
模型大隊戦闘日誌、始まるよ!

前回は筆者が積んで放置していた、プラッツのセンチュリオン戦車が完成しましたな。
今回は……。

筆者が積みから掘り出してきた航空機模型を紹介しよう。

また飛行機模型に逆戻りかぁ。
他のジャンルを……。

それも考えたんだけど、そのキットは実際にはこの前掘り出してきたものなんだ。
掘り出して中途半端にしておくわけにはいかないので、ここでケリをつけておきたくてね。

この前掘り出してきた……
あれですな。
今回のお題 ソード レジアーネRe.2002アリエテ(最終シリーズ)


今回作るのはこちら。
ソードより
レジアーネRe.2002アリエテ (最終シリーズ)だ。

思い出した。
この前のスーパーモデル製キットを作っている際に、デカール取りにしようとした……。

幸いあちらのデカールがなんとか使えたので、結局このキットの出番はなかったわけですな。

せっかく掘り出してきたものを戻すのもあれなので……
そのまま組んでしまおうというわけだ。

需要なさそうだけど。

このキットは、確か筆者が9年前だか10年前だかに秋葉原のボークスさんで購入したもので……
値札シールに2430円と書かれていますが、その時は偶然にも決算セール。
かなりの安価で投売りされていたものだったような記憶が……。

売れ残りかぁ。
やっぱり需要なさそうな。

以前作ったBV-40もその時に同時購入している。
それと回天隊の屠龍やシャークマウスのJu87B。
あれらは同日に別の店で購入したものだね。

大人買いした大人だぁ。

あの日は10個ぐらい購入していましたな。
ほとんど完成せず、近年になってあわてて崩し始めているわけですが。
Re.2002アリエテとは?

この機体は第二次世界大戦期にイタリアのレジアーネ社で開発された戦闘爆撃機だ。
詳しいことは直近のスーパーモデル製キットを組んだ際に語ったので、簡潔に済ませよう。

- 1930年代に次世代の新型単葉単座戦闘機の開発指示が出て、レジアーネ社はRe.2000を開発
- ところが競作であったマッキ社のMC.200に敗れ、惜しくも不採用。性能自体は当時としては高水準だったので、スウェーデンやハンガリーなどの輸出用機になったり、イタリア海軍がカタパルトから発射する艦載機として使用
- その後ドイツ製のダイムラーベンツDB601を乗せたRe.2001に発展。しかし思ったより性能が上がらず、ここでもマッキ社のMC.202に敗れる形に
- エンジンを空冷のピアッジョP.19 RC45トゥルビーネ(台風)に変更して、Re.2002アリエテになる
……って感じだったね。

1943年に入ってから実戦投入。
同年中にイタリア王国が降伏すると、他のイタリア機同様連合軍側と枢軸国側双方に分かれて使用されたというやつですな。

Re.2000シリーズの三番手Re.2002アリエテ。
直近に作ったスーパーモデル製品に続き、チェコのソード製品で作ってみよう。
箱の中身を確認する


とりあえず箱を開ける。
キャラメルボックスを開けるとまずはチャックつきの大袋が出てくる。

キャラメルボックスはフタの隙間や糊付け不足の箇所から部品が脱落しやすいからね。
梱包はしっかりしているとうれしいというか。

筆者の手持ちには糊付け部分が剥がれた簡易インジェクションキットの箱がいくつかありますな。
それらも早く組みたいところです。


中身はデカールに説明書にパーツ。
まずはパーツから見ていこう。
ランナーは3枚。
内一つは風防や照準器の入ったクリアーランナーだ。

どうやら以前作ったRe.2000GAファルコのランナーを流用しているようですな。
画像上部のものがその流用品。
下のものがこのキットで新規に追加されたRe.2002用の部品です。


胴体が2種類付属するのでそこで比較を。
うっすらとした凹モールドとなっている。
カウリング部分も胴体と一体化されており、Re.2002用のものはシリンダーのコブが浮き出ているのが特徴だ。

機首の長さは同じに見えるね。
先端パーツもつければ変わって見えるのかな?


付属の説明書はこんな感じに。
複数ページありますが折り込んであるだけですな。

塗料番号とか部品番号とかチェックするのには好都合なんだよね。
このキット、ランナーに部品番号がないし。


以前流用しようとした、このキット付属のデカールはこちら。
ポーランドのテックモッド製みたいですな。

筆者も同社の別売りの鉤十字や日の丸を何度か使っていたね。
このキットの鉤十字は分割状態だけど付属するよ。


収録された塗装は2種類。
イタリア軍仕様と、ドイツ軍仕様となる。
このドイツ軍仕様、以前のスーパーモデル製品と塗装は異なるけど同じ機番となっている。
同一個体の塗装解釈違いなのかもしれない。

あっちは上面が単色塗装だったけど、こっちだとドイツ軍機でよく見られるスプリッター迷彩なんだよね。
塗料もドイツ軍機用のものだし。

キットでは「RLM70・71・76」の指示になっていますな。
ただ上面が70と71なら、下面は76ではなく65になりそうですが……。
次回、製作開始!

今回はここまで。
次回から製作開始だ。

また簡易インジェクションかぁ。
苦戦しそうな展開。

何度もお伝えしているとおり、組みにくいキットが在庫で多数残っているというやつです。

そういえばこのキット、2つあるんだっけ。


決算セールと2種類の塗装につられた筆者が、2つとも購入してね。
当時イタリア機狩りをしていた筆者の物欲が、君たちにもわかるだろう?

んで今日まで放置と。

当時の筆者に簡易インジェクションキットは荷が重かったようです。
通常のインジェクションキットであったスーパーモデル製の同機でさえ組めませんでしたからね。

ここ最近の他キット同様、過去の筆者の後始末をしていくことになる。
詳しいことは実際に組んでから確かめてみよう。

続きは次回!
この記事で紹介しているキット