模型大隊戦闘日誌、始まるよ!
前回は筆者が苦戦しつつも、長年放置していたドムR35が完成しましたな。
今回は……。
ここ最近筆者の第1積み山の在庫がまったく動いていない。
なので今回はここから次のものをチョイスしよう。
これでも筆者の手持ちの一部なんだよね。
積み界隈からすると、この量でも少ない部類みたいだけど。
どれが出てくるのか……。
今回はこの画像の左上にあるキットを紹介しよう。
今回のお題 エアフィックス 1/72 ユンカースJu87B-2スツーカ
今回作るのはこちら。
エアフィックスより
ユンカースJu87B-2スツーカだ。
キットでは選択式でB-2/R-2となっているが、今回はB型で組む予定。
またこのメーカーからは他スケールでも同型機が発売されている。
今回は例によって、1/72スケールで組んでみよう。
というより、エアフィックスは過去にも同型機の同スケールキットを発売していたようですな。
筆者の作りかけ放置品の中に、えらい古そうなキットがあった気がします。
調べたところ、70年代に一度エアフィックスはJu87B/Rのキットを発売しているようだ。
2015年頃に、同社は完全新規金型でJu87のB-1型を新発売。
今回作るキットは、その2015年版をベースに一部パーツを差し替えて2017年頃に発売されたものだ。
時期的にはかなり新しいものなんだね。
旧製品のスツーカも組みかけで筆者が放置していますし、なんならその新版のB-1型も先ほどの画像に写って手付かずになっているという。
ユンカースJu87B-2スツーカとは?
この機体は1930年代後半のスペイン内戦から、第二次世界大戦期にかけて活躍したドイツ軍の急降下爆撃機だ。
今までも派生機をたくさん作っているから、ここでは簡潔に済ませる。
筆者のお気に入りだけあって、たくさん保有して作っているという。
今回作るのはB-2型。
B型は前身のA型からエンジンを取り替え、機体各部を再設計。
Ju87の前期量産型とも言える存在だ。
B-2型はB型の中でも最後発のグループ。
前身のB-1型と比べると
- プロペラブレードが幅広の物になっている
- 排気管の向きが機体下方から後方に変更
- カウルフラップ用の油圧装置が追加
などの外見的差異がある。
そういえばここではスキー装備のズベズダ製B-2型や、フジミ製のB-1型を組んでいたね。
フジミ製はB-2型ベースだったから、B-1型にするときはカウルフラップを埋めたり、プロペラブレードを幅狭仕様に削る必要があったという。
基本的に模型ですとほとんどB-2型で、B-1型を再現したものは少ないという。
純粋なB-1型のキットは前述したエアフィックスのものぐらいですな。
スキー装備のB-2型やB-1型などを作っていたけど、ようやく真打ちのB-2型が登場した。
今回は1/72スツーカの中でも比較的新しい、エアフィックス製品を作ってみよう。
箱の中身を確認しよう
それでは箱を開ける。
中身はこんな感じ。
- パーツ入りの大袋
- デカール
- 説明書兼塗装図
ですな。
パーツはこんな感じ。
エアフィックスお馴染みの水色の成型色をした、凹モールドのパーツだ。
通常ランナー4枚に加えて、クリアーランナー1枚となっている。
右上にある機首部分が収まったFランナー。
これが今回のキットで新規にセットされたもののようです。
これで前身のB-1型との違いを再現しているみたいですな。
全体の雰囲気は同じような時期に発売された九七艦攻に近い感じだね。
やっぱり選択式のパーツも多いのかな?
付属するデカールはこちら。
鉤十字が付属しないので、別のところから取ってくる必要がある。
代わりに非ドイツ軍の所属機も再現できるようになっているけどね。
右下に「Ju87B1」って書いてあるけど、これは間違いかな?
収録された塗装は2種類……と見せかけて3種類。
- ドイツ空軍 B-2型 1941年7月リビア
- イタリア空軍 R-2型 1941年北アフリカ
- イギリス空軍 R-2型 ↑のイタリア軍機と同一個体で、イギリス空軍鹵獲機
となっている。
どれもアフリカ戦線の機体だね。
詳しい所属とかは?
筆者がイタリア語に自身がないようで……
字面からしてGruppoは英語のGroup、Squadrigliaが英語のsquadronに当たる単語かと。
ちなみに英語でもGroupは
- 英国式(航空団・飛行集団)
- 米国式(飛行群)
と、異なった意味になるのだとか。
筆者はイタリア語に関しては「マンマ・ミーア!」(Mamma Mia!)程度しかわからんよ。
絶対スーパーマリオの影響でしょ。
マンマ・ミーアは直訳すると「私のお母さん」という意味だそうですが、英語の「oh my God!」に近い意味合いで使うそうです。
日本語ですと「なんてこった!」みたいな感じになるとか。
話をスツーカに戻す。
今回はボックスアートにもなっている大蛇のペイントが特徴的な、ドイツ軍のB-2型にする。
ただ他社製品だと、この機体をR-2型としているキットもあるらしい。
主翼下部に爆弾をつけるか増槽をつけるかの違いなので、そこまで気にしなくてもいいけど。
幸い、穴開け箇所は爆弾と増槽で同一のようです。
後で交換も可能ですな。
次回、製作開始!
今回はここまで。
次回から組み立て開始となる。
見た感じ、以前の九七艦攻みたいに独特なパーツ分割なんだよね。
見慣れない形というか。
選択式の部品もいくつかありますな。
混乱を防ぐため、早めに選別したいところです。
接着乾燥待ちが必要なところだけでも早めに進めたいところだ。
とにかく実際に組んで確かめてみよう。
続きは次回!
この記事で紹介しているキット