タミヤのウォーバードコレクションより、メッサーシュミットBf109E-3を作っていきます。
前回は細かい部品を取り付けて塗装まで済ませた。
今回はデカールを貼り付けてウェザリングを行い、完成させよう。
今月2個目の完成品かな?
そうなりますな。
比較的部品の少ないキットが続いていますので、問題なく完成品が増えていきますな。
んで部品の多そうなキットが何時までも残ると。
マーキング作業
キット付属のデカールはこちら。
欠けているのはコクピット内で使用した計器とシートベルトですな。
垂直尾翼の鉤十字も1組付いてくるね。
1組だけだから、他のキットへの流用は難しそうだけど。
各塗装共通のマークとしてステンシル部分(主に細かい注意書き)が別に指示されている。
こちらを先に貼り付けていく。
これは生産工場で書かれているのかな?
塗装図によっては、後から現地で描かれた所属番号とかで上書きされて見えなくなっているのもあるね。
その後は国籍マークや部隊章等を貼り付けていく。
貼り付け後は保留していた主翼下部のピトー管を忘れずに取り付けよう。
Bf109って細かい注意書きが多いイメージだけど、このキットはそれらが少ないように見えるね。
デカールの質も悪くない感じ。
ウェザリング!
ここからは簡易的にいつものウェザリング。
まずはスミ入れですな。
タミヤのスミ入れ用塗料を流し込んでいきます。
本体にはブラックを。
プロペラやタイヤなど黒い部分はグレイを使います。
後述するやつと含めて筆者が行ういつもの3点セットだね。
詳しくは過去記事。
続いては銀のハゲチョロ表現と排気管汚れ。
銀剥げはタミヤエナメルのクロームシルバーを使用。
モールド周辺や風防周辺など、動いたり振動が加わって塗装が剥がれそうな場所を中心にチョコチョコと色を置いていきます。
今回は控えめに……。
排気管は本体を錆、排気口とその後ろ側はスス汚れだね。
前者はクレオスのウェザリングカラーより、ステインブラウン。
後者はタミヤのウェザリングマスターより、Bセットのススとサビを混ぜて使っているよ。
排気管汚れに関しては以下の過去記事も参照に……。
最後の仕上げ
最後にアクリル塗料でつや消しクリアーコート。
風防のマスキングを剥がして完成ですな。
前回も懸念していた角の丸い風防。
テープが浮いて窓側に塗料がはみ出ていたので、爪楊枝で軽く擦って落としている。
あんまり強く擦ると傷が付くから注意。
これでメッサーシュミットが完成だね。
以下、ギャラリーだよ。
タミヤ 1/72 メッサーシュミットBf109E-3 完成!
続いて比較。
少し前に作った、和製メッサーことハセガワの飛燕と並べてみよう。
Bf109は直線的なデザインなのに対して、飛燕は日本機的な丸みが少し加わった感じ。
日本軍はほとんど空冷機だったためか、液冷の飛燕は整備や生産の扱いで苦労したようですな。
液冷機は機首を絞ることが出来るから空気抵抗を減らせる。
反面、ラジエーター等の装置を備えないといけないから生産面では不利なんだ。
Bf109も生産性に難があるDB601エンジンや折れやすい主脚などからドイツ軍上層部が稼働数の減少を懸念。
後に補助戦闘機として空冷式のFw190Aが開発されるんだ。
作ってみた感想のコーナー
気がついたら完成していた感じ。
このキットは筆者イチオシだ。
- 少なめでぴったり合うパーツ
- 多すぎないデカール枚数
- 単純な塗り分けの風防とスプリッター迷彩(今回は斑模様有りを選択したが斑なしも選択可)
- 税込みで定価1100円と比較的安価(2021年12月現在)
と高評価ポイントが多々ある。
飛行機模型は意外と組みにくいものが混ざっていたりしますが、今回のキットはかなり組み立てやすいですな。
タミヤのウォーバードコレクションはタミヤ純正のものとイタレリのOEMが混ざっている。
後者は組みやすさで当たり外れがあるけど、前者は概ね組みやすい。
今回のBf109E-3は勿論タミヤ純正のキットだ。
タミヤ純正のキットはどれも組みやすいけど、特に本機は前述したとおり塗装面での手間が少ないのでより組みやすい。
筆者曰く
「初心者にも飛行機模型のどれがおススメか聞かれたら、まずこれを推す」
とのこと。
後は好みの問題かな?
米軍の現用ジェット機を組みたがっている人に、大戦期ドイツ軍のプロペラ機を押し付けるわけにはいかないし。
例えるなら、ガンダムを作りたがっている人にザクとかズゴックを押し付けるような感じですかな。
大戦期のドイツ機に興味がある方には是非ともこのキットを勧めたいところですな。
今回はここまで。
次回はこの戦闘機にちょっと関連のあるものを作ることになりそうだね。
次回もお楽しみに~。
この記事で作っているキット
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