フジミ 夜間戦闘機月光23型(一一型後期生産型?) 製作記③

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航空機等製作記
アドルフ
アドルフ

フジミ模型の月光23型(一一型の後期型?)を作っていきましょう。

ヴァルダ
ヴァルダ

前回は機内を塗り、各部を貼り合わせた。

今回は過去の筆者を苦戦させたポイントである、胴体後部の整形作業をメインに紹介しよう。

レーナ
レーナ

なんか昔の似たようなキットでそこが上手くできなかったってやつだよね。

アドルフ
アドルフ

10年近く前の話ですな。

その残骸はまだ筆者の手元に残っていますが……。

ヴァルダ
ヴァルダ

まずは筆者がこのキットをうまく仕上げられるかだね。

それでは作戦を再開する。

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胴体後部の整形

レーナ
レーナ

ここが前回接着した胴体部分。

なんか塗料が接着剤に混ざって溶け出しているから、すごく汚い見た目だけど……。

アドルフ
アドルフ

ここで問題となったのがこの胴体上部との合わせ目。

塗装図と見比べてみると、モールドとは異なる位置にできているようですな。

レーナ
レーナ

これを整形すればいいんだね。

アドルフ
アドルフ

ただこういう広い面上にできた合わせ目は消しにくいもので……

なにより周りには本来のモールドもありますな。

これらを残しつつ、妙な位置にある合わせ目を消す必要があります。

ヴァルダ
ヴァルダ

道具や技術が伴わなくて10年以上前の筆者は似たようなキット、月光21型を放置した。

ただ現在は解決法が思いついたり、それを果たせる道具もそろっている。

この23型キットで早速試してみよう。

モールドを彫り直し伸ばしランナーを継ぎ足す

ヴァルダ
ヴァルダ

今回は合わせ目部分の整形でかなり削る可能性が高い。

当然必要なモールドも削れてしまう可能性があるので、まずは先にモールドを彫り直してしまおう。

筆者が使用したのは

  • クレオスのMr.ラインチゼル
  • スジ彫り堂のスジボリガイドテープ

この2つを使い、まっすぐな線を均一な太さで彫り直した。

多めに削ることを考えて、気持ち深めに彫っておくといいだろう。

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レーナ
レーナ

ガイドテープは厚みのあるプラ系の素材だよね。

貼って使う定規みたいな感じというか。

アドルフ
アドルフ

テープの他、真っ直ぐな部分は先にデザインナイフで軽く彫っておくのもいいですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

その後は合わせ目部分。

こういう平面上の合わせ目は、溶け出したプラ成分が少なくて合わせ目を埋められていない場合も多い。

なのでストックしておいた伸ばしランナーを合わせ目上に溶着。

プラ成分を補充する。

レーナ
レーナ

伸ばしランナー……

筆者がよく戦車模型の溶接跡・隙間埋めに使うやつだよね。

ヴァルダ
ヴァルダ

戦車模型の隙間埋めに活躍した伸ばしランナー。

今回は航空機模型の隙間埋めに利用する。

胴体後部の前側面にはヒケによる凹みもあったので、そちらもランナー溶着で埋めてしまう。

アドルフ
アドルフ

ついでに深い押し出しピン跡のあった、タイヤ部分にも溶着してしまいます。

こちらは薄切りにしたものを接着剤で溶かし、圧着することでパテ代わりに。

同じプラなのでパテよりも強度が期待できますな。

アドルフ
アドルフ

接着剤が乾燥したら伸ばしランナー部分を切削。

これだけではまだ整形できたかどうかわかりにくいですな。

レーナ
レーナ

塗装面とかを巻き込んでいるからわかりにくいんだよね。

ついでに赤く示した機首周辺にパーティングラインを発見。

これも削って処理しておくよ。

サーフェイサーでチェックする

アドルフ
アドルフ

色を揃えることで、合わせ目部分が埋まっているか確認してみましょう。

というわけでサーフェイサーを吹きつけ。

今回使用したのはクレオスのMr.サーフェイサー500の缶スプレータイプですな。

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レーナ
レーナ

今回は缶タイプなんだ。

筆者