タミヤのIII号突撃砲B型を作っていきます。
前回は車体上部や主砲を組み立てた。
今回は戦闘室の装甲面や細かい装備を取り付けて組み立てを終えよう。
今回で組み立て作業が終了するんだね。
内装がある分、少し時間がかかりましたな。
タミヤMMシリーズの中でも比較的内装の部品が多いキットだ。
もっとも、他社のフルインテリアキットを筆者は幾つか保有しているみたいだけどね。
時間がかかりそうなので、なかなか手がつけられないというやつですな。
組み立てを省くとなんか損した気分になるというか。
とりあえず、早速今回の作業を開始しよう。
車体外装の部品取り付け
まずは説明書の順番通り装備の一部を。
見た感じ後部フェンダーやライト、アンテナレールのようですな。
フェンダー類はなんか穴が開いているね。
どうやら実物では折りたためるようになっているようです。
穴の部分は側面フェンダー後部に取り付けられた尾灯類がぶつからないように空けられたものですな。
アンテナレール支柱とライト前面カバーはエッチングパーツで再現。
瞬間接着剤でくっつけよう。
筆者は切らしていたから通常の物を使ったけど、接着面積が狭いからゼリー状のもののほうが良かったかもね。
ライト前面カバーは開いた状態にも出来ますな。
また余剰パーツにはカバーのプラ製パーツもあります。
エッチングパーツが苦手な人はこちらを選択するのも手かと。
アンテナレール支柱は車体後部に接着する。
ここも接着面積が狭いから、ゼリー状接着剤のほうが作業しやすそうだね。
アンテナレールの直下にも支柱があるね。
こっちはプラ製だから、タミヤセメントで接着。
エンジングリル上に接着するよ。
前面ライトやフェンダー上のライト類はコードで繋がっているようですな。
ここは調べた画像を参考に、エナメル線で配線を行います。
基本は0.4mm径のエナメル線で。
一部細くなっている部分はパンターG型付属品の余剰のもので作っています。
見た感じ配線は前面ライトカバーの後ろで車内に引き込まれているみたいだね。
筆者は0.5mm径ピンバイスで穴を開けているよ。
ここまでの作業で全体像はこんな感じに。
まだまだオープントップ状態ですな。
ここから先がようやく戦闘室の組み立てだ。
戦闘室の組み立て
戦闘室の部品はこちら。
本体のC4番パーツをベースに、様々な部品を取り付けていく。
なんかマシンガンみたいなのが見えるね。
おそらくMP40短機関銃かと。
前回の手榴弾といい、白兵戦に備えた武器が幾つか搭載されていますな。
そういえば突撃砲は元々砲兵管轄の歩兵部隊所属なんだよね。
組み立てるとこんな感じに。
ハッチ部分は接着せずに進める。
内側に押し出しピン跡があるけど、これは浅いので軽くヤスリがけすれば大丈夫だ。
砲隊鏡(カニ眼鏡)も塗り分けを考慮して、ここでは接着しない。
車体前面左側の段々がいい感じ。
なんかピラミッドみたい。
あれは観測用の照準口のようです。
B型まで用いられており、次のC型からは廃止されていますな。
C型からは自走砲用の照準器が新たに搭載されたので、戦闘室天板の照準器周りも変化していますな。
ということはここは型式を識別するポイントの1つかな?
そうですな。
ここでの注意点は戦闘室側面前方に接着するU字型フックでしょうか。
イモ付けなので、説明書の別角度からのイラストなどをよく確認しつつ接着します。
組み立てた戦闘室は主砲に引っ掛けるようにして車体へ乗せる。
このキットは完成後も車内が見えるようになっており、戦闘室も接着指示が出ていない。
なので今回は接着しないで進めよう。
幸いいつものタミヤクオリティなので、ピッタリとはまってくれる。
おお、ようやくそれらしくなってきたね。
まだまだ細かい部品の取り付けがあるので、それも仕上げてしまいましょう。
その他細かい装備の取り付け
残りの装備がこちら。
主に工具類やエンジングリルとなっております。
工具類はドイツ軍の規格品だからか、今までに見てきたものとあまり変わらない外見だね。
金網パーツはこのキット専用のものだけど。
取り付ける前にやり残したことが。
フェンダーの裏側から、「B→」と刻印された部分の凹みに1.0mm径の穴を開けよう。
全部で2箇所だ。
筆者が開け忘れていたようですな。
本来は車体上下を接着する前に行う作業です。
なんか他にも凹みがいくつか見えるね。
他の形式も発売する予定だったのかな。
公式HPによりますと、本キットの発売は2005年12月。
あれから16年近く経っていますが、特にバリエーション展開の気配はしませんな。
ジャッキの4つ脚部分は単純な板状になっている。
ここはデザインナイフやノミで削って4つ脚を再現している。
エッチングパーツはやっぱり瞬間接着剤で接着。
左右で形が違うから注意だよ。
左側に来るものはアンテナレール支柱に干渉しないよう、切り欠きがあるのが特徴ですな。
今回の戦果
これでようやく組み立て作業が終了だ。
元々グレーの成型色だから、このままでも十分それらしいね。
本キットは従来のIII号シリーズの部品を流用していますが、足回りは新規の部品を多数使用しているので余剰品も多数発生します。
紛失した際の補修用パーツになりそうですな。
画像には写っていませんが、砲口のプラ製パーツもあります。
今回はここまで。
次回は塗装作業になる予定だ。
続きは次回!
この記事で作っているキット
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