フランスのエレールから発売されています、ポーランドの軽爆撃機・偵察機PZL.23カラシュを作っていきます。
前回はパーツの紹介を行った。
今回は組み立て開始。
合わせ目接着やコクピットの組み立てを進めよう。
ところでこんなマイナーな飛行機、何で筆者は購入したのかな?
筆者の好物である単葉固定脚の機体だからだそうですな。
ついでに言うとルーマニア軍の機体を作りたがっていたという。
筆者の在庫には更に聞いたことのないメーカーの聞いたことのない航空機があった気がするね。
そっちもルーマニア軍のマークが収録されたポーランド機だった気がする。
とりあえず、作戦を開始しよう。
各部の接着
手始めにすぐ接着できそうな箇所を貼り合わせてしまいます。
- 主翼
- 主脚スパッツ
- エンジンのカウリング
などですな。
後者2つは先に挟みこむパーツを整形しておきましょう。
合わせ目消しについては過去記事を参考にしてね。
それと、今回は凸モールドのキット。
パーツ表面に余計な接着剤をつけないように注意してね。
A型?B型?
乾燥待ちにちょくちょくパーツを整形していく。
前回も少し触れたけど、このキットはルーマニア軍のA型とポーランド軍のB型の選択式となっている。
使用パーツも選択する必要があるので、あらかじめどちらで組むか決めておこう。
今回はルーマニア軍のA型だったね。
主な特徴としては……
- 水平尾翼が切り欠きなし
- 主翼前面に補強板のようなものがついている
- 主翼右下面にパーツを追加
- 風防上部の部品は取り付けない
といった感じ。
画像の左側がA型用の部品。
右側にあるのは今回使わないB型用の部品だね。
コクピットの組み立て
続いてコクピットの組み立て。
座席や操縦桿に後部機銃など、必要最低限の部品で再現されています。
組み立てるとこんな感じに。
ここは特に苦戦しませんでしたな。
真ん中に大きな穴が開いているね。
PZL.23カラシュは
- 操縦手
- 後部機銃手
- 爆撃照準手
の3人乗り。
大穴は機体下部のゴンドラ部分に通じており、ここが爆撃照準手の定位置となっている。
この手の機体は大体2人乗りのイメージがあるけど……。
胴体左右も準備して更に進めます。
計器板や仕切りもここで一緒に組んでしまいましょう。
シンプルな床板とは打って変わって、側壁はモールドが充実しているね。
初版は70年代のキットみたいだけど、同時期のキットとしては珍しく感じるね。
内部の塗装をするので、計器板や仕切りもここで片側に接着。
内部は押し出しピン跡があるので、外から見えそうな箇所を削って処理している。
計器板や仕切りがズレて接着されないよう、一度胴体左右を仮留めして確認しましょう。
コクピット内の塗装
ここまでできたら内部を塗ってしまいます。
当時ハンブロールの傘下であったからか、塗装指示は全てハンブロールカラー。
コクピット色は同カラーの56番、メタリックマットアルミニウムと書かれています。
筆者の手持ちにハンブロールカラーはないので、タミヤアクリルのフラットアルミで代用することに。
金属色でピカピカに。
塗料の食いつきが心配だったので、下地には一度グレーのサーフェイサーを吹き付けている。
押し出しピン跡処理をして、多少がたついているのもあるからね。
その後は細かい塗りわけ。
黒・茶色・金属色などなど。
そしていつものスミ入れ&ドライブラシ。
金属色を塗ったからか、側壁部分にスミ入れ塗料が残りにくいね。
ラッカー系に比べて塗膜が弱いアクリル塗料なので、あまりジャバジャバエナメル塗料を塗っていないというのもありますが。
今回の戦果
その後は床板を組み込んで胴体左右を貼り合わせ。
合わせ目消しの準備を行います。
乾燥待ちに。
他のパーツもあらかた整形済みなので、ここで今回の作業は中断しよう。
続きは次回!
この記事で作っているキット