ツクダホビーのレベル製キット、マッキMC.200サエッタ戦闘機を作っていきましょう。
前回は箱の中身を確認した。
今回は組み立て開始。
例によって、機内を中心に進めていこう。
結局He162はどうなの?
中止ではありませんが、まだまとまって紹介できる状態ではありません。
おそらく、先にこちらのMC.200サエッタを完成させてからになるかと。
あまりあちこち行き来すると混乱するからね。
片方に戦力を集中させよう。
それでは作戦を開始する。
合わせ目接着とヒケ埋め
まずは合わせ目部分を接着。
見たところ主翼部分が先に接着できそうだったので、まずはそこから。
真ん中に四角い凹みがあるけど、これはスタンド用かな?
このキットにはスタンドはついてこないけど。
それと、肉厚なエルロン部分はヒケて盛大な凹みができている。
とりあえず合わせ目の乾燥待ちついでに、タミヤのイージーサンディングでも盛っておこう。
コクピットの組み立て
その後はコクピットを組み立て。
古い製品らしく、機内はかなりシンプルなものとなっています。
床板と一体化された座席と、パイロットのみですな。
計器盤や操縦桿は?
操縦桿はパイロットと一体化されているけど、計器はない。
今回はパイロットなしにするので、座席だけとなる。
座面に押し出しピン跡があるので、そこだけ削って処理しておこう。
胴体内部のピン跡は外から見えないので、そのままにしておく。
押し出しピン跡については過去記事を参照にしてね。
今回は凹んだ箇所だから、広い幅の工具はちょっと使いづらいかな。
成型して仮組み。
床板の接続部分はかなり頑丈なので、ズレもなく決まりますな。
工夫すれば先に胴体を貼り合わせてからでもスライドセットできそうな……。
他パーツの整形
待ち時間ができましたので、他の部品も整形しておきます。
特に機内色を塗ることになる主脚カバー類は優先して仕上げておきましょう。
水平尾翼なんかは表裏がわかりにくくなるから、取り付けピン部分とかに部品番号を彫っておいて……。
説明書でパーツ部品とどこの部品かを確認してから、切り出し整形。
仕上げた部品はチャック付きの袋にでも入れておきます。
極端に小さい部品や部品番号がわからなくなると困るようなものは、ランナーごと切り出しておきます。
あんまり初心者にはおススメしない方法だけどね。
持ち替えが煩わしいからか、筆者はとにかくランナー枚数を減らしたがるんだ。
ここで難しいのはカウリング部分。
凸凹のバルジ部分を跨ぐようにパーティングラインが入っている。
ここは彫刻刀などを使って奥まったところも処理している。
この凸凹、何か意味があるのかな?
どうも星型エンジンのシリンダー先端部分に合わせてものとなっているようですな。
「空気抵抗を減らしたい→カウリング直径をなるべく小さくしたい→シリンダー先端部分だけバルジのあるような、直径の小さいカウリングに」
みたいなことを聞いたような。
生産性とかどうだったのかな。
あんまり凸凹の多いものは作りにくそうだけど。
機内の塗装
そのまま機内の塗装に。
今回はいきなり機内色を吹き付けず、先にサーフェイサーを挟んでから機内色を塗っています。
キットでは機内はライトグレーの塗装指示が出ている。
ただ筆者としてはイタリア機の機内はライトグリーンのイメージらしく、そちらを選択。
過去のイタリア機同様、Mr.カラー312番のグリーンFS34227を使っている。
主翼内部に少し塗料を吹き付けにくい感じ。
ここは貼り合わせ前に塗っておいたほうがよかったかも。
その後はスミ入れとドライブラシ……
ですが、このキットは内部再現がほとんどありません。
ウェザリングしても効果が薄いので、ここは飛ばしてしまっても良いかと。
座席面だけ少し強調してやるぐらいかな?
今回の戦果
その後は座席を組み込み胴体を貼り合わせ、そのまま主翼とも合わせてしまいます。
内部が中空になっていることもあり、前面の主翼と胴体接合部分は薄くなっています。
流し込み式接着剤を使っている場合は、強く押さえつけるとパーツに接着剤が浸透して破損することがあるので注意ですな。
下から見ると内部のスカスカ感が。
実機でもこんな感じだったのかな?
模型だと板状に埋まっている表現が多いけど。
主翼と胴体の接合面。
機首側はカウリングで隠れるのでそのまま。
後部側は気になる隙間ができたので、伸ばしランナーでも溶着して埋めることにした。
……そういえばピトー管がいつのまにか折れているような。
作業中どころか、作る前にも折れていた。
主翼に一体成型されていて元々強度もそんなに高くなかったし、ここは後で作り直す予定だ。
今回はここまで。
次回は残りの部品を取り付けるところから再開することになるだろう。
続きは次回!