ファインモールド社のメッサーシュミットBf109F-2戦闘機を作っていきましょう。
前回は組み立て作業を終えた。
今回は塗装とマーキングを行い、灰色一色の機体に彩りを与えよう。
気がついたら7月も下旬。
今月はどのくらい作れたかな。
ガンプラ強化期間……のつもりが、また航空機多めになりそうですな。
ガンプラはどうしてもギミックとか考えて手が止まることが多いからね。
さて、早速作業再開といこう。
塗装図の確認
まずは塗装図の確認を。
本キットに収録されているのは2種類。
塗装パターンは同一で、機番だけ異なるだけのようですな。
第54戦闘航空団のディートリッヒ・フラバク大尉機かハンス・フィリップ中尉機のどちらかを選ぶ。
今回はフラバク大尉機で塗ってみよう。
キットには大判の迷彩デカールも付属するけど、今回は塗装で再現だ。
下塗りを行う
下塗りからはじめていきます。
まずは風防。
機内色のRLM66ブラックグレーを吹きつけます。
その後は全体に1000番のグレーサーフェイサーを。
更に黄色い帯部分やプロペラ部分の下塗りとして、つや消しホワイトも塗っておきましょう。
今回は下塗りの種類が多いね。
主脚格納庫や主脚カバー内部なんかはRLM02グレーを塗っておこう。
本体色を塗る
続いて下面色を。
まずは識別用の黄色をRLM04イエローを吹きつけマスキング。。
そしてそれ以外の場所は中期以降のBf109ではお馴染みの、RLM76ライトブルーを吹き付けます。
下面だけと思いきや、機体側面もほとんどこの色だね。
塗り忘れ箇所がないように……。
今回の機体は上面色が3種類と贅沢ですな。
とりあえず最初の1色はRLM75グレーバイオレット。
主翼と水平尾翼上に塗りましょう。
尾翼付け根にマスキングテープを貼り付けて、変なところに吹き込まないようにしつつ……。
後々蛇行迷彩・斑迷彩を施す。
多少は誤魔化しが効くからそこまで神経質にならなくて大丈夫だ。
主翼・尾翼・胴体上面をマスキングして2色目3色目を吹き付けます。
主翼・尾翼上面にはRLM74グレーグリーンを。
胴体上面にはRLM70ブラックグリーンを吹き付けます。
プロペラ部分もRLM70で塗装する。
この後プロペラ先端を緑色にするので、塗装後はマスキングだ。
迷彩や細かい場所の塗り分け
そして肝心の迷彩類。
蛇行迷彩は先ほどのRLM70ブラックグリーン。
斑迷彩はRLM71ダークグリーンを使って再現します。
なんか線が太いかな?
付属の迷彩デカールだともっと細い感じなんだけど。
濃度調節が上手く出来ておらず、帯ではなく塗料の粒子が見えてしまっている箇所もありますな。
蛇行迷彩はデカールを使うか筆塗りにしたほうが良かったのかもしれません。
プロペラ先端は説明書ではやや暗めなグリーンの指示。
しかしボックスアートだと鮮やかなグリーンだったので、今回はMr.カラーのディトナグリーンで塗っている。
最後に細かいものの塗装を。
タイヤはMr.カラーGXのウイノーブラック。
機銃はMr.カラーの黒鉄色ですな。
機銃はキット指定ではつや消しブラックの指示。
やはり金属色で塗りたかったので、黒鉄色を使っている。
これでエアブラシ塗装は終了。
お楽しみのマスキング剥がしタイムだね。
大きな問題はありませんな。
主翼上部の迷彩塗り分けラインがガタガタなのは仕様です。
筆者は今回テープを細切れにしてガタガタラインを再現している。
迷彩デカールが付属するのも、これを再現するのにテープを使った塗りわけが難しいからかもしれないね。
マーキング作業
キット付属のデカールはこちら。
言及していた迷彩デカールのほか、各形式共通の細かい注意書きなどが付属します。
計器デカールはこの時点では使用済みですな。
なんか細かいマークがびっしり。
Bf109系キット最大の難所だ。
苦手な人はあえて全部貼らないのも手だね。
筆者は全部貼り付けるけど。
「使わないともったいない感じがする」
などと供述しており……。
余談だが、共通マークから白枠のみの鉤十字が余剰品になる。
海外規制の都合で不足しがちだから、他キットで有効活用しよう。
このサイズでこの色の鉤十字、なんか使う機体あったっけ。
どちらかといえば白枠鉤十字は中型機用のが不足しがちですが……。
マーキング後はこんな感じに。
そういえばこのライオンマーク、どっかで見たことあるような。
以前組んだタミヤのBf109E-3に貼り付けたものと同じです。
第54戦闘航空団第2飛行隊のマークですな。
今回の戦果
その後は細かい部分やエアブラシ塗装の修正を筆塗りで行っています。
ファインモールド製Bf109のウリである、エンジン部分も塗り分けておきましょう。
今回はここで作業を中断。
次回はウェザリングを施して完成予定だ。
続きは次回!
この記事で作っているキット