タミヤ 1/35 M4シャーマン(初期型) 製作記②

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戦車・装甲車等製作記
アドルフ
アドルフ

タミヤMMシリーズより、M4シャーマンの初期型を作っていきましょう。

ヴァルダ
ヴァルダ

前回は箱を開けた。

今回は組み立て開始。

接着できるところは接着して、足周りを形にしていこう。

レーナ
レーナ

久々のシャーマン戦車。

枢軸国陣営びいきな筆者だけど、時々シャーマンを作っているよね。

アドルフ
アドルフ

たまに作りたくなるようですな。

ただ結局ほとんどがドイツ軍のマーキングになってしまいますが。

ヴァルダ
ヴァルダ

同じドイツ軍戦車ばかりだと飽きるときもあるからね。

それでは作戦を開始しよう。

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合わせ目接着

アドルフ
アドルフ

まずは合わせ目が発生する真っ二つなパーツたちを接着してしまいます。

  • 主砲
  • 砲尾
  • エアクリーナー

辺りですな。

砲尾はハッチを閉めると見えなくなるので、やらなくても大丈夫ですが。

レーナ
レーナ

合わせ目消しについては過去記事参照だよ。

流し込み式速乾の接着剤を使っているから、作業もスムーズに進むはず。

アドルフ
アドルフ

合わせ目とは違いますが、履帯もここで接着して輪にしておきます。

こちらは浸透して千切れてしまうので、流し込み式の接着剤は使わないでください。

筆者はタミヤのリモネンセメントで接着していますな。

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ヴァルダ
ヴァルダ

数多くあるM4シャーマン用の履帯。

今回のキットに付属するのはT48型と呼ばれるものだ。

履板が「へ」の字状の滑り止めがついたゴムカバーに覆われているのが特徴となっている。

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レーナ
レーナ

ゴム資源を贅沢に使うのがアメリカらしいというか。

ゴム製ってことは、錆とかは施さないほうがよさそうだね。

アドルフ
アドルフ

勿論、履板同士を繋ぐ両端のコネクタ部分は金属製ですけどね。

塗装時はここで差をつけたいところです。

サスペンションの組み立て

ヴァルダ
ヴァルダ

説明書では車体下部から組むことになっているけど、ここは先にサスペンションから組んでいく。

このキットはいくつかパーツが選択式となっている。

足周りでは

  • 機動輪が穴なしか穴ありか
  • 転輪が穴なしのプレス製か穴ありのスポークタイプか

の選択となる。

今回は穴なしの機動輪と、穴なしのプレス製転輪を使ってみよう。

アドルフ
アドルフ

ランナーを見たところ、今回選んだ2種類は1981発売旧M4A3から付属するもののようですな。

選ばなかった穴ありの機動輪・転輪は今回の無印M4で新規に付属するものとなっています。

レーナ
レーナ

塗装図の車輌は全部穴ありタイプを装備しているみたいだね。

筆者は今回塗装図にない車輌を組むみたいだけど。

ヴァルダ
ヴァルダ

機動輪と誘導輪は内部にポリキャップを仕込む。

転輪は上部転輪やバネパーツと共にサスペンションで挟み込む。

サスペンションはそのまま合わせ目部分に接着剤をはみ出させて、合わせ目消しに備える。

レーナ
レーナ

VVSSサスペンションってやつだっけ。

ここでバネパーツを挟み込んだけど、これが垂直方向を向いているからVVSS(垂直渦巻きスプリングサスペンション)っていう。

イージーエイトのはバネが横向きだから、HVSS(水平渦巻きスプリングサスペンション)になって……。

アドルフ
アドルフ

転輪には表裏があるので注意ですな。

ここを間違えて組んでしまうと後で修正が大変です。

プレス製転輪の場合、何もディティールがないのが裏側(車体内側)となっています。

上部転輪も表裏がありますが、こちらは反対側にするとパーツがうまくはまらない設計になっているので気にしなくて大丈夫ですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

本当は乾燥待ちに別の箇所を進めているけど、あちこち飛ぶと混乱するのでそのまま進める。

合わせ目部分を整形後はこんな感じに。

これで足周りの部品が揃った。

レーナ
レーナ

サスペンション部分が完全にユニット化されているね。

これは修理の際の交換が簡単そうな。

アドルフ
アドルフ

本キット付属のVVSSサスペンションは上部転輪の支えが微妙に斜め上に持ち上がった後期型。

間違いではないようですが、初期型のM4にはどちらかといえば上部転輪の支えが真横に飛び出した初期型が多かったようです。

気になる人は別売りの改造パーツとかに取り替えてもよいでしょう。

ヴァルダ
ヴァルダ

車体は初期型だがサスペンションは後期型。

おそらくM4A3の部品を流用しているのが原因だろう。

サスペンションの含まれるAランナーはM4A3の流用パーツだ。

車体下部の組み立て

アドルフ
アドルフ

続いて車体下部。

まずは前面のギヤーハウジング部分ですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

ここも無印M4で新規に追加された3ピースタイプと、M4A3から引き続き付属する1ピースタイプの選択式となっている。

筆者は今回1ピースタイプで進めることに。

レーナ
レーナ

説明書によると、どうやら初期のものは3ピースだったようだね。

アドルフ
アドルフ

続いて今度は後部パネル。

ここは特に部品の選択はありませんな。

細かい部品が増えてくるので紛失には注意です。

ヴァルダ
ヴァルダ

ここでは2点ほど手を加えた。

  • 牽引フックの根元に隙間ができたので、伸ばしランナーを使い溶接跡をつけるついでに隙間を埋める
  • ハッチの取っ手は板状に省略されているので、0.5mm径真鍮線で作り直した

といった感じに。

レーナ
レーナ

ハッチ周りは古いと思いきや、無印M4で新規に追加された部品なんだよね。

組みやすさ重視の省略かな?

アドルフ
アドルフ

M4シリーズはエンジンの違いで派生種がいくつかありますが……

その搭載エンジンの違いが、車体後部パネルやエンジンデッキ上の違いとなって現れています。

見分ける重要ポイントですな。

無印M4は後部パネルのハッチが左右の観音開きです。

ここではまだ組んでいませんが、排気管は車体上部から伸びています。

レーナ
レーナ

前に作ったイージーエイト(M4A3E8)はこんな感じだったね。

後部パネルのハッチが片開きで、左右から排気管が伸びているという。

今回の戦果

アドルフ
アドルフ

車体とサスペンションを接着します。

ここで履帯を取り付けると負荷かかかって足周りが歪む可能性があるので、一度乾燥させましょう。

転輪も全てが水平に接地するように……。

ヴァルダ
ヴァルダ

今回はここまで。

次回は車体上部から組み立てを再開することになるだろう。

レーナ
レーナ

続きは次回!

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