タミヤのM4A3E8、シャーマンイージーエイトを進めていきましょう。
前回は車体下部を進めた。
今回はシャーマンイージーエイトの最大の特徴ともいえる、足周りを組んでいこう。
12月24日だね。
画面の向こうのみんなはもうプレゼントをもらったかな?
筆者が自分用のプレゼントに購入したのは……
今作っているイージーエイトですな。
記事ではまだ作り始めたばかりだが、実際の作業は完成目前まで進んでいる。
完成品が今日中か明日には出来上がっているだろう。
さすがにこの記事ではそこまで進まないけどね。
それでは作業を再開しよう。
履帯の接着
サスペンションの変更に合わせて幅広の履帯を採用したシャーマンイージーエイト。
キットではベルト式のT66履帯が付属します。
実物は全金属製で、主に大戦期のイージーエイトに使われたようですな。
乾燥時間が欲しいから先に接着。
ここはトロトロしたタミヤセメントを使って接着するよ。
サラサラした流し込み式だと浸透しすぎて千切れるから使っちゃだめだよ。
筆者は組み立てにはほとんど流し込み式速乾を使っていますが……
このようにそれが使えない箇所もあるので通常タイプも常備しています。
現在主に使っているのは臭いを軽減したリモネンセメントですな。
足回りの組み立て
履帯の乾燥待ちに各部を組み立てる。
まずは起動輪・誘導輪・上部転輪。
起動輪と誘導輪は内部にポリキャップを仕込む。
サスペンションと履帯が変わったから、それ以外の車輪も形状が変わるんだね。
組み立てるとこんな感じに。
上部転輪は片側に大が2つ、小が3つとなります。
前期型のものだと上部転輪はサスペンションにくっついていたけど、イージーエイトの場合は車体に直接上部転輪がくっついているみたいだね。
サスペンションの組み立て
ここでイージーエイトに採用された新型のHVSS(水平渦巻スプリングサスペンション)が登場。
本キットでは1ユニット8個のパーツで構成されている。
画像右側に集められた部品がその構成パーツだ。
パーティングラインがガッツリついているね。
これは整形が少しむずかしそうな。
前期のVVSS(水平渦巻スプリングサスペンション)と違い、転輪が二枚重ねとなっているのもありますからね。
単純に整形する部品点数も増えています。
二枚重ねの転輪同士の間は後で塗料が入りにくい。
なので整形をしたら一度転輪同士の間やサスペンションを黒く塗ってしまう。
クレオスのサーフェイサーを筆塗りしてしまおう。
その後組み立てるとこんな感じに。
転輪の間にあるバネ(A31番パーツ)が横倒しになっているのがお分かりいただけるだろうか。
地面に対してバネが水平になっているからHVSS(水平渦巻スプリングサスペンション)とのこと。
ちなみに前期のVVSS(垂直渦巻スプリングサスペンション)はこんな感じです。
少しわかりにくいですが、転輪同士の間のブロック内部に縦向きのバネが設置されています。
VVSSは時期によって主に3種類ほど確認できますが、話が長くなるのでここでは一旦割愛……。
このキットは以前組んだドラゴンのシャーマンファイアフライVCだね。
今回の戦果
その後はサスペンションや上部転輪を車体に接着。
起動輪と誘導輪はポリキャップ接続。
履帯は塗装に備えて接着はしないで仮留め状態とする。
この状態だと自走砲みたいな。
ちょっと短いけど今回はキリがいいのでここまで。
次回は車体上部の組み立てに入ろう。
続きは次回!
この記事で作っているキット