
ハセガワの連山攻撃機を作っていきましょう。

前回はオモリをセットするために、主翼や胴体をある程度進めた。
今回は主翼の続きや残りの部品、それと武装であるイ号誘導爆弾を作って組み立てを終了させよう。

筆者が何か悩んでいるよ。

この連山の後に何を組むか考えているようです。
丸一ヶ月航空機が続いたので、次はガンプラか戦車辺りを予定しているみたいですが……
特にガンプラはゲルググ云々とか。

あれ、筆者は最近新作ガンプラを買っていないのに。

?
ゲルググなら筆者がもう10年以上は放置しているのがあるはずですが。

二人が話しているのはおそらく「あのゲルググ」と「あのゲルググ」のことだろう。
ともかく、今は連山を進めていこう。
それでは作戦を再開する。
主翼組み立ての続き


前回エンジンナセルを接着した主翼パーツ。
補填したプラ材部分を切削し、待ち時間に整形しておいた他パーツを取りつけていきましょう。

排気管は前回整形して、省略されていた排気口も開けたんだっけ。
古いキットだからか、四発機だけど部品自体はたいした数じゃないんだよね。

プロペラも4つですな。
……筆者が整形中にミスったのか、1本軸が折れていますが。


組み立てるとこんな感じに。
折れたプロペラ軸はタミヤの2.0mm丸棒で修復しています。
ガンプラの軸修理同様、一度ピンバイスで凹みをつけてから棒を差して接着していますな。

カウリング部分はまだ仮留め。
これは
- プロペラは内側から留める方式で、先に合わせると塗装に不便
- カウリングは下部が開口されており、先に外装を取り付けると内側に塗料が入らなくなる
というのが主な理由。
エンジンナセルの合わせ目部分は開口部から多少見えるものの、あまり目立たない。
極端な段差ができないぐらいに軽く整形しておき、後は暗色塗りつぶし予定だ。

カウリング内部はほとんど陰になるから、光を当てないと見えないというか。
機体色が暗緑色だし、それで内部も塗りつぶしちゃう形になるかな?
イ号誘導爆弾の組み立て


続いてイ号誘導爆弾の組み立てに。
胴体と主翼を合わせ目接着したまま、それっきりでしたな。

このパーツだけ凹のモールドで、新しいんだよね。

以前も少し触れましたが……
ランナータグのPEGGYという文字から、おそらく同社の四式重爆撃機・飛龍の付属品ですな。
以前作った屠龍や現在D帯にラインナップされている零戦・震電なんかと同じ、90年代初版のもののはずです。

物自体は非常に単純な内容となっている。
合わせ目部分を整形したり、接着剤で埋まったモールドを彫り直したりしつつ組んでいこう。


組み立てるとこんな感じに。
上部の投下アーム部分に合わせ目が残っていますが、機体と接する部分なので外からはほとんど見えませんな。
そのまま進めてしまいましょう。

あっという間に形に。
投下アームと本体は一体化されているんだね。

筆者はアームと本体の分離も考えたようでしたが、再接続のいい案が思い浮かばなかったのでそのまま進めましょう。


ちなみにここで筆者がクレオスのラインチゼルをモールド彫り直しに使っていたんだけど……
作業台から落としてしまい、刃を折ってしまった。
幸い予備の刃があったので、交換して作業は続行したけどね。

なんてことを……。

なんか前も落として折ったとかいっていなかったっけ。

筆者はここの開設以前に、ゴッドハンドのアルティメットニッパーを落として折った前科がありますので……。

作業中の雑な扱い云々よりも、こういう落下事故のほうを警戒したほうがいいかもね。
ちなみにラインチゼルの刃の交換。
これは単に引っ張って外して、押し込んでセットするような方式になっている。
さすがに刃物を素手で引っ張るわけにはいかないので、工具類でつまんで引っ張るといいだろう。
筆者はタミヤのエッチングベンダー君を使って着脱した。
その他パーツの組み立て


前回貼り合わせた胴体左右が乾燥したので、整形作業をします。
凸リベット部分が削れてしまいますが。今回はあまり気にせず……。

全部彫り直すのも大変なので、とりあえず消えかかった部分だけモノクロームのリベットメーカーで彫り直している。
筆者が慣れていないからか、かなり雑な形になっているけどね。

筆者は普段鋲打ち再現とかをしませんからね。
コクピット前面は外装箇所が一部風防内に来ます。
風防取り付け前に筆塗りしておくと良いかと。

何色で塗るかは指示がなかった。
機体色やコクピット色でもいいけど、今回は反射避けということでカウリング色を塗っておいた。


その後は残りの部品取り付け。
ここもパーツが大きいけど数は少ないんだよね。

脚カバー類は押し出しピン跡がありますな。
ここは浅いものですので、削って処理してしまうのがよいかと。


この辺りはそこまでパーツの合いは悪くないんだけど……
操縦席風防の側面前側に隙間が少しできた。
真っ直ぐなので、パテではなくプラ板を貼り付けて切削し整えている。
合わせ目消しの応用みたいな感じだ。

切削中はマスキングテープとかでコクピットを保護しておくといいかな。
せっかく仕上げた機内や透明な風防内部に削りカスが入ると大変だし。
今回の戦果


後は風防のマスキングを行い、主翼と胴体を合わせて終了。
これで組み立て完了としましょう。

……なんか随分すっ飛ばしていない?

筆者の気力が残り少なく、撮影を忘れていたようです。
このキット、大型な上に機首のオモリのせいで手に持っているだけで体力をそれなりに使うという。

パーツもなんかバラバラのが多いし。
本当に組み立て完了しているのかな?

塗り分けの都合で、まだ接着していない部品も多い。
紛失する前にさっさと塗って組んで完成させたいところだ。
今回はここまで。
次回は塗装とマーキングになるだろう。

続きは次回!
この記事で作っているキット