ハセガワのフォッケウルフTa154を組んでいきましょう。
前回はパーツの検品を行った。
今回は作業開始。
合わせ目を接着したり、コクピット内部を塗っていく。
そういえばオモリも必要なんだっけ。
Ta154は前輪式の航空機で、キットではバランスを取るためにオモリが必要なようです。
これに関しても今回の範囲で取り上げますよ。
詳しくは後述だ。
それでは作戦を開始する。
最初の貼り合わせ
手始めに、すぐに接着できる合わせ目部分を貼り合わせてしまいます。
- 主翼
- タイヤ
- 吸気口
- 排気管
辺りですな。
双発機なので、エンジン周りの部品は2組となります。
合わせ目消しについては過去記事を参考にしてね。
コクピットとエンジンの組み立て
続いて機内から組み立て。
とはいっても、パーツはほとんど接着せずに進めます。
座席とか仕切りとか、結構あるのに。
この機体、操縦席区画の色がRLM02グレーの指示とRLM66ブラックグレーの両方と出ていましてね。
しかも、この2色が同じぐらいの範囲という。
なので接着してからの塗り分けになりますと、結構な手間に。
床板と座席はRLM66で、それ以外はRLM02だ。
66の分だけ先に接着してしまおう。
エンジン部分にある主脚格納庫もついでに塗りたいので、先にオモリをセットしてしまいます。
このキットで指定されたオモリは15g。
釣り用のオモリですと、4号が丁度15gだそうです。
しかし筆者の手持ちには丁度4号がなく……
筆者の手持ちだと2、3、5号の丸型オモリと3号のナス型オモリ、それと小さなワリビシしかないという。
2号2つが丁度いいと思いきや、入らないよ。
3号は入りますが微妙に足りないのを懸念。
少し重い5号だと直径が大きいのか、入りませんな。
買いに行くのもアレだったので、ここは5号のオモリを2線級に格下げした荒削り用ニッパーで切り取り、何とかパーツ内に収まるようにした。
結構手間&工具に負担がかかるので、みんなは普通に4号の丸いオモリを用意するといいだろう。
スペースの都合上、細長いナス型だと外から見えるので注意。
オモリの号数は昔の尺貫法由来のようですな。
調べたところ、1号が約3.75gに当たるようです。
4号だと丁度15gなので、そこで覚えると良いかと。
内部で動かないように、瞬間接着剤やエポキシパテで固定。
エンジンナセルは排気管取り付け用の穴もあるので、そこをパテなどで埋めないように注意だ。
最悪、排気管側の取り付けピンを短くして接着する案もあるけどね。
準備ができたらこれらも合わせ目接着だ。
機内の塗装
そのまま塗装に。
先ほど述べた2色を塗ってしまいます。
床板と座席と後部座席の機器がRLM66ブラックグレー。
それ以外の部分はRLM02グレーですな。
床板は前輪の格納庫部分も兼ねている。
先にRLM66で搭乗員区画側を塗ってから、前輪格納庫側をRLM02で塗っている。
角度を工夫すれば、マスキングなしでも吹きつけ塗装は可能だ。
その後は各パーツを接着しながら
- デカール貼り付け
- スミ入れ用ブラックの塗料でスミ入れ
- タミヤエナメルの明灰緑色でドライブラシ
ですな。
デカールはやや薄くて柔らかめ。
凹凸にもよく馴染みますが、丸まったりしやすいので注意です。
基本は先に組んでからデカールかな?
ただ後部座席の計器は先にデカールを貼り付けてから、色違いのパーツ同士を接着したほうがいいね。
そして胴体を貼り合わせ。
部品の組み込み忘れがないか、注意しましょう。
ここで2点注意したいことが。
- 胴体下部にループアンテナ(A1番パーツ)を取り付けるための穴開けが必要だが、そのための穴開け指示が説明書に出ていない
- 垂直尾翼に不要なモールドがあるのでそれを埋める。こちらは説明書に指示が出ている
といったところ。
ループアンテナについては筆者が気づかず、結局組み立ての終盤になって気づいた。
イモ付けでもしたのかな?
位置を確認して外から穴を開けた。
実際は内側に凹みがあるから、そこを目印に穴開けをするといいだろう。
尾翼のモールドに関しては伸ばしランナーを接着。
ベージュ色になっている部分がそれだ。
乾燥後に削って均しておく。
今回の戦果
エンジンや主翼部分も胴体と共に合わせてしまいます。
主翼と胴体の合わせ目が唐突に感じますな。
ここも合わせ目部分に伸ばしランナーを接着して、隙間埋めに備えた。
主翼と胴体の合わせ目は段差ができそうだったので、実際はクリップでがっちり抑えている。
特に右主翼の付け根が少し浮きそうだったね。
双発機は大柄な分、合わせ目部分が長大になって段差が発生しやすくなるんだよね。
ちょっと厄介というか。
乾燥待ちのため、今回はここまで。
次回は残りの部品を仕上げていくことになるだろう。
続きは次回!