ドラゴンから発売されています、ポルシェ型のヤークトティーガーを作っていきましょう。
前回は塗装とマーキングを行い、ウェザリングの途中で中断した。
今回はその続きを行い、完成させる。
何とか完成に。
今月最初の完成品かな?
月初のスツーカは実際のところ先月には完成していましたからね。
筆者の気が変わらないうちに完成まで持ち込んでしまおう。
それでは作戦を再開する。
オイル染みと錆汚れ
それでは続きを。
エンジンデッキ周りにタミヤエナメルの混ぜ物で作ったオイル染みを。
排気管や予備履帯にはクレオスのウェザリングカラーで錆を表現します。
ここはいつもの過去記事を……。
ダメージ表現を施す
続いてダメージ表現。
傷・雨だれはクレオスのウェザリングライナー泥色セット・ディープブラウンとウェザリングカラーのグランドブラウンですな。
これも過去記事を参考にしていただければ幸いです。
その後はコーティング部分の剥がれを表現。
- 彫刻刀やデザインナイフなどでコーティング部分を少し剥がす
- 剥がした箇所にタミヤエナメルのハルレッドを塗る
といった感じに。
足周りのウェザリング
足周り……もほぼ過去記事どおりですな。
- ウェザリングカラー・ペースト
- タミヤエナメル
- タミヤウェザリングマスター
で攻略していきます。
厳密にいえば、ウェザリングマスターは次の工程で使用しますが。
実は今回はペーストを使う予定ではなかった。
ただ車体下部のコーティング面に筆者の指紋がついていることが発覚。
それを隠すためにペーストで泥表現をした。
そしてつや消し。
最終組み立てをして完成ですな。
ウェザリングマスターはこのつや消し中に使う感じだね。
以下、ギャラリーだよ。
ドラゴン 1/35 ヤークトティーガー(ポルシェ型) 完成!
予備履帯の部分が少し寂しいような……。
実際は細長い接続ピンが貫通しているはずです。
このキットでは再現されていないので、再現するためには要改造ですな。
ハセガワ(ICM)のティーガーIIと比較。
本当ならヘンシェル型のヤークトティーガーとの比較が理想ですが、ここではまだ組んでいないので……。
でも丁度同じ色だからその点では比較しやすいかも。
サスペンションが違うはずなんだけど、外からだとほとんどわからないという。
転輪の大きさぐらいというか。
ポルシェ型は小型の転輪が片側8枚。
ヘンシェル型は大型の転輪を2枚重ねのオーバーラップ式に配置して片側16枚。
オーバーラップ式は整備の手間がありますが、重量分散の点では有利に。
作ってみた感想のコーナー
履帯、履帯さえ終われば……。
筆者の感想としては……
- 後述する履帯以外は比較的部品数が少なめ。ここだけ見ると同社のスマートキット系列よりもタミヤに近いというか
- エンジングリルなどエッチングパーツも最初から付属。今回は使わなかったが、車体に取り付ける極小フックも収録
- 履帯が非常に細かく組み立てるのが手間。本キット最大の難所
- 部品の表側に目立つ押し出しピン跡が残っているパーツが多い。これに限らず、初期のドラゴン製品にはありがち
といった感じ。
とにかく最大の難所は履帯。
これさえ乗り越えれば後は何とかなったり。
車体の歪みなんかは個体差の可能性もあるので、ここでは触れない。
当時としては貴重なポルシェ型のヤークトティーガーキットでしたな。
近年になってタコムやホビーボスから競合品が発売されましたが。
今回作ったものはドラゴン初期のもの。
こちらも近年このキットを元にしたツィンメリットコーティング済みのものが発売されている。
何回か細かい仕様を変えて再生産されているようだね。
筆者の部屋にこのボックスアートの箱があったような……。
筆者がそれの初期ロット、確か2011年頃発売のを購入していますな。
ここの開設以前に完成させ、箱だけ物入れに。
肝心の完成品は奥底にしまっちゃうおじさんしています。
コーティング済みのものなら、多少手間が省けるはずだ。
今回はここまで。
次回は引き続き別のキットの積み崩しになるだろう。
次回も、お楽しみに~。