
サイバーホビーのヘッツァーを作っていきましょう。

前回は車体上部を組み、全体が形になった。
今回は塗装とマーキングを施す

ここから先はいつも通りの展開になるはず。

筆者が今まで作ってきたヘッツァーの迷彩は基本的に筆塗りでしたな。
今回は迷彩の形がそれらと異なりますが……。

詳しくは後述するけど、今回も筆塗り迷彩をしてみよう。
それでは作戦を再開する。
塗装図の確認


このキットに収録された塗装は2種類。
- 第167国民擲弾兵師団第167戦車猟兵大隊所属車(1944年 ベルギー)
- 第257国民擲弾兵師団所属車(1945年フランス)
ですな。

第257師団のはマーキング類が一切なく少し寂しいので、今回は青い車番がアクセントになった第167師団のものにする。
こちらはどういうわけか車体上下でダークイエローが異なる色の指示になっているけど……
今回は上下共に同じ色で塗ってしまおう。

車体下部が水性ホビーカラーのダークイエロー(2025年3月現在日本では見かけない塗料)
車体上部は同カラーのホワイトとイエローを混ぜる指示だね。
どういうことなんだろう。
下地から塗装


手始めに下地からの塗装に。
- 金属パーツ部分→ガイアノーツのマルチプライマーアドバンス
- 車体全体→クレオスのMr.マホガニーサーフェイサー1000
と塗っていきましょう。

今回はマホガニーベースだね。
グリーンの面積が広いから、ブラックベースにしてもよかったかも。

とりあえず今回は車体下部のイエローに合わせた形にします。
車体をエアブラシ塗装する


その後は本体色を吹きつけ。
- 履帯→モデルカステンの履帯色
- 車体下部→ガイアカラーのダークイエロー2
と塗っていきましょう。

今回の車輌、車体上部はグリーン部分が多いんだけど、下部はイエロー面が多いんだよね。
ここでダークイエローが1ビン尽きたから、在庫のを持ってこないと。

確か今までに組んだキットの説明書によると、1944年11~12月頃の生産車からグリーンがベースの色になっていたはずです。
ただ車体下部がイエローなので、まだその前の車輌だと筆者は判断してこのように塗ったみたいですな。


そのまま上面をグリーンで塗装。
使用したのはいつものガイアカラー、オリーブグリーンですな。

この後の迷彩に備えて、マホガニーはあまり残さずベタ塗りに近い形にした。
ともかくこれでエアブラシ塗装は終了だ。
筆で迷彩を塗ってみる


いつもならドイツ軍の三色迷彩をエアブラシ吹きで再現するけど……
今回は他の今までのヘッツァー達みたいに、筆で迷彩を塗り分けてみよう。
迷彩柄の様子は違うけど、基本的には過去に説明した通りの手順。
鉛筆で下書きをし、それを参考に塗料を筆塗りしていく。
ラッカー系塗料を使用しているので、あまり筆を往復させると乾燥済みの下地も溶けてくるので注意だ。

今回はあらかじめ面積の広そうな部分をエアブラシ吹きしているけどね。

オール筆塗りはそれなりに時間がかかるんだ。
まずは塗装図でわかる範囲だけ下書きをし、先にダークイエローやレッドブラウンを置く。
その後、塗装図でわからない箇所も下書きをして繋げていく。

先に塗料をある程度置いておくのは配色確認ですな。
全部下書きをしてからだと、どの色がどの位置に来るのかわからなくなるので……。

作業中に下書き部分へ触れていくうちに、せっかく書いたそれが消えて見えなくなるというのもある。
下書きが消える現象は航空機模型でも多発していた案件だ。


迷彩が筆塗り完了しました。
ついでに車体の細かい装備も塗り分けておきましたな。

おっ、新しい筆が。

使っていた筆の毛先が広がってきてね、迷彩の塗り分けが難しくなったので新品を開封したんだ。
号数が異なるが大きな問題はないだろう。
マーキング!


キット付属のデカールがこの右側のだね。
細かいものが多いけど、それらはおまけの兵士が持っている装備品用。
車輌のは国籍マークと車番だけという。

今回選ばなかった塗装パターンでは、それすら使わないというやつです。
今回の戦果


車体の左右に計4枚のデカールを貼り付けるだけ。
これだけですな。

乾燥待ちになるので今回はここで一度中断。
次回はウェザリング作業からになる予定だ。

続きは次回!
この記事で作っているキット