ドイツレベル社より発売されています、He177A-5グライフ爆撃機を作っていきます。
前回は機内パーツを組み込んだ。
今回は主翼や尾翼を組立て、飛行機としての形を整えていこう。
5月も後半に突入。
連休が遠くに……。
来月は祝日がありませんよ。
山の日が6月になる案もあったようだね。
そんなことより、グライフを進めていこう。
主翼の組立て
接着済みの主翼を整形していきます。
サイズは大きめですが、比較的単純な形なので整形は容易です。
ここだけ見るとやはり双発機に見えますな。
空気抵抗を減らして、性能と急降下爆撃能力を両立しようとした結果だよね。
でも実際は……。
エンジンナセル回りや主翼下部の部品たちを整形していきます。
特に後者は細かいので紛失には注意ですな。
主翼下部の細かい部品たちはドイツ軍爆撃機でよく見かけるものだ。
ここはがっちり接着しておきたいところ。
接着が甘いと作業中に外れたりすることがある。
心配なら塗装直前まで接着しないのも手だね。
それとエンジンナセル下部に付くF78番パーツは、パーツがヒケて凹んでいるよ。
ここはパテを盛って削って埋めよう。
主脚の組立て
続いて主脚……。
なんかたくさんあるね。
片側の主翼に2本の脚がついており、4つ脚になっています。
複雑な構造なので当然メンテナンスとかは困難だったようです。
おまけに実際は部品が不足することも多々あったとか。
ここも凝った構造なんだねぇ。
主脚は主翼には接着せずに組み立てる。
タイヤ部分は中にC字型の部品F72番パーツを組み込むことで着脱式になっている。
大型爆撃機なので、こだわる人は自重で変形したタイヤにするのもいいだろう。
今回はそのまま進めましょう。
主脚カバーは一体成型。
飛行状態にする場合はこのまま使いますが、今回は着陸状態。
モールド部分で分割します。
左右で微妙に異なる部品となっている、
筆者は接着面に部品番号を簡単に刻んで、区別をつけている。
着陸形体の場合は切り離した各部品を再接着。
画像のように、中央の部品の上に左右パーツを立てて接着するよ。
これで脚の組立ては終了ですな。
プロペラの組立て
続いてプロペラを作る。
He177はトルクを打ち消す目的で左右それぞれ反対方向にプロペラが回るようになっている。
当然キットのプロペラパーツも左右で異なるものとなっている。
混ざらないように注意しよう。
トルク打消しは丁度前に作ったドルニエDo335プファイルの時に出てきたね。
基本的に生産コストが上がるので、反対方向に回るプロペラを使う機体は少数派ですな。
ここもHe177の凝った構造と言うべきか……。
組み立てるとこんな感じに。
塗装のことを考えてプロペラとカウリングは接着しないで進める。
タイヤ同様、ここもC字型のパーツをポリキャップ代わりに使うことで着脱式となっている。
組立て後も左右で部品が混ざらないように注意ですな。
筆者は各パーツの死角になる場所に「R」「L」と刻んで区別できるようにしています。
今回組み立てた部品をまとめるとこんな感じ。
実際は胴体の組立てと並行して進めていた。
ただ紹介まで並行すると見ていて混乱するので、今回と前回で分けて紹介することに。
あっちこっち飛び回って紹介するとごっちゃになるからね。
尾翼の組立て
主翼のついでに尾翼も組み立てる。
水平尾翼は似たような部品の形だけど、左右で接続ピンの形が異なる。
なのでここはあまり気にしなくて大丈夫だ。
大きいパーツを一体成型した構造上の都合なのか、モールドのある表面に押し出しピン跡が見えるね。
削って処理しないと……。
モールドを跨いでいるので、それの彫り直しも必要ですな。
整形後はこんな感じに。
水平尾翼は主翼同様細かい部品がつきます。
垂直尾翼は単純に2パーツを貼り合わせただけなので、合わせ目部分だけ整形すれば大丈夫です。
今回の戦果
今回組み立てた主翼や尾翼を胴体に接着するとこんな感じに。
カッターマットが小さく見えますな。
筆者が愛用しているカッターマットはダイソーで購入したものだ。
かれこれ10年以上使用している。
100円だからか小さいんだけど、これはこれで取り回しが楽なんだよね。
今回はここまで。
次回は残る爆弾類の組立てになるだろう。
続きは次回!
この記事で作っているキット