模型大隊戦闘日誌、始まるよ!
前回はエアブラシを封印し、筆者が筆塗りと缶スプレーでヘッツァーをつくっていましたな。
今回は……。
筆者が積みの航空機模型に手をつけたので、それを進めていく。
結構たくさん作っているつもりなんだけど、まだまだ積みは減らないね。
今月2つ購入したものは片付きました。
引き続き在庫処理ですな。
今回のお題 ハセガワ 百式司令部偵察機II型
今回作るのはこちら。
ハセガワより
百式司令部偵察機II型
だ。
製品は九七式司令部偵察機とセットになっており、また百式司偵自体もII型とIII型の選択式。
これは懐かしいものを……。
なんか知っているの?
約3年前ここを開設した際に筆者が購入、そのまま現在まで積んでいたものです。
百式司令部偵察機II型とは?
この飛行機は第二次世界大戦期の大日本帝国陸軍を代表する偵察機だ。
前身の九七式司令部偵察機に対して、新司偵と呼ばれることもある。
開発もその前身同様で三菱。
帝国陸軍のキ番号はキ46。
連合軍によるコードネームはDanah(ダイナ)
……ですな。
百式……。
金ぴかのMSではなく皇紀2600年(西暦1940年)に正式採用された日本陸軍機に付けられる名前です。
海軍では零式になりますが。
前身である九七式司令部偵察機が1937年に勃発した支那事変(日中戦争)で良好な性能を発揮したのを確認した日本陸軍は、それの後継機となる新型偵察機キ46の開発を三菱に命じた。
ここでキ46の名前が出てくるんだね。
1939年にキ46の試作1号機が初飛行。
その後更に試作機が作られ各種試験を受ける。
その中で時速540Km/hを記録。
これは直後に日本陸海軍が主力として用いた、零戦と隼を上回るものであった。
戦闘機以上の速度を出せたんだ。
ただ軍の要求は高度4000mで600Km/h。
それには到達しなかったもの操縦性などは良好だったので正式採用。
これが百式司令部偵察機I型となる。
当初は単に百式司令部偵察機と呼ばれていたようですな。
II型が登場してから遡ってI型と呼ばれるように。
I型では出力875馬力のハ26‐Iを搭載。
1941年に登場したII型はそれを出力1080馬力のハ112に換装。
エンジン換装により速度が上がり、試験の結果当時の要求であった600kmを超える速度を出すことに成功した。
1943年には更にIII型が登場。
出力1500馬力のハ112-IIを装備し、航続距離を伸ばすため胴体下に増槽を装備できるように改良されている。
空気抵抗を考慮して風防の形を改めているのも外見から見分けるポイントだ。
今回作るのはII型だったね。
それにしてもハなんとかがたくさん……。
キ番号は機体のキでしたが、ハは発動機のハですな。
戦略偵察機の先駆けともいえる百式司令部偵察機。
前身である九七式司令部偵察機とセットになった、ハセガワの製品で作ってみよう。
箱の中身の確認
箱を開けると中身はこんな感じ。
セット商品なので、九七司偵のものとセットになっている。
画像の左側に寄っているのが百式司偵用の部品だ。
見た感じデカールは両方のが1枚のシートに印刷されているっぽいね。
プラランナーはこんな感じ。
綺麗な凹モールドなので安心だ。
凸モールドではありませんので、少なくとも極端に古いわけではありませんな。
クリアーランナーとプロペラに使うポリキャップ。
かなり大柄なクリアーパーツだけど、機体真ん中にくる部分はほとんど機体色で塗りつぶしてしまう。
なので思ったよりは窓枠が少なめ。
数が多いように見えるけど、これは選択式のようだね。
デカールシートはこちら。
やはり九七司偵のものも混ざっているようですな。
ただほとんどが百式司偵用のものです。
日の丸の下に塗られている白い帯もデカール化されている。
ただ確実に塗り分けるなら塗装で再現したほうがよさそうだ。
キットの削り方とかによってはぴったり合わなくなるからね。
塗装は3種類収録。
内2種類はII型で、1種類はIII型。
前述通り、本キットでは百式司偵のII型とIII型を選んで組むことになる。
パーツを選択する部分が多いので、作る前に決めておこう。
今回はII型で組む予定だったね。
2種類ともマーキングはほぼ同じで、尾翼が黄色か赤の違いぐらいかな?
場所も1944年の大阪で同じだし。
今回筆者は黄色い尾翼が特徴的な1番の塗装図で作る予定だ。
次回に続く……
今回はここまで。
次回から組み立て作業に入ろう。
久々のプロペラ双発機ですな。
双発機はどうしても部品が多くなるので時間がかかりそうですが……。
パーツの質自体は良さそうだから、スムーズには進むと思うけどね。
詳しいことは実際に組み立ててから確かめよう。
続きは次回!
この記事で紹介しているキット