
アドミラルの九七式軽爆撃機(Ki30 Ann)を作っていきましょう。

前回は細部の部品を取り付けた。
今回は残る風防を取り付けよう。

なんかここが一番の難所だったみたいだね。

問題が解決せず、数日間ここの更新も止まりました。
筆者もげんなりしています。

気分転換にルドーでもやってリラックスしなよ。

あのゲームはリラックスには逆効果の闇のゲームです。

あれはひどい時は30回ぐらいサイコロを振ってもスタートできないんだ。
そんなことより、作戦を再開しよう。
風防の取り付け


こちらがキット付属の風防。
やや厚めに成型されていますが、窓枠なんかははっきりしています。
ここからは見えませんが、操縦席上面周りは気泡ができて少々残念なものになっていますが。

キットは丸ごと一体成型になっているけど、分割することで開いた状態に選択できるようにもなっている。
ただパーツが厚いので、そのままだと開けて重なり合った部分の加工が必要になりそうなんだけどね。

肝心のパーツの合いだけど、少し浮いているというか反っているというか。
前後の先端どちらかが浮いた感じになって、胴体と隙間ができるみたいだね。
これはどうすればいいのかな。
作戦その1 縁を削ってみる


というわけで筆者がまず選んだ手法は縁を削ること。
斜めに削ることによって、風防が胴体に埋まるように密着することを試みます。

黒く着色したところを削る感じで。
修正が面倒だから、窓の透明部分に傷をつけないように……。


削って合わせてみるとこんな感じに。
……かえって隙間が目立つようになりましたな。

この作戦は失敗かな。
作戦その2 プラ板で継ぎ足してみる


次の作戦に。
削っても駄目だったので、今度はプラ板を貼り付けて窓枠面積を増やしてみます。
これで隙間が埋まることを期待しましょう。

これも透明な窓枠部分に接着剤が流れないように注意して……。

ここで筆者が
「一体成型の風防が反って前後に隙間ができているみたいなので、短くすれば軽減されるのでは?」
と判断。
試しに操縦席部分の風防可動部で切り離してみたところ、前側は無修正でぴったり合う形になった。
なのでこちらはプラ板を貼り付ける加工はしていない。

後は後ろ側だけ……。

それと、操縦席後ろにある支柱の18番パーツ。
これが広がった状態で接着してしまっていたらしく、風防内部側面に干渉した。
再接着は大変そうだったので、ここは18番パーツの側面を削って誤魔化すことに。


加工して仮留めするとこんな感じに。
これも隙間が埋まりませんな。

……なんだろう、もっと風防縁の内側を厚くすればいいのかな?

それも試したのですが、そうなるとプラ板の厚みで今度は風防が胴体から浮いてしまう形に。
なにより内側を厚くするとその部分が外から見える可能性もありますし。

うーん、どうすればいいのかな。

筆者はこのプラ板の貼り付け・切削をしばらく繰り返していて、この前記事の更新が止まったんだ。
さてどうするか悩んだわけだけど……。
作戦その3 分割してみる


ここで筆者があることを思いついたんだ。
「前側が分割したらぴったりだったので、後ろ側も分割してみてはどうだろうか」
と。
予想は大当たり。
最後部を除いた箇所がほぼぴったりに。

どうも最後部だけ角度が合わず、それにつられて他の部分も浮いてしまったようですな。
分割することで単純な形になり、隙間なく収まる形に。

これはプラ板の継ぎ接ぎはいらなかったってことだね。

分割には刃の薄いエッチングのこを使用し、極力窓枠を削らないようにしている。
無論、窓部分を切り刻まないように。

刃のズレを防ぐため、先にスジ彫りをして溝を作っておくとよさそうですな。


最後部のみ浮くので、本体と接する部分を削って調整。
それと各部プラ板を貼り付けてしまったので、外からその白い板が見えなくなるようにコクピット色を上塗りしてから本体に接着します。

以前の筆者はパテで隙間を埋めていたけど、それだと内部にはみ出たパテの上塗りが難しくなるんだよね。
無理に風防を外すとパテが砕けることもあるし。

風防同士は多少段差ができているけどそのままに。
むしろ筆者としてはその方が可動部っぽく見えるのでいいらしい。

前述通り、分割することで開けた状態にもできるようですな。
パーツ自体の厚みがあるので、重なる部分は削らないといけないわけですが。
今回の戦果


後はクリアーパーツをマスキング。
これで組み立ては終了としましょう。

あれ、後部機銃を入れ忘れていない?

後部機銃は風防を閉めた状態だと銃身がひっかかって取り付けられない。
風防を開けた状態にすると、今度は前述通りパーツの厚み調整をしないといけないんだ。
これ以上組み立てを長引かせたくないので、今回は風防を閉めて機銃は外すことにした。
今回はここまで。
次回はいよいよお楽しみの塗装となる。

続きは次回!
この記事で作っているキット