
タミヤの1/35スケール、T-34/85を作っていきましょう。

前回は車体上部を組み立て、全ての部品をそろえた。
今回は塗装とマーキングになる。

残骸品が塗装されて、なんとか作品として観賞に耐えうるものに。
というか今月はほとんど組みかけ品のサルベージのような。

筆者のスケジュールの都合ですな。
おそらく来月は新品メインになるかと。

直近で購入してまだ手をつけていなかったものも、そろそろ動員されるだろう。
それでは作戦を再開する。
塗装図の確認


このキットに収録された塗装図は6種類。
内1種類は箱に掲載されたソ連軍の冬季迷彩仕様ですな。
残りはグリーン単色で、第二次世界大戦期のソ連軍所属車輌4種と、朝鮮戦争時の朝鮮人民軍所属車輌が1種類となっています。


冬季迷彩の車輌はこのデカールの左下にある、11番と12番のマークを使う感じだね。
白い冬季迷彩でも目立つように、赤字で書かれているという。
んで今回は……。


例によってドイツ軍鹵獲仕様にしてしまう。
以前組んだアカデミー製品に収録された125号車。
これの車番が赤字のものと黒字のものがあって、手元に黒字のものが残っている。
今回はそれをつかってしまおう。
塗装はグリーン単色となっている。

代わり映えのしないものに……
他のいいマーキングはなかったのかな?

他にもT-34/85の鹵獲例はいくつか出てきたのですが、今回のキットとは目立つ部分の仕様が異なるようで……。
例としては
- このキットはフェンダーが角型だが、実際は丸型フェンダーのものが多い
- このキットでは車長キューポラハッチが一枚板だが、実際の鹵獲例では2枚板タイプが多数派
などなど……。

どうも今回のキットは大戦末期に生産された車輌をイメージしているみたいだけど、実際の鹵獲車輌はもう少し前の生産車が多数のようでね。
それらはもっと近い特徴を持った他社製品で再チャレンジ予定だ。

さっきのアカデミー製品、結構余剰パーツがあったよね。
それらを使えばなんかいけそうな気が……。

丸型フェンダーの他にも、そもそもフェンダーを装備いていない車輌も見かけました。
ただ
「素材の味を生かしたい」
と筆者がフェンダーを切り飛ばしたがらなかったので。

加工の手間を減らしたいというのが本音のようだ。
それと今回はベルト式の履帯なので、あまりそれらを目立たせたくないというのもあってね。
下地


手始めに下地作りを。
ポリや金属など、非プラ部分にガイアノーツのマルチプライマーアドバンスを吹きつけ。
その後全体にクレオスの水性ブラックサーフェイサー1000を吹きつけています。

今回はほとんど単色だから、下地も単色で。
前のT-34/76は2色の下地だったけど。
本体色の塗装


続いて本体色。
- 履帯→タミヤアクリルのダークアイアン(履帯色)
- 本体のグリーン→Mr.カラーのロシアングリーン4BO
ですな。
転輪は後の塗り分けが大変なので、ゴムリムを避けるようにグリーンを吹き付けています。
多少の被りはウェザリングでなんとかなるので、そこまで気にせずに。

手持ちのロシアングリーン4BOが少なくなってきたかな。
在庫のソ連戦車も少なくなってきたから、なんか新規に購入しない限りは足りるはずだけど。

代わりに他のロシアングリーンが余剰気味だ。
それらも使いたいところだけど、筆者がこの色を気に入ったみたいでね……。

従来品のロシアングリーン2はともかく、1はかなり鮮やかな色でしたからね。
筆者も保有していますが。使いどころに悩んでいるようです。
マーキング!


前述通り、今回はキット付属のデカールは使用せず。
以前組んだアカデミー製品の余剰品を使って、ドイツ軍鹵獲仕様にしてみましょう。

車番はいいんだけど……
鉄十字が1枚足りないね。

アカデミー製品では3枚付属して、2枚を使う感じでしたからね。
似たような大きさの物を探していたところ、タミヤのティーガーI初期型のものが出てきました。
こちらの7番のマークを採用しましょう。
今回の戦果


貼り付けるとこんな感じに。
枚数は少ないですが、凸凹した鋳造肌や視察孔部分に貼り付けます。
デカール軟化剤があるとよいかと。

ついでに筆塗りも。
ほとんど装備品がないから、塗り分けは簡単だね。

乾燥待ちのため今回はここまで。
次回はウェザリングをして完成予定だ。

続きは次回!
この記事で作っているキット
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