考えていこう。
何故作るスピードが遅くなるのか
1.収入が増えて、時間がなくなる
最初にこの要素。
筆者がプラモデルを本格的に作り始めたのは中学1年生のとき。
このころは親からの小遣いが軍資金の大半。
その頃の小遣いは1000円強だったと記憶しています。
この資金ではガンプラのHGシリーズが一つ買えるかどうかになります。
数万円するエアブラシは勿論、下手をするとピンセットやデザインナイフ、ニッパーといった初歩的なものすら満足に揃わない状態です。
なのでガンプラは成型色仕上げが基本。パチパチ組んでスミ入れして、つや消しを吹いて完成。といった感じでした。
筆者が初めて購入したのは確かHGUCの量産型ザク。
その後、同じくHGUCのガルマザク、シャアザクとザクが続いていたね。
極初期のころはニッパーすら使わず、手でパーツをランナーからもぎ取って組んでいましたな。
初めて作ったHGUCのザクはまだ当時の状態で残っていたはず……。
年々ガンプラなんかも値上がりが続いてHGで2000円越えの商品もちらほら見かけるようになったね。
筆者がガンプラの世界を知ったのは確か2004年の秋ごろ。そのころは種死が放送され始めていた辺りだ。
HGUCなんかはまだ40番台。当時はドムやゲルググのHGUCがないから、筆者は時々お年玉とかの臨時収入を使ってMGにも手をつけていた。
HGがなんとか買える時代、MGなんかはそれこそ高級品だ。
筆者は高校模試の帰りは必ず千葉のヨドバシでガンプラを物色していましたな。
むしろそちらがメインになっていた気がする。
そんなことをしていたが、悪運の強い筆者は第1志望の高校には受かっていた。
そんな筆者も現在は社会人。
学生時代にくらべると軍資金は増えているため、一度の買い物で複数のキットを買うのは当たり前。
さらに、単純な組立てではなく改造に使う道具も揃っています。
その道具類をフルで使うため、生産速度に影響が出てくるわけだ。
ヤスリがけ、ディティールアップ、塗装、マーキング、ウェザリング等々……
昔やらなかったことで今やっている作業を例としてあげると……
・ガンプラなら塗装にウェザリング。
・戦車模型ならライトコードや溶接跡の追加。
・模型なら排気管汚れや銀の剥げチョロ。
他にも、模型誌とかの本を買った結果、そこで紹介されていた技法を試してみたくなって新しい道具を買ったり……。
これでも作業数は抑えているんだ。
キットのプロポーション変更や、プラパーツのエッチングパーツ置き換えなんかは極力避けているね。
筆者は便利な道具で作業効率を上げようとしているけど、なかなか効果がでていないようで。
単純に社会人になると仕事による拘束時間が学生の授業による拘束時間より長くなるのもありますな。
2.買ったものの別のキットに興味が移ってしまう
さて、次のポイントを挙げてみますか。
ガンプラを中学時代に始めた筆者ですが、高校生になってからネットで調べ物をしていたはずみに松本零士氏の漫画、「戦場まんがシリーズ」(ザ・コクピット)を知ります。
ここから航空模型に本格的にのめりこんでキットを買い漁るわけですが、今までに集めたガンプラを放置して航空機キットを集め始めます。
文庫版3巻の「流星北へ飛ぶ」を読んだことが原因で当時ポチッたフジミの流星改はいつになったら手をつけるんだい。
もたもたしていたら現在はパッケージが改定してしまったよ。
思ったよりバリがすごかった&それ以前に購入した試製流星に躓いてしまって当時素人であった筆者の手には負えないと判断、放置して現在に至ります。
航空機キットってガンプラと違ってぴったりパーツが合わないものもけっこうあるんですよ。
寧ろぴったり合うキットを開発するバンダイやタミヤが頭おかしいと言われることがあるとか。
国産キットでも合わないときは合いませんからね。
そんなこんなで筆者は大学生になってからは戦車模型にはまっていきます。
流れとしては上記の戦場まんがシリーズから黒騎士物語、そして丁度この頃にあのガルパンが放送されたことが決定打になって航空機キットを放置、戦車模型を買い漁ります。
ちなみに初めて筆者が作った戦車模型はタミヤの1/35のチハ。
同スケールはガンプラや1/72航空機よりも値段が高いのですが、この頃の筆者の財力では月1、2個は買える状態でした。
