イタレリより発売されています、ユンカースJu87B-2/R-2のキットを進めていきましょう。
前回は塗装とマーキングを済ませて、イタリア軍所属機にした。
今回は仕上げのウェザリングを施して完成に持ち込もう。
筆者がなんか考え込んでいるよ。
後続のキットのことで悩んでいるのかな。
我々に何を話させるか考えているのでしょう。
また現実とフィクションがごっちゃになるようなことを言って……。
本日が終わるまであと一時間を切ってしまった。
これ以上考えていても進まないので先に進もう。
それでは作戦を再開する。
いつものウェザリング
とりあえずいつものウェザリングから。
例の3点セットですな。
詳しくは過去記事から……。
黒いところに黒いスミ入れをやっても目立たないので、下面はグレイのスミ入れ用塗料を使っている。
よく「白い部分にグレー系のスミ入れ」がおススメされるけど……
筆者は黒い部分にグレー系のスミ入れがおススメのようだ。
つやを整え完成に
最後に水性ホビーカラーのつや消しクリアーを吹きつけ。
マスキングを剥がしたり、残りの部品を取り付けて完成です。
今回はマスキング漏れが少ない感じかな。
完成品は以下のギャラリーで。
イタレリ 1/72 ユンカースJu87R-2スツーカ 完成!
イタリア軍所属機だけど、イタリアマークは尾翼ぐらいなんだよね。
部隊マークや主翼の国籍マークもないし。
ドイツ軍のマークが消された跡がありますし、移籍してきたばかりの機体の可能性が。
以前組んだ同じイタレリ製のD-5型と。
キットとしては胴体や水平尾翼本体、プロペラなんかが同じパーツのようですな。
調べたところ、発売順ではD-5型のほうが先のようですが……。
D型では空力を考えて全体の形状を変更。
B/R型に比べて、細長い機首や風防、主脚スパッツが特徴的だ。
エンジンを変えたことにより、爆弾搭載量や航続距離も共に改善されている。
D-5型ではさらに主翼を延長しているのが外見的の違いになっているね。
主翼本体は共用で翼端を延長するか否かの違いだからか、キットだと主翼端を継ぎ足したような不自然な凸モールドがあったり。
道中で説明し忘れていたけど、そこは彫り直して周りに馴染ませているよ。
直近に組んだエアフィックスのB-2型と。
この蛇マークは今回のイタレリ製品にも付属します。
並べて……って思ったけど、撮影時に角度がつくから正確な比較にならないという。
わかりやすい特徴として、イタレリ製のJu87はやや風防の枠が太いのが特徴だ。
作ってみた感想のコーナー
エアフィックスの2種に続いて、スツーカ三部作になったわけだけど……。
基本的なキット構成は以前のD-5型やタミヤ箱版のG-2型なんかと同様。
このキット特有の場面での筆者の感想としては……
- デカールが4種類と豊富。高品質で、購入してから14年放置した現在でも問題なく使用できた
- 尾翼の支柱周りや機首パーツの噛み合わせなど、他社のJu87に比べてやや部品の精度が落ちる。ごく一部なので致命的なものではないけど
といったところ。
元が少し前のキットらしく、少し精度が気になるぐらい。
特に機首は、上部と左右から組み合わせる方式。
単純に左右から貼り合わせるだけだったD/G型よりも少し難易度が上がっている。
とはいっても、まったく合わないわけではないから安心してほしい。
筆者がここで組んだスツーカキットのなかで一番古いのはフジミ製だよね。
古いわりには意外と合いがいいんだけど。
フジミ製品も時々パーツの合いに難ありなものがありますが、Ju87シリーズは概ねパーツの合いが良好ですな。
ただ機内表現などディティール面ではかなりすっきりしたキットなので、その点ではイタレリ製品の方が上手かと。
現在ではエアフィックスに加え、アカデミー製品やズベズダ製品もある。
競合が増えたと捉えるか、選択肢が増えたと捉えるか……。
イタレリやフジミとかの古参組はB,R,D,G型各タイプが揃っているのが長所だね。
同じ設計のタイプ違いだから比較しやすいというか。
各人好みのスツーカを探してみてはいかがだろうか。
今回はここまで。
三連続したので、さすがに次回はスツーカ以外のものを紹介する予定だ。
次回も、お楽しみに~。
この記事で作っているキット