英国のエアフィックスより発売されています、日本海軍の九七艦攻を作っていきましょう。
前回は部品の確認を行った。
今回は組み立て開始。
機内を中心に組んでいこう。
筆者はエアフィックス製品って意外と組んでいないんだよね。
Bf110は同じようなのを昨年5機も組んでいたけど。
それ以前には35(t)軽戦車とBf109E-7ですな。
前者はアカデミーのOEMですが。
まだまだ在庫にはエアフィックス製品がある。
どんどん作ってコレクションを増やしていこう。
それでは作戦を開始する。
組み立てる前に
なんかゴチャゴチャした説明書だね。
今回の製品は多数の組み立て選択がある。
この段階では
- 搭載する武器
- 主翼を展開状態か折り畳み状態か
などを選択する。
作りたいものを選び、それに対応した加工を施す。
今回は
- 武器→魚雷
- 主翼→展開状態
で進めていきましょう。
胴体下部に魚雷取り付け用の穴を開けます。
主翼は折り畳み状態にする場合のみ切り離しましょう。
今回は展開状態なので、切り取り加工は不要です。
説明書がなんかややこしいけど、工程番号の隣にあるシルエットでどういうものを作っているのかは示しているみたいだね。
別売りのスタンドにも対応しているみたいですな。
それを使用する方は胴体下に2.0mm径の穴開けが必要なようです。
今回はスタンドを使わないので、そのまま進めましょう。
武装の取り付けには0.8mm、主翼折り畳み加工の場合は0.7mm径のピンバイスがそれぞれ必要だ。
別途用意しておこう。
合わせ目部分を接着する
加工が済んだら先に各部の接着。
- 主翼
- 水平尾翼
- タイヤ
- 魚雷
を貼り合わせる。
主翼部分はコクピットの床板と一体化されています。
主翼上下の間に胴体下部の透明な覗き窓を挟み込む必要があるので、忘れずに。
接着した後で気づいたけど、コクピット内部を塗り分ける際にこの窓パーツを内側からマスキングする必要が生じる。
先に機内を塗ってから主翼を貼り合わせたほうが楽だったかもしれない。
……。
合わせ目については過去記事参照だよ。
コクピットの組み立て
続いてコクピット。
1/72スケールの模型としては十分すぎる内容となっています。
側壁部分に深めの押し出しピン跡がいくつかあるのが気になるかな。
ここは後部機銃だけ2種類のパーツからの選択式みたいだね。
風防内部に収めた収納形態か、風防を開けて機外に出した展開形態か。
今回は収納形態で組むよ。
展開形態の機銃が写っていませんな。
とはいっても、銃架の角度だけの違いですが。
組み立てるとこんな感じに。
一部部品は塗り分けに備えて、ここでは接着していません、
覗き窓もマスキング。
奥まっていてテープを貼り付けにくいので、やはり主翼を後で合わせた方が良かったかと。
押し出しピン跡は伸ばしランナーを接着して適当に成型。
そんなに見える場所じゃなさそうだし、そこまで綺麗にしなくてもいいかも。
機内の塗装
そして塗装。
エアフィックスのキットはハンブロールカラーの塗装指示。
指定では同カラーの150番、マットフォレストグリーンだそうです。
筆者はクレオスやタミヤの塗料をメインに使うので……
今回はMr.カラーのコクピット色(中島系)を使っています。
指定のフォレストグリーンはもっと暗い色っぽいんだよね。
Mr.カラーだと三菱系のコクピット色のほうが近いというか。
中島の航空機なので、中島のコクピット色で塗ってしまいましょう。
その後は
- 筆で細かいところを塗り分け
- 計器類のデカールを貼り付け
- 黒でスミ入れ、明灰緑色でドライブラシ
といった感じです。
ちなみに先ほど出てきたコクピット色(三菱系)
これは色違いの機器部分(D05番パーツ)で使っています。
厳密にいえば、コクピット色(三菱系)に似せた代用品ですが。
去年緊急で作った代用コクピット色の余りという。
ハンブロールだと149番、マットダークグリーンだよ。
そのダークグリーンの上下に重なった機器、デカールを貼り付けるんだけど……
キットの指示ではボタン類が凸凹した、機器の上側に貼り付ける指示が出ている。
ただあまりにも貼り付けにくかったので筆者は
「これは平坦な機器の下側に貼り付けるのでは?」
と判断、急遽そちらに貼り付けている。
急に貼り変えたから少し崩れてしまっているけどね。
それにしても随分と内部が充実していますな。
塗り分け甲斐があるといいますか。
ちなみにこちらは以前組んだハセガワ(旧マニアホビー)製の三号艦攻。
こちらも時代の割には内部再現が充実していたけど、それ以上のものだ。
今回の戦果
床板のマスキングを剥がし、残りの機内パーツを取り付け。
そのまま主翼と胴体を合わせてしまいます。
パーツの合いは問題ないみたいだね。
ちょっとキツめのところもあるけど、概ね大丈夫というか。
主翼後部が少し浮きそうだったので、ここはガッチリ抑えておきたいところ。
今回はここまで。
次回は特徴的なエンジン周りなど、残りの部品を進めていこう。
続きは次回!
この記事で作っているキット