ハセガワ社から発売されています、局地戦闘機震電を作っていきます。
前回は組み立てが完了した。
今回は塗装やマーキングを行い、一気に完成させてしまおう。
あっという間だね。
詳しくは後述しますが、今回はあまりウェザリング関連の作業を行わないので……。
数回試験飛行をしただけの試作機……というイメージで仕上げているんだ。
それでは作戦を再開する。
機体下部の塗装
……なんか思いっきり飛ばしていない?
この画像。
説明すると……
まず機体の合わせ目部分に白のサーフェイサーを吹き付けて段差を確認。
その後、主翼前面に識別帯の黄橙色を塗装。
同色をマスキング後、最後に下面色の明灰白色を塗っています。
それぞれを塗り分けたら、上部の塗り分けの準備。
上面色の暗緑色(中島系)を塗り分け境界部分に筆塗り。
なんか画像を見る限り、雑な塗り分けだね。
上からエアブラシで塗り潰すから、そこまで気にしない。
機体上部の塗装
そして上面の暗緑色を塗っていく。
筆者が手抜きマスキングをしているから、多少余計なところに吹き込んでいる。
それは後でまた下面色を吹き付けて修正しよう。
アンテナ線支柱や主脚カバーなどに吹き込んでいますな。
細かい部品の塗装
別パーツ化した主脚やプロペラも塗り分ける。
それぞれ単純にウイノーブラックと赤褐色を使用。
付属物も少ないから、あっという間だね。
単発戦闘機はほとんど1人乗りで風防のマスキング箇所が少なく、付属物も少ないのでスムーズに進みますな。
それが原因で、筆者の在庫にある爆撃機は何時まで経っても作ってもらえないんだ。
追記
中型以上の爆撃機や攻撃機も少しずつ着手しているようですな。
マーキング作業
塗装の次はマーキング作業。
塗装同様、選択の余地がないので説明書通りに貼り付ける。
試作1号機だっけ。
If仕様で好きな色・マーキングにするのもいいかもね。
後の試作2号機以降や量産型ではこまごまとした改良を施す予定もあったようですな。
もしかしたら形自体も少し変わっていたかもしれません。
- 脱出時の巻き込まれ防止にプロペラに爆破機能を搭載
- 主脚を後方にずらして垂直翼の補助輪廃止
などが予定されていたとか。
部分塗装
マーキング後は筆で細かい塗り分け。
タイヤ、翼端灯などを塗っていきます。
翼端灯はクリアーレッド・ブルーを使用。
下地にシルバーを塗っておくと輝いてみえるよ。
軽くウェザリング
その後はウェザリング。
今回はスミ入れ用ブラックを使ったスミ入れとクロームシルバーを使った軽い銀剥げのみにしておいた。
なんかあっという間。
試験飛行のみの試作機だったので、汚れ類は控えめにしてみたんだ。
詳しいやり方は過去記事参照です。
……今回排気管汚れはナシのようですね。
筆者曰く
「どこに排気管があるのかわからない」
とのことでね。
もっとも、こちらも数回の試験飛行ではたいした汚れはならなそうだし。
つやを消す
最後につや消し。
いつも通り、タミヤアクリルのフラットクリヤーをエアブラシで吹き付ける。
乾燥後、風防のマスキングを剥がして完成だ。
これでようやく震電が完成だね。
以下、ギャラリーとなっています。
ハセガワ 1/72 一八試局地戦闘機 震電 完成!
うーん。
やっぱり見た目のインパクトがすごいなぁ。
ここで従来型の戦闘機を並べてみましょう。
用意するのは同じく試作で終わった帝国海軍戦闘機、烈風です。
烈風は見慣れた形だね。
対する震電は……。
今までに見たこともないような形の戦闘機。
実際の実力はどのようなものだったのか……。
作ってみた感想のコーナー
パーツ精度もよく、特段変なところはなかったね。
強いて言うなら、機首の錘入れや合わせ目消しで少し時間をかけた感じ。
いくら初心者といえど、なんで過去の筆者は上手く作れなかったのかな。
1/72スケールの戦闘機だけあって値段も安価でパーツも少なめ。
このキットは2021年4月現在、ハセガワ社のD帯シリーズという定番品に組み込まれている。
なので比較的手に入れやすいのも好ポイント。
昔は他社からも発売されていたようだけど、現在はあまり見かけない。
異形の大日本海軍局地戦闘機。
他の機体と並べればコレクション栄えしますね。
試作1号機のみの完成だったので、塗装とマーキングは1種類のみ。
気になるようだったら他のキットからパーツやマーキングを流用するなどして、If仕様で作ってみるのもいいかもね。
模型ならではの楽しみですな。
今回はここまで。
次回は完成した本キットに代わり、別のものを作ることになるだろう。
大日本帝国万歳!
この記事で作っているキット