
タミヤMMシリーズにラインナップされているT-34/76 (1943年型)
当時チェリャビンスクの工場で作られたとされる、一体型砲塔搭載型のを作っていきましょう。

前回は細かい修正や装備を取り付け、全体の組み立てを終了させた。
今回は塗装とマーキングになる。

早くも塗装に。
今月はなんかどれもサクッと進むね。

余裕ができてきたのか、筆者は後続のキットを時間がかかりそうなものにしそうで……。

ともかく、メインはこのT-34だ。
それでは作戦を再開する。
塗装図の確認と筆者の過去話


今回のキット付属の塗装図・マーキングはこちら。
ソ連軍仕様が3種類と、ドイツ軍仕様が1種類収録されています。
今回はドイツ軍仕様で作っていく予定ですな。

そういえばこの塗装で一度筆者は作ったことがあったんだっけ。


筆者はここの開設前に組んだものを、かなり奥底にしまっちゃうおじさんしているんだけど……
当該キットは浅い部分にあったので、今回参考に引っ張り出してきた。

……なんか最近の完成品に比べると、だいぶくたびれたようなウェザリングだね。
それになんか車体色の黄色がやたら目立つような。

このキットは確かまだウェザリングカラーとかが発売される以前の完成品ですな。
ウェザリングはタミヤエナメルがメインで、基本塗装も黄色みの強いMr.カラーのダークイエローを使ったはずです。
少なくとも10年以上は前のものかと。

筆者の記憶が正しければ、これは初めて筆者が作ったT-34のキットだ。
実車に関しては完全に素人だった時代のものなので、今回撤去した車体先端の牽引プレートも残ったままになっている。

ええっと、今回はまったく同じものになるってことかな?

過去作と同じ色・マーキングで仕上げ、現在の筆者のものと比べる形になりますな。

当初は別の塗装にする案もあったけど、寧ろ過去作をそのうちレストア・リペイントしたいと筆者が考えてね。
なによりこの過去作。実は車体右の死角になっている箇所の手すりが一つ消えていたりする。


過去作紹介ついでに小ネタを。
ジャンクパーツ入れから出てきた過去に購入したT-34シリーズと、今回や2年前に購入したT-34シリーズの余剰品を比べたところ……
どうも成型色が変更されているようですな。
約10年前のものが左の黒っぽい色合いのもの。
今回のは右側のグリーンのものです。

暗い成型色だとパーティングラインとかの確認もしづらいし、変更後のほうがいいかな。
下地を塗る


まずは下地から。
- ポリパーツ部分の下地→ガイアノーツのガイアマルチプライマーアドバンス
- 全体の下塗り→クレオスのMr.マホガニーサーフェイサー1000
- ゴムリム部分→水性ホビーカラーのタイヤブラック
と塗っていきます。

珍しくゴムリム部分を塗り分けだね。

今回は履帯が別になっているのと、そちらをラメ入りの金属色で塗る予定だからね。
それと筆で塗るとそれなりに時間がかかる。
なのでここで吹きつけて済ませてしまう感じだ。
車体色の塗装


その後は更に本体色を。
- 本体色→ガイアカラーのダークイエロー2
- 履帯→タミヤアクリルのダークアイアン(履帯色)
と塗っていきます。
先ほどの過去作と比べると、やはりこのダークイエローは白っぽい感じですな。

今の筆者としてはこの落ち着いた色合いのほうが好みっぽいけどね。

履帯は錆や泥っぽさを出すため、下地のマホガニーを多めに残す。
ダークアイアンはうっすらと塗る感じで済ませた。

今回は単色なのでこれで本体塗装は終了ですな。

実際は迷彩塗装が施されたこの砲塔のT-34もそれなりにいたようだ。
なので資料を参考に塗り分けてみてもいいだろう。
マーキングと部分塗装


付属のデカールはこちらです。
筆者が画像を使いまわしているので、やや見づらいものとなっていますが……。

ソ連仕様・ドイツ仕様共に砲塔両側のマーキングだけなんだよね。
本家ならともかく、鹵獲仕様ならもっと派手なマーキングとかしていそうだけど。

紙類やパテ類などで対空識別旗とかを自作しても良さそうですな。
今回の戦果


貼り付けるとこんな感じに。
キットの説明書では
「デカールを貼り付けてから砲塔の手すりパーツを取り付ける」
みたいな指示が出ていますが、手すりの下から滑らせて貼り付ければその辺りは気にしなくて大丈夫です。

この位置よりも、もっと前寄りに国籍マークを描いた車輌も存在する。
資料を参考にアレンジしてもいいだろう。

後は筆塗りで細かい装備の塗り分け。
……とはいっても、大した数ではないんだけどね。

今回はこれで中断。
次回は仕上げのウェザリングをして完成予定だ。

続きは次回!
この記事で作っているキット
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