エアフィックスの九七式三号艦上攻撃機を作っていきましょう。
筆者が組みかけで放置していたものを掘り出し、前回はその中身を確認した。
今回は組み立てて塗装直前まで進めよう。
見た感じ、機首と収録された塗装以外は一号と同じなんだよね。
組みかけですっ飛ばしている部分はそっちを参考にしてもらえればいいかな?
ですな。
機首の他、一部選択パーツを異なるものにするので、その辺りを重点的に触れていく予定です。
それでは作戦を開始する。
機内の組み立て
機内はほとんど筆者が組み立て済み。
色を塗る辺りから再開ですな。
機内色はハンブロールの150番、マットフォレストグリーンの指定。
筆者はMr.カラーのコクピット色(中島系)で塗ってしまっています。
このキットは主翼上部とコクピット床板が一体化されている。
更に座席下の覗き窓のクリアーパーツは、主翼下部と床板で挟み込むような構造。
前回の一号艦攻は窓を挟み込んで主翼の合わせ目接着をしてから、機内を塗り分けた。
この場合、内側からも窓のマスキングが必要になり手間が増える。
なので今回は先に機内を塗り分けてから、窓を挟み込んで主翼の合わせ目接着をすることにした。
そういえば後部機銃がないね。
今回は風防後部を開放状態にし、機銃も射撃形態にするそうです。
ここで取り付けるとマスキング時に不便なので、後付け予定ですな。
塗り分けが済みましたら、主翼の上下を合わせたいところですが・・・…
その前に内側から装備の穴開けを済ませておきましょう。
今回のキットでは3パターンの穴開けからの選択となっています。
……爆弾はサイズ違いが4種類あるけど、詳しいことが書かれていないね。
魚雷はすぐわかるけど。
情報によると九七艦攻は
- 800kg魚雷
- 800kg爆弾
- 500kg爆弾
- 250kg爆弾
- 60kg爆弾
を主に搭載していたようです。
おそらくこの図の一番小さいのが60kg爆弾で、一番大きい爆弾が800kg爆弾かと。
今回は真ん中のパターンで進める。
穴開け箇所を間違えないように……。
穴開けやクリアーパーツの組み込みが完了しましたら、合わせ目部分を接着。
一時乾燥待ちになります。
極端に合いが悪いわけじゃないんだけど、そのままだと浮いて隙間ができそうになるんだよね。
クリップで抑えつつ……。
隙間ができた場合はパテやらプラ材を溶着して埋めてしまおう。
筆者は整形途中で発生した大きめの削りカスを接着剤で溶かし、再利用して埋めている。
合わせ目消しについては過去記事参照だよ。
風防などの取り付け
その後は合わせ目部分を整形して、尾翼などの取り付け。
この辺りは前回の一号同様ですな。
風防も一号同様3種類(一体整形の全密閉、一体整形の後部座席のみ開放、独立整形の三座席全て開放)からの選択式。
今回は後部のみ開放状態にした。
一号で使った全密閉タイプは合いがキツめで抑えないと浮いてしまった。
今回使った後部のみ開放タイプは浮くことなくピッタリ合ったのですんなりと進んだ。
個体差かな?
それでも全部こんな感じなのかな?
機首の組み立て
一号と三号で最も異なる部分となる機首。
栄エンジン搭載の三号は機首が細いのが特徴です。
一号同様、カウルフラップは開閉の選択式だね。
筆者は閉めた状態にするっぽい。
プロペラスピナーも塗装によって選択式。
今回はないタイプで進めているよ。
- 基部は真っ二つなので、合わせ目接着(これは過去の筆者が実施済み)
- 排気管の排気口は真っ平らなので、ピンバイスで凹みをつける
といった加工も施している。
組み立てるとこんな感じに。
エンジンやプロペラは塗装に備えて、ここでは本体に接着しません。
さすがに新しいキットだけあって精度は問題ないね。
プロペラも息を吹きかけるとクルクル回るし。
今回の戦果
そんなこんなで組み立て完了です。
ピトー管は以前の一号同様、金属製にして強度と精度をアップしています。
そういえばこのキット、なんかトラブルがあったんだっけ。
ここまでは順調だけど……。
トラブルは次回の範囲で発生してね。
今回はここで中断。
次回は塗装やマーキングになる予定だ。
続きは次回!
この記事で作っているキット