ハセガワ ハインケルHe111Z-2長距離爆撃機 製作記①

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航空機等製作記
レーナ
レーナ

模型大隊戦闘日誌、始まるよ!

アドルフ
アドルフ

前回は3機目のグフが完成し、無事小隊編成が完了しました。

今回は……。

ヴァルダ
ヴァルダ

年末年始にふさわしく、大物キットに挑戦してみよう。

筆者の隠し積みプラが集結する、第三積み山から掘り出してきたものを紹介する。

レーナ
レーナ

積み山多くない?

一箇所にしなよ。

アドルフ
アドルフ

多すぎて一箇所に収まらないようです。

ちなみに積み山は全部で三箇所ありますが、それ以外にも隙間に突っ込まれているような形であちこちに……。

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今回のお題 ハセガワ ハインケルHe111Z-2長距離爆撃機

ヴァルダ
ヴァルダ

今回作るのはこちら。

ハセガワより、ハインケルHe111Z-2長距離爆撃機だ。

レーナ
レーナ

またなんかゲテモノを……。

アドルフ
アドルフ

筆者が気になって発売直後に購入したものですな。

当時の筆者の手に負えるものではなかったので、手付かずで今日まで放置されていたわけですが。

レーナ
レーナ

いつ発売?

アドルフ
アドルフ

2011年4月頃といわれていますな。

原型のZ-1型がその前の年に発売されたようですが。

レーナ
レーナ

うーん、13年前から放置しているというやつかぁ。

ヴァルダ
ヴァルダ

筆者は当時素人だったからね。

ちなみに筆者は先行して発売されたZ-1型も組みかけで放置している。

そちらで手に負えないと判断して、Z-2型に至っては手付かずになっていた。

ただここ近年、通常のHe111をいくつか組んで自信がついたようで……

今なら組めると判断したようだ。

レーナ
レーナ

He111はとにかくマスキングが大変というか。

He111Z-2とは?

ヴァルダ
ヴァルダ

原型のHe111は1930年代に登場し、スペイン内戦や第二次世界大戦期に活躍したドイツ軍の爆撃機だ。

これについては今までも語ったので、詳細は割愛。

レーナ
レーナ

当時はヴェルサイユ条約の影響で、旅客機名目で開発がスタートしたというやつだね。

それと当時の流行だった、高速爆撃機の思想に沿った設計になっていたという。

ヴァルダ
ヴァルダ

今回作るのはHe111Z-2型。

事の発端は大型の輸送グライダーである、メッサーシュミットMe321ギガントが完成したこと。

高い収容力をもった巨大機であったMe321だが、動力のない輸送グライダーであったため曳航機が必要に。

当初はBf110を3~4機使った、トロイカ方式なる方法が試された。

しかしこの方法だと各機の歩調を合わせることが困難で、事故が多発することに。

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レーナ
レーナ

そんな回りくどいことをしないで、グライダー側に動力を付ければいいのに。

アドルフ
アドルフ

後にMe321にエンジン6基を装備した、Me323なる機体も登場していますな。

ヴァルダ
ヴァルダ

当時航空機開発の責任者であったエルンスト・ウーデットがMe321の曳航機について、ハインケル社のエルンスト・ハインケルに相談。

するとハインケルは

「He111双発爆撃機を2機連結し、1基エンジンを増設した5発の双胴機」

といったものを提案。

これが採用され、He111Z-1となる。

レーナ
レーナ

ずいぶんとまたやっつけ感満載な……。

アドルフ
アドルフ

大型機故に多少舵類は重かったようですが、思ったより操縦性は悪くなかったと言われていますな。

ヴァルダ
ヴァルダ

グライダー曳航型がZ-1型と呼ばれたけど、他にも

  • 長距離爆撃機型のZ-2型
  • 長距離偵察機型のZ-3型

の計画が存在している。

実際に製造されたZ-1型と異なり、これらは計画段階で終了したみたいだけどね。

レーナ
レーナ

今回のはZ-2型。

長距離爆撃機型だね。

ヴァルダ
ヴァルダ

異形の5発機、He111Z。

原型機と同様の爆撃機となるはずだった、He111Z-2型を作ってみよう。

箱の中身を確認する

ヴァルダ
ヴァルダ

それでは開封。

中身はこんな感じだ。

レーナ
レーナ

事実上He111が2機分だから、パーツ数もかなりの量に。

ヴァルダ
ヴァルダ

プラパーツその1。

この画像の右上に写っているXランナーが、Z型のHe111特有のもの。

2機のHe111を接合した中央翼部分が新規造型されている。

角度の都合上、中央のエンジンナセルも新規パーツだ。

レーナ
レーナ

それ以外は通常のHe111のランナー枚数が増えているだけだね。

タイヤは4個だけ使うのに、このキットでは6個分付属するという。

アドルフ
アドルフ

爆弾など、このキットでは6個使う部品もありますからね。

金型の都合でそうなっています。

ヴァルダ
ヴァルダ

プラパーツその2。

こちらも全て既存のHe111と同一のランナーだ。

プロペラパーツだけ、独立して5個分きっかりに増えている。

レーナ
レーナ

今回はP型やH型に付属した、縦置き式の爆弾ラックはないみたいだね。

アドルフ
アドルフ

今回のキットの機体は1000kg爆弾6個を全て外付けしていますからね。

ヴァルダ
ヴァルダ

クリアーランナー×2に、ポリキャップ×8。

それと新規パーツであるレジン製の爆弾ラック。

中央のエンジンナセル同様、こちらも中央翼の角度の都合で新規パーツになっているのだろう。

レーナ
レーナ

レジンパーツはタミヤセメントとかのスチロール系接着剤が効かないから、ここは瞬間接着剤の出番……。

ヴァルダ
ヴァルダ

付属のデカール。

こちらも事実上2機分となるため、大ボリュームだ。

鉤十字もしっかり付属する。

アドルフ
アドルフ

鉤十字は通常の黒地に白枠のものと、白枠のみのものですな。

余ったものは他キットへの流用に活用できそうです。

レーナ
レーナ

左下には発売日である2011.4の印字があるね。

となると丁度震災の1ヶ月後という。

アドルフ
アドルフ

非定番品なので、この発売日で間違いないかと。

ヴァルダ
ヴァルダ

キットに収録された塗装図は2種類

  • 第53爆撃航空団第4中隊所属機(夜間迷彩)
  • 第100爆撃航空団第2中隊所属機(通常迷彩)

となっている。

実際には製造されていない機体のようなので、いずれも想定塗装となっている。

レーナ
レーナ

部品の選択とかもなさそうだし、組み立てが終わってから決めても大丈夫そうだね。

ヴァルダ
ヴァルダ

筆者も迷っているようなので保留。

塗装としては第53爆撃航空団機が気になるようだけど、以前H-6型を第100爆撃航空団所属機で組んだようなので……。

次回、製作開始!

ヴァルダ
ヴァルダ

今回はここまで。

次回から作業となる。

レーナ
レーナ

どう見ても今月・今年中には終わらないキットだね。

これは年を跨いでの作業になりそうな。

アドルフ
アドルフ

間違いなくそうなるかと。

ヴァルダ
ヴァルダ

年末年始にふさわしい、大物キットで年を越えよう。

それでは今回はここまで。

レーナ
レーナ

続きは次回!

この記事で紹介しているキット

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