ハセガワのHe111Z-2を作っていきましょう。
前回は胴体を貼り合わせて、主脚やエンジンなどを組んだところで止まってしまった。
今回はその胴体を整形。
残る細かい部品を取り付けて、組み立てを終えよう。
筆者は更新を止めて正月を満喫していたようだね。
このキット、本体としては過去に組んだハセガワ製のHe111P/H型とほとんど変わりません。
なのであまり細かいところを突っついて記事のボリュームを水増しするわけにもいかず……。
例によって、それらとは異なる部分を中心に見ていこう。
それでは作戦を再開する。
胴体の整形
まずは2つの胴体を整形。
胴体下部のアンテナパーツは整形の邪魔になるので、一度切り取っておきましょう。
後で作り直すので、跡地に0.5mmの穴を開けておいて……。
水平尾翼や爆弾ラックもここで接着。
ラック部分は本体だけ取り付け、塗り分けが必要なツメ部分は後回し。
今回は数が多いので、筆ではなくエアブラシで一気に塗り分けてしまう予定だ。
機銃の塗装
各機銃を塗り分け。
風防内部に来る部分を優先的に塗っておきます。
使用したのはタミヤアクリルのガンメタルですな。
機首につく2本の機銃はこのキット独自の、Xランナーに入っているもの。
胴体左右で異なる形のものになるので、間違えないようにしたいところ。
クリアーパーツの加工
風防パーツを用意。
ここでは機首下部とゴンドラ部分の突起を削る指示が出ています。
画像の上側が加工前。
下側が加工後ですな。
塗装をしない、窓部分に傷をつけないように注意だね。
窓部分をテープで保護したり、板付きの平らなヤスリを使うといいかも。
風防パーツを取り付け。
概ね合いは良好ですな。
整形で胴体を削りすぎたのか、上部の背面銃座部分だけ少し隙間ができそうでしたが。
胴体側面の窓、前側は今までのHe111とは異なる形だね。
丸いディティールが入っているみたいな。
前側の窓、今までの機体では塗りつぶしていましたが……
今回のはその丸い部分を残して塗りつぶすようですな。
風防のマスキング
さて問題のマスキング。
ただでさえ窓枠が多いHe111ですが、今回は事実上2機分となっています。
これは地獄絵図。
さっきの丸い箇所はテープじゃなくて、マスキングゾル単体で済ませているね。
昔の筆者は全部ゾルでやっていたみたいだけど、それだと直線部分がガタつきやすかった。
なので基本はテープを使い、曲面やテープ同士の段差部分だけゾルを使用している。
ゴンドラ側面は一部機体色で塗りつぶす箇所があるので、そこはマスキング不要だ。
マスキングについては過去記事を参考に……
ただ今回はかなりマスキング箇所が多いです。
サードパーティの発売するマスキングシートとかを探すのも手ですな。
その他部品の取り付け
次々と部品が揃ってきたので、残りも少なくなってきましたな。
大半が細かい部品です。
ここで取り付けるのは尾翼の方向舵アーム部分と、中央翼のレジン製爆弾ラック。
まずは後者から。
ツメパーツの取り付け穴が浅いので、これは1.0mm径ピンバイスで穴をさらっておくといいだろう。
レジンパーツは当然プラモデル用のスチロール系接着剤は効かないので、瞬間接着剤の出番ですな。
中央翼下に開けた穴に合わせ、角度などに注意しつつ接着してしまいます。
取り付け穴がそれぞれ1つだけだから、変な角度がつきやすいんだよね。
筆者は通常の瞬間接着剤を使ったけど、ゼリー系とかの方が微調整しやすいかも。
機体下部は0.5mm真鍮線でアンテナ部分を自作。
ただこちらは先にやっておいたほうが良かったかもしれない。
瞬間接着剤で思わぬ事故が発生したり。
筆者はすでにやっていますな。
瞬間接着剤付きの爪楊枝の上に、キットの風防部分を置いてしまったり。
今回の戦果
方向舵のアーム部分は後のマーキングに備えて、後方側だけ接着。
前方側はデカールを滑り込ませられるように、接着はしません。
ここで主翼と胴体を合わせて、ようやく組み立て完了だね。
それにしてもすごい大きさに。
いつもなら先に胴体と主翼を合わせるけど、今回は作業時の取り回しが楽なように最後に合わせた。
パーツの精度は問題ないのでこれでも大丈夫だ。
主翼は左右のはめ込みがキツめだったので、それらは今のところはめ込んだだけに。
緩めだった中央翼のみ、胴体左右と接着しています。
今回はここで中断。
次回は塗装作業になるだろう。
続きは次回!
この記事で作っているキット