タミヤウォーバードコレクションより、ドイツ軍の戦闘機Fw190A-3を作っていきましょう。
前回は組み立てと塗装を一気に終えてしまった。
今回はマーキングとウェザリングを行い、完成させてしまおう。
一気に完成。
この調子でほかのものも進めていところだね。
筆者の在庫にそんなものはほとんどありません。
作りやすいのばかり先に手を出すから、苦戦しそうなものばかり残っているんだ。
とにかくFw190を再開しよう。
デカールの貼り付け
こちらがキット付属のデカール。
シートベルトや計器などは機内で使用済みですな。
このキットは黒いフチの有無で鉤十字が2種類付属する。
片方は余るので、規制で付属しない海外製品にでも流用するといいだろう。
今回の塗装ではフチなしのものを使用する。
貼り付けるとこんな感じに。
タカだかワシだかのマークが大判で少し貼りにくいですな。
デザインナイフで切れ込みを入れたり、マークソフターなどを使い凹凸にうまくなじませましょう。
破けてしまった場合は上から黒い塗料でレタッチも。
しかし随分と派手なマークだね。
空冷型のFw190は機首側面内部に排気管が集中している。
なのでその辺りは特に黒く汚れやすい。
汚れ隠しとマーキングを兼ねているのだろう。
このFw190はA-3型ですが、日本陸軍がA-5を購入。
機首周りの構造は後に五式戦闘機を開発する際に参考になったのだとか。
後に空冷から液冷になったFw190。
反対に五式戦は、液冷の三式戦闘機飛燕から空冷式に。
筆塗りによる部分塗装
続いて筆での塗り分け。
タイヤや機銃など、細かい箇所を塗り分けていきます。
そのまま主脚以外は各部接着してしまいましょう。
プロペラもくっついて、ようやくそれらしくなってきたね。
ウェザリング!
ここからはウェザリング。
手始めにタミヤのスミ入れ塗料を使ったスミ入れですな。
黒いタイヤやマーキング周りはグレイ。
それ以外はブラックを使用しています。
黒いマーク部分は後に排気汚れを施す。
なのでグレイで分ける必要はなかったかもしれない。
銀剥げと排気汚れ
続い銀剥げと排気汚れ。
この辺りは過去記事どおりですな。
やっぱりマークで排気汚れはほとんど目立たないね。
茶色系の色味を強くして変化をつけているつもりなんだけど……
あまり変わらない感じだ。
つやを消して完成!
最後に水性のつや消しクリアーを吹きつけて、マスキングを剥がし完成とします。
あっという間でしたな。
実は風防内につや消しが吹きこんだのか、曇っていた。
なので一度風防を取り外してから曇りをとり、再接着している。
元から部品の合いがいいので、この辺りの修正も容易だ。
以下、ギャラリーだよ。
タミヤ 1/72 フォッケウルフFw190A-3 完成!
隣に並んでいるのはメッサーシュミットBf109E-3。
スマートなBf109と力強いFw190の姿は、まさにクルト・タンク博士の言った
「競走馬と軍馬」
ですな。
ハセガワ製のFw190A-9型やF-8型と。
さすがに後発だけあってタミヤのほうがディテール面では上かな?
特にコクピット周りや主脚周りはわかりやすく……。
ハセガワはバリエーションで勝負。
2023年10月現在、タミヤ純正のFw190AはこのA-3型しかいない。
過去にはウォーバードコレクション第28弾にFw190A-8がラインナップされていたようですが……
あれはイタレリパーツのようですな。
作ってみた感想のコーナー
さすがタミヤ製。
あっという間に完成だね。
筆者の感想としては……
- 値段・パーツ数・パーツの合い全てが高水準のキット。
- 強いて欠点を挙げるなら大判マークを馴染ませるのに少し苦労する。マークセッター/ソフターを用意しておこう
とのこと。
欠点を挙げるのが難しいかなり優秀なキット。
ドイツ機好きにはとりあえずこれか、同じタミヤのBf109をおススメしたいところ。
構造的にも
- 風防の窓数が少ない
- 増槽や爆弾など外付け部品がない
など、作りやすい要素がそろっていますな。
増槽1つぐらいならともかく、爆弾を大量にとかだと時間がかかるよね。
これで筆者は爆撃機を大量に放置しているという。
あれはどちらかといえば風防のマスキングの手間といいますか。
今回はここまで。
次回も航空機の予定だけど、タミヤではないメーカーのものを紹介する予定だ。
次回も、お楽しみに~。
この記事で作っているキット
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