今は7000円前後することの多いドラゴン製キットも当時は3000円強辺りが多数。
ただパーツ数が多いからやはり手をつけてもらえていない。
んで社会人になってからのある日、戦車模型から航空機にマイブームが戻る際に買い集めた戦車キット&以前から放置されていた航空機キットを置き去りにして新たなキットを補充。
戻ってくるまでの間に発売されて買い逃していたものを収集したり、学生時代の財力では買えなかった大型機を買ってみたり。
ファミコンウォーズの影響でヘリを購入してみたりね。
一機も完成していないけど。
こうやって模型のマイブームが迷走している間に置き去りにされたキット達が積み重なっていく……。
長々と語っていましたが、主力生産部門の流れは以下の通りになっており、切り替わるときに今まで作っていた分野のキットを放置してしまうと言うことです。
「ガンプラ→航空機→戦車→航空機……(以下続く)」
今は3種類とも作っているけど、強いて言うなら戦車などAFV部門が多いかな。
箱を潰したときにスペースが空きやすいという理由もあるけど。
3.どれを作ろうか悩んでいるうちに1日が終わってしまう
積み重なる模型の箱をただ眺めているわけにはいきません。
当然完成させようとするわけですが筆者は選択肢が多すぎて、まずどれから手をつければいいのかと言う問題に直面します。
ところが筆者は、どれから作るか悩んでいるうちに一日が終わってしまいます。
決まったところで大体の場合
「早く完成させられそうなキット」が選ばれる。
そのため、1/72の単発レシプロ戦闘機、HGのF2ザク、ドム、タミヤの戦車なんかは真っ先に完成する。
反対にマスキング箇所が多くて時間がかかりそうな双発爆撃機、ABS樹脂を多用して後ハメ加工の面倒そうな2000年代後期のHGUCガンプラ、部品の多いドラゴン社のAFVキットは何時までも倉庫の肥やしとなっている。
上の画像はそんな積み残しキットたちの一例です。
とにかく完成に時間がかかりそうなキットはこんな感じに何時までたっても放置されます。
何故買うスピードが遅くならないのか
筆者が作るスピードが遅くなるのは以上3点が主な原因ですかね。
続いて、「買うスピードが遅くならない理由」というのを考えていきましょう。
1.すぐ完成すると舐めてかかるから
先ほど少し触れたけど、筆者は積みを崩すときに「早く完成されられそうなキット」を優先的に選ぶことが多い。
そのまま完成させることが出来て終わりならいいんだけど、そうはいかない。
アホな筆者の場合「息抜き」と称して早く完成されられそうなキットを追加購入してくることがある。
そういうわけでこんな感じにメッサーシュミットBf-109だらけになっている。
この戦闘機は一人乗りで風防の窓枠が少なくシンプル、比較的塗り分けが簡単な塗装なので作りやすい。
様々な模型メーカーから出ているけど、どのメーカーのものでも安価で部品点数が少ないのも特徴だ。
なかなかキットが完成しないときに、モチベーションを上げるために難易度の低いキットを無改造で「息抜きキット」として作るといいとは聞きますが……。
筆者の場合積みを完全放置して息抜きキットを購入してくることが多々。
時間を奪って逆に積み潰しの妨害行為を行っています。
ガンプラなんかだとF2ザク。
10年前から順番待ちをしているガンダム系キットそっちのけで筆者はこいつらを新しく購入、完成させている。
2.次いつ買えるかわからないから
プラモデルの中には次回の再販が未定なキットが多々あります。
そのためモデラーの思考回路には
「次来たときにはないぞ」
「買われる前に買え!」
といった言葉が刻まれていると言われています。
筆者も例外ではありません。
先ほどの筆者の積みにもあったドラゴン社のAFVキット。
多数積んでいるけど、部品が多いから進まないだけでなく、供給不安定な海外キットだからつい買ってしまうというのもある。
数年前から値段が跳ね上がる&鉄道模型に予算をとられて筆者も多少購入速度が落ちているけど。
他には写真左に見えるハセガワの航空機コンボキットですかね。
航空機モデルのデカール変更キットは1,2回出荷の限定生産が多いので……。
買い逃すと中古品店を彷徨うことになる。
3.たまたま安かったから
これは特価品とか中古品の部類でよく見かけるパターンですね。
今この値段で買えるのはこのときだけ!
となって衝動買いするパターン。
んで「後で作ろう」
と購入当時は思うんだけど、結局放置するパターン。
これはよく「貧乏人にありがちな特徴」として語られることが多いね。
値段につられて予定外の衝動買いをする行為。
物を買うときは「値段で決める」のではなく「必要なものなのか」判断して買うことが重要だね。
そういえば昔筆者は職場の最寄りブックオフにプラモを漁りに行っていましたが、最近は行っていませんね。
狩り尽くして目ぼしいものがなくなったのだとか。
まとめ
とりあえず積みプラの原因を「作る」ことと「買う」ことの二つの視点から考えてみました。
まとめると
作る観点からの積む原因は
・収入が増えて時間がなくなる
・買ったものの別のキットに興味が移ってしまう
・どれを作ろうか悩んでいるうちに1日が終わってしまう
買う観点からの原因は
・すぐ完成すると舐めてかかるから
・次いつ買えるかわからないから
・たまたま安かったから
といったところかな。
プラモと共に問題が山積みですな。
アホな筆者も何とか崩す方法を模索しながら日々生産活動に従事している。
いい案が浮かんだらまたこのようにまとめてみるかな。
今回はここまで。
さぁ、早速積みプラ崩しに戻るんだ。
余談 鉄道模型を検閲する
んで、筆者はまた鉄道車両を増備したようだね。
検閲させてもらうよ。
こっちの積みも問題ですな。
乗り鉄、撮り鉄とか色々ありますが、アホな筆者は「積み鉄」と言ったところでしょうか。
積みを崩さないから線路敷設が進まないんだ。
まずはマイクロエースより、キハ400系。
国鉄時代に作られた一般気動車キハ40型の酷寒地型100番台を改造して作ったJR北海道の急行型の気動車です。
見た目は原型車とさほど変わっていませんが、改造によって中身は急行型車輌にふさわしい装備となっています。
本製品では宗谷本線の急行宗谷として活躍していた姿を再現しています。
このセットではお座敷車キハ400系500番台として捻出された車輌の代わりにキハ183系を挟み込んでいるのが特徴だね。
ちなみに2000年頃、急行が特急に格上げされた際、用済みになった本車達は再改造されて原型のキハ40系に戻されたのだとか。
……ところで、筆者は北海道には行ったことがないのになぜ唐突にコイツを購入?
見た目が気に入ったから&迷列車動画系列の影響だそうです。
筆者が珍車を買うのはだいたい後者が原因です。
続いてKATOより205系3100番台。
宮城県の仙台と石巻を結ぶJR仙石線の主力を現在担う車輌です。
東北のJR路線は基本的に交流電化されているのですが、この路線は前身の宮城電気鉄道が直流電化していたため、この地方では唯一の直流区間となっています。
そのため、この車輌以前から、代々首都圏の通勤型車輌が転属して使われています。
205系自体は筆者もよく武蔵野線で乗車している。
今回の製品である仙石線の3100番台は中間車からの改造車であるから前面デザインが原型と大幅に異なる、半自動ドア用のボタンやトイレの設置などが外見の特徴。
筆者はこの車輌には乗ったことないけど、先代の103系には松島への観光に行った際に乗っている。
そういえば筆者の母親は仙台出身だったね。
同路線の103系はJR東日本最後の103系だったんですよね。
最後に同じくKATOよりEF58と特急つばめの旧型客車の青大将色。
昔の客車はSLの煤汚れを目立たなくするために茶色(ぶどう色)で塗られていましたが、1956年に東海道線が全線電化された際、その心配がなくなったため、グリーン系の塗装に変更、その色と長く伸びた姿から「青大将」の愛称で親しまれました。
この製品はその青大将塗装の旧型客車セットとお揃いの塗装になった電気機関車EF58です。
編成は主に優等列車用として設計された43系客車や軽量客車10系などを中心に組まれています。
最後尾には一等展望車マイテ39がつくのが特徴です。
平成生まれの筆者は勿論乗ったことはない。
……なんだけど、一番好きなELはこのゴハチだったりする。
特急つばめは戦前の1930年から存在する由緒ある列車名。
現在はJR九州の新幹線名になっているね。
今回の収穫はここまでですな。
いい加減走らせる場所を確保しないと。
筆者も我々も何ヶ月前からそれを言っていただろうか。
今回は今度こそここで終了。