ハセガワの九九式襲撃機。
九九式双発軽爆撃機とセットになった、鉾田飛行学校所属機を再現できるキットで作ってみましょう。
前回はキットのパーツを確認した。
今回は組み立て開始。
機内を中心に進めていこう。
とはいっても、これは去年にマーキング違いの同じキットを作っていたんだよね。
ハセガワの九九式襲撃機/軍偵察機は2024年4月現在、定番品ではありませんな。
代わりに何度かマークを変えて限定生産品が発売されています。
最近だと2023年の10月頃に、エンジン起動車付きのキットが発売されたとか。
ここの読者の中には、それを購入した人もいるかもしれない。
あちらの襲撃機のパーツはここで組んでいるものと同じようなので、今回や以前の記事が何か参考になれば幸いだ。
それでは作戦を開始する。
合わせ目接着
手始めに合わせ目部分を貼り合わせ。
- 主翼
- 主脚
- カウリング
を接着します。
今回は襲撃機で組むため、特に手を加えずに進める。
軍偵察機で組む場合は
- 主翼パーツ真ん中にある、胴体下部分の窓の穴開け
- 両翼下にある爆弾架用の凹みを埋める
ことが必要になる。
以前同じパーツのキットを軍偵察機型で組んでいるので、そちらも参考にしてほしい。
合わせ目消しについては過去記事を参考にしてね。
コクピット内の組み立て
続いて機内。
このキットは純粋なハセガワ製品ではなく、かつて存在したマニアホビーというメーカーからハセガワが金型を引き取って生産したもの。
旧マニアホビー一族は発売された年代の割には充実した機内表現が特徴的ですな。
調べたところ、大元のキットは70年代発売のようで。
このキット以外にも、旧マニアホビー系列のキットはいくつか存在する。
その中でも2024年4月現在もハセガワのA帯にラインナップされている定番品、九七艦攻が一番手に入りやすいキットだろう。
ここも軍偵察機の場合は加工が必要だね。
そっちの場合は胴体左右にカメラ用の偵察窓を開ける必要があるという。
今回は襲撃機だから、その辺りは触れずに……。
コクピット内の塗装
……で、これは?
なんか一気に進んだみたいなんだけど。
このキット、直前に組んでいたオチキスH39と並行して進めていたのですが……
どうも筆者がそっちに夢中で画像を撮り忘れたらしく。
組み立て後の画像と塗装中の画像を撮影し忘れています。
この画像までの経緯を説明すると
- コクピット色で塗る部分のみ接着して組み立て
- 機内を塗装
- 残りのパーツを接着し、計器のデカール貼り
といった流れだ。
使用した塗料は
- 機内のグリーン→以前筆者が混色して作った代用コクピット色
- 計器周りのブラック→Mr.カラーGXのウイノーブラック
- 操縦桿→Mr.カラーのシルバー
ですな。
代用コクピット色は筆者がコクピット色(三菱系)に似せて作ったものです。
昨年の一式陸攻のときだよね。
- 陸攻の機内を塗っている際に塗料を切らす
- すぐに出かけて補給も考えたけど、塗料1つのために出かけたくない
- 数日後に出かける予定があったから、そのときに補充したい
- ただそこまで陸攻を放置できない
- 手持ちの塗料を混ぜて、似た色を作り一時しのぎ
みたいな。
まだ残っていたんだ。
その後本物のコクピット色を補充しました。
代用色も、そろそろ使いきりそうですな。
計器のデカールが乾燥後、スミ入れとドライブラシで軽く陰影をつけます。
- スミ入れ→タミヤエナメルのスミ入れ用ブラック
- ドライブラシ→タミヤエナメルの明灰緑色
ですな。
今回の戦果
そのままコクピットを胴体左右で挟み込み接着。
主翼もこの段階で合わせてしまいます。
これで乾燥待ちですな。
待ち時間に他の部品を整形しておくといいだろう。
今回はここまで。
次回は細かい部品を取り付けて、一気に組み立てを終了させる予定だ。
続きは次回!
この記事で作っているキット