ハセガワのモラーヌ・ソルニエM.S.406を作っていきましょう。
前回は塗装とマーキングを行った。
今回は前回塗り間違えたところの修正とウェザリングを施し完成にもちこもう。
はやくも完成。
これが今月最初の完成品だね。
この調子で更に……。
それでは作業を再開しよう。
黄色帯の修正をする
さて、これが前回問題になった黄色帯。
ボックスアートと比較すればわかりますが、どうも筆者が幅を広く塗ってしまったようです。
排気管部分がわかりやすいかな。
ボックスアートでは前から2番目の排気管部分で塗り分け。
筆者は2番目と3番目の排気管の間で塗り分けちゃっているね。
下面はRLM65ライトブルーを筆塗りして済ませました。
問題は上面色。
マスキングテープがデカールに重なりますが……。
基本的にデカールの上からマスキングテープを貼ると、テープを剥がす際にデカールも一緒に剥がれてしまう。
しかし今回のデカールはマークソフター等でかなり頑丈に密着していたので、大丈夫そうだった。
境界部分だけ細いテープを密着させて、後は緩やかに覆っておこう。
後は吹き付けて……。
塗り分け後はこんな感じに。
デカールも密着していたので、テープに持って行かれずに済みましたな。
シャークマウス先端はデカールでは着色されておらず、機体色になっている。
ただ少し唐突感がしたので、口の色に合わせて筆塗りしている。
使用したのはMr.カラーのRLM23レッドだ。
この辺りで修正作業は終了。
ウェザリングに入っていきましょう。
ウェザリング!
ウェザリングはいつもの3点セット。
手始めにスミ入れ。
タミヤのスミ入れ用ブラックの出番ですな。
溶剤を使った拭き取りではガイアノーツのフィニッシュマスターの出番。
拭き取り面が平坦なスポンジだから、モールド部分に塗料を残して拭き取れるよ。
続いて銀の剥げチョロ表現と排気管汚れ。
この辺りは過去記事を参照に……。
M.S.406は胴体後部の表面が波打っているけど……
ここは鋼管羽布張りになっているようだ。
なのでここは剥げチョロ表現を避けるようにしている。
あれってそういう構造だったんだ。
M.S.406は鋼管羽布張りと全金属製のちょうど過渡期の機体といった感じですな。
- 無難に保守的な設計で済ませるか
- 性能を追い求めて最新技術を採用するか
いつの時代も作り手を悩ませる問題だ。
つやを消せ!
最後に水性ホビーカラーのつや消しクリアーを吹きつけ。
風防のマスキングを剥がし完成とします。
ここでまた風防内部が曇っていたので、一度取り外して曇りをとる修正している。
どこから吹き込んだのか……。
……なにはともあれ、これで完成だね。
以下、ギャラリーだよ。
ハセガワ モラーヌ・ソルニエM.S.406(フィンランド空軍)完成!
作ってみた感想のコーナー
ブサカワシャークマウスがいい感じ。
筆者の感想としては……
- 少し前のハセガワ1/72製品らしく、少ない部品で程よくまとまった製品。そのため非常に組みやすい。
- 収録マークも5種類と豊富。
- 限定生産品らしく現在新品での入手は難しい。一度デカールを国産に改めて再販もしたようだが、こちらも定番品外。
といったところ。
組むのは簡単でおススメしたいんだけど入手が難しい。
中古品店を巡ることになるだろう。
難易度的には零戦や震電などハセガワD帯シリーズのものと同じような感じですな。
それらが組むことができる方なら問題なく組めるかと。
フィンランド軍航空機は青い鉤十字とグリーン迷彩のコントラストが魅力的なんだけど、大半が定番品外なのが難点だ。
見つけ次第確保しておきたいところだね。
筆者が見つけ次第確保したところ、今回のキットのように5、6年放置されたわけですが。
今回はここまで。
フィンランド空軍シリーズはまだまだあるけど、次回は一旦ドイツ軍所属の戦車になるだろう。
次回も、お楽しみに~。