模型大隊戦闘日誌、始まるよ!
前回はタミヤのII号戦車が完成しましたな。
今回は……。
紹介待ちをしていた戦闘機模型の準備が整った。
今回はそれにしたいと思う。
飛行機キットに戻る感じだね。
当初はほかの航空機キットに続いて、II号戦車の前に紹介する予定だった。
ここ最近航空機が続いているけど今回のキットで最後。
しばらく他ジャンルの模型に移る予定だ。
今回のお題 タミヤ 1/72 零式艦上戦闘機二一型
今回紹介するのはこちら。
タミヤの1/72スケール航空機シリーズ、ウォーバードコレクションより
零式艦上戦闘機二一型だ。
いわゆるゼロ戦だね。
タミヤの零戦は本ブログで一番最初に紹介した五二型以来ですな。
零式艦上戦闘機二一型とは?
零式艦上戦闘機は第二次世界大戦期に活躍した大日本帝国海軍の艦上戦闘機だ。
略符号はA6M。
連合軍によるコードネームはZEKE(ジーク)
A→艦上戦闘機
6→6番目の艦上戦闘機
M→開発を担当した三菱のこと
だね。
二一型ではA6M2bとなります。
2→零戦の2番目の改修型
b→2番目の小改造型(A6M2aは一一型)
という意味ですな。
日本海軍はそれまで艦上戦闘機として九六式艦上戦闘機を使用していた。
ところがこちらは航続距離が足りず長距離爆撃を行う九六式陸上攻撃機などの護衛が出来ず、爆撃隊に損害が続出していた。
このため海軍は三菱と中島に九六艦戦の後継となる戦闘機、一二試艦上戦闘機の開発を指示。
この時海軍の要求が過大で実現不可能だとして中島は辞退した。
一方三菱は九六艦戦の設計も担当した堀越技師を中心に、1939年3月に一二試艦上戦闘機の試作1号機を完成させる。
これが翌年7月に零式艦上戦闘機として正式採用される。
1940年正式採用……
これが皇紀2600年(神武天皇が即位した年が元年)だから、下2桁をとって零式なんだね。
ちなみに陸軍の場合は零式ではなく百式となります。
百式司令部偵察機なんかがその一例ですな。
なんか金ぴかのMSみたいな名前。
二一型は零戦シリーズの中では2番目の量産型。
最初の量産型である一一型は艦戦名義だったものの、艦載機用の装備を持っていなかった。
二一型は着艦フックやクルシー無線帰投装備、主翼の折りたたみ機能などを設け空母へ搭載可能となったのが大きな違いだ。
一一型、二一型……。
- 十の位は何番目の機体の改修か
- 一の位は何番目のエンジンか
を意味します。
二一型は一一型に艦載装備を付与したものの、搭載エンジンは同じ栄一二型なので、十の位のみ変更され一の位はそのままになっています。
二一型は主に大戦初期に活躍した形式となる。
1941年12月8日の真珠湾攻撃に参加したのもこの零戦だ。
ニイタカヤマノボレ一二〇八……。
トラ・トラ・トラ
ワレ奇襲に成功セリ。
優れた運動性能と長い航続距離で無敵神話を作り上げた零戦。
その中でも大戦初期に活躍した二一型を今回は作ってみよう。
箱の中身を確認する
とりあえず箱の中身を確認。
見た感じ欠品はなし。
そのまま袋を開封していこう。
成型色はグレーだね。
まずは部品を。
- プラランナー2枚+1パーツ
- クリアーランナー1枚
- ポリキャップ2つ
ですな。
ランナーはAランナーとDランナーがある。
Aランナーは先に発売していた五二型の流用品らしく、いくつか余剰パーツが出てくる。
紙媒体は
- 組み立て説明書兼塗装図
- 実機解説書
- Tech Tips!
だね。
実機解説書も五二型と共通のものだ。
2022年6月現在タミヤWBコレクションには他に三二型と二二型もラインナップされているけど、こちらはまだ筆者は未確認だね。
付属デカールはこちら。
座席のシートベルトもデカール再現となっています
塗装は3種類。
いずれも真珠湾攻撃に参加した空母搭載機だ。
内訳は……
- 第一航空戦隊一番艦・赤城搭載機 第二次攻撃隊制空隊 進藤三郎大尉機
- 第二航空戦隊一番艦・蒼龍搭載機 第二次攻撃隊制空隊 飯田房太大尉機
- 第五航空戦隊二番艦・瑞鶴搭載機 第二次攻撃隊制空隊 佐藤正夫大尉機
となっている。
全部艦これで聞いたことある艦名ばっかりだ。
一部選択が必要な部品があるので組み立て前にどれにするか決めておきましょう。
筆者は今回瑞鶴搭載の佐藤大尉機にする予定です。
次回、製作開始!
今回はここまで。
次回から組み立て開始だ。
筆者はここで五二型を一度組み立てています。
なのでそこまで苦戦せずに作れそうですな。
タミヤ純正キットだから、きっと大丈夫でしょ。
詳しいことは実際に組み立ててから確認しよう。
次回も、お楽しみに~。
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