模型大隊戦闘日誌、始まるよ!
前回は筆者が作りかけで放置していたCMKの35(t)が無事完成しましたな。
今回は飛行機模型の予定だそうですが……。
予告どおり、今回は久々に飛行機模型となる。
お馴染みのメーカーより、お馴染みの戦闘機を作っていこう。
ここ最近海外メーカーの戦車が続きましたからね。
息抜きにはなりそうですな。
何が来るかな。
今回のお題 ハセガワ 1/72 零式艦上戦闘機五二型
今回作るのはこちら。
ハセガワの定番品シリーズD帯より
零式艦上戦闘機五二型だ。
おっ、ゼロ戦!
零戦シリーズ……
ここの開設間もないころに作ったタミヤ製品以来ですかな。
零式艦上戦闘機とは?
ゼロ戦の通称でも知られる零式艦上戦闘機は、第二次世界大戦記に活躍した日本海軍の艦上戦闘機だ。
零戦自体の略符号はA6M(五二型はA6M5)
連合軍によるコードネームはZeke(ジーク)
単にゼロ・ファイターとも呼ばれていたようですな。
1940年に採用された零戦だけど、後継機の開発が遅れたこともあって終戦までマイナーチェンジを繰り返して使われていくんだ。
二一型→三二型→二二型と形式が出てくるけど、五二型はそれに続く形式となっている。
直前の二二型との主な外見上の違いは
- 主翼幅を12mから11mへと短縮し、主翼折りたたみ機構を廃止
- 機首部分を再設計しそれまで2本だけだった集合排気管を、いくつもに分割された推力式単排気管へと変更
といったところだ。
なんか
二一
↓
三二
↓
二二
って数字が戻っているのは気のせいかな?
三二型は速度の向上を目指して主翼を短くした外見が特徴ですな。
しかし航続距離が短くなったのを問題視され、二一型同様の主翼幅を持つ二二型が登場したという経緯があります。
また日本海軍機の型は
- 十の位は機体自体の改修
- 一の位は搭載エンジンの何種類目か
を意味します。
三二型と二二型は機体自体は改修されて形が変わったものの、搭載エンジンは変更されていないということですな。
五二型も同様です。
五二型は上記の改修により、二二型よりも約20km/h速度が上昇している。
キット付属の説明書によると、高度6000mで565km/hとなっているね。
いくつか武装の違いも合わせて、五二型の生産数は約6000機。
零戦シリーズのなかでは最多となっている。
調べたところ、武装の違いで更に甲・乙・丙などが存在するようですな。
劣勢のなか、大戦後期の大日本帝国海軍を支えた零式艦上戦闘機五二型。
以前はタミヤ製品を作ったけど、今回はそれに先駆けて登場したハセガワ製品を作ってみよう。
箱の中身を確認しよう
長々と語っていたけど箱の中身はこんな感じ。
説明書にデカール、そして部品が入った大袋が1つ。
これはハセガワA帯シリーズと似たような感じだね。
ところで、A帯とかD帯とかなんの違いなのかな。
おそらく値段の違いかと。
2022年4月現在、A帯シリーズは税込み880円。
D帯シリーズは税込み1320円となっています。
帯付きのシリーズは定番品。
定期的に生産され、比較的手に入れやすいのが利点だ。
反対に帯がない商品は定番外で、生産回数が限られているものが多い。
定番品の装備やデカールを変更したものも多数含まれているね。
ハセガワ社の公式HPを見たところ、2022年4月現在E帯シリーズにはいくつか生産休止品があるようですが……。
大袋の中身はこんな感じ。
各形式展開をしやすいようにか、主翼や機首部分は独立したランナーになっている。
画像左のCランナーは零戦シリーズ共通のランナーなので、一部余剰パーツが出てくる。
ランナー枚数は多いけど、含まれている部品点数は少ない感じだね。
ランナーを拡大。
……尾翼などに多少バリはありますが、比較的きれいなパーツですな。
筆者が以前作ったときはもっとバリだらけで整形が大変だった気がするんだけど、気のせいかな。
以前作ったとき……?
付属デカールはこちら。
国籍マークは縁付きのものから縁なしのものまでさまざま。
極端に細かいものは少ないから、比較的簡単そうだね。
塗装・マーキングは3種類。
- 第653海軍航空隊 空母瑞鶴指揮官機
- 第261海軍航空隊所属機
- 第253海軍航空隊 岩本徹三飛曹長機
となっています。
瑞鶴指揮官機と岩本飛曹長機は海軍機おなじみのツートンカラー。
261航空隊機は上面が濃淡グリーンの迷彩になっているのが特徴ですな。
タミヤキットとはまったく違う機体が収録されているのが特徴だ。
どれも魅力的だけど、筆者は今回岩本飛曹長機で仕上げる予定だね。
次回、製作開始!
今回はここまで。
次回から早速作業にとりかかろう。
部品も少ないし、すぐ出来上がるかな?
単発の戦闘機ですからね。
強いて言うなら風防のマスキングが苦戦しそうですな。
零戦はどうしても窓枠が多いので……。
幾多ものキットを作ってきた筆者なら特に問題はないだろう。
詳しくは次回以降だ。
続きは次回!
この記事で紹介しているキット