
模型大隊戦闘日誌、始まるよ!

前回は筆者が組みかけで放置していた、サイバーホビーのT-34/76が完成しましたな。
今回は……。

筆者の部屋を捜査していたところ、もう1輌組みかけのT-34が見つかった。
今回はそれの紹介となる。

再び組みかけ品……。

おそらく手持ちの組みかけ品であるT-34はこれで最後だろう。
今回のお題 タミヤ 1/35 T-34/85


というわけで今回作るのはこちら。
タミヤMMシリーズより
T-34/85だ。
同社からは1/48のほか、ビッグスケールの1/25でも発売されている。
今回はいつもどおり、1/35のものを組むけどね。

今度は85mm砲装備のT-34だね。
あんまり店頭では見かけないものだったような。

このキットは確かスポット生産品のはずです。
生産休止品ではありませんが、定期的に店頭に並ぶものでもなかったはずかと。

筆者が購入したのは確か2010年代前半の生産品だったはずだ。
あの時のガルパンブームの一環で再生産されたもののはず。
直近では2020年ごろにも一度再販されているとか。

カチューシャらプラウダ高校の面々のT-34/85が比較的このキットのものに近かったはずですな。
2025年11月現在は、プラッツからドラゴン製品ベースのものが公式で発売されていますが。
T-34/85とは?

この車輌は第二次世界大戦中にソ連軍の主力戦車となった、T-34/76の改良型だ。
今までに何輌も組んでいるから、詳しくは割愛するけどね。

ソ連領内に侵攻してきたドイツ軍の前に圧倒的な性能で立ちはだかったT-34/76。
でもドイツ軍はIV号戦車を改良したり、ティーガーやパンターを投入。
逆に性能的に不利になったT-34/76を改良して対抗を試みたのが、このT-34/85だったね。

85mm砲を装備したことにより、IV号戦車には優位に。
ティーガーやパンター相手にはまだ完全とは言えませんが、接近すれば正面からでも撃破は可能になったといわれていますな。
何より砲塔が拡大されたことにより砲塔乗員が3人に増えたため、それぞれの役割に集中することができたという。

大戦後期に登場し、戦後も東側陣営で長く使われたT-34/85。
タミヤのMMにひっそりとラインナップされているので、今回はそれを作ってみよう。
部品を確認する


ということで、筆者が組みかけで放置していたものを確認。
このキット、残念ながら部品リストが説明書に記載されていない。
なのでどういったパーツ内容なのか、この状態では少し伝えしにくいんだけどね。

説明書を見たところ、ランナーはA~Dの4枚分らしいね。
内訳は
- Aランナー→車体各部の部品が入ったプラランナー。おそらく同社のT-34/76シリーズと共通のもの
- Bランナー→車輪のハブキャップが入ったポリランナー。これも同社のT-34シリーズ共通
- Cランナー→車輪が入ったプラランナー。同社のT-34/76(1943年型)とは別物だけど、T-34/76(チェリャビンスク)付属のものと共通
- Dランナー→砲塔パーツなどが入ったプラランナー。もちろんこのT-34/85キット新規のランナー
って感じだね。

車体下部は76mm砲搭載型との共通のもの。
車体上部は76mm型の丸型フェンダーから角型フェンダーに変化していますが、基本設計は同じものに見えますな。
当然履帯も76mm砲キット同様の、ポリ製ベルト式履帯となっています。
焼き止めが必要なので、その点はご注意を。


付属のデカールはこんな感じ。
ソ連軍らしいキリル文字のスローガンや、幾何学的な所属表記が特徴的だ。

どうせ筆者のことだから、また鉄十字を描くんでしょ。


収録された塗装は6種類。
A~Dパターンは第二次世界大戦後期のソ連軍所属のもので、Eパターンのみ朝鮮戦争での朝鮮人民軍(北朝鮮)所属車輌となっています。
いずれもグリーンの単色塗装ですな。
これ以外にも先ほどのデカール11番・12番を使ったソ連軍仕様の冬季迷彩車輌が作れます。

冬季迷彩車輌は箱の横に掲載されていたみたいだね。
筆者が箱は処分済みらしいから、ここで掲載はできないんだけど。
次回、製作開始!

というわけで今回はここまで。
次回から製作に入る。

基本的には以前組んだタミヤの76mm砲搭載型達と同じ構成なんだよね。
違うところだけ紹介する感じかな?

そうしたいところだけど……
このキット、筆者がパーツ取りに使ったらしく一部部品が欠損していたりする。
なのでそこの部品を補ったり、物足りない部分に手を加えながら作ることになるだろう。

どうも転輪が足りないようですな。
少々改造規模がいつもより大きくなりそうです。

発売した年代が年代で76mm砲型との共用品も多いようでね。
その辺りも目立つ部分だけ手を加えてみようかと画策しているようだ。

とりあえず、続きは次回!
この記事で紹介しているキット
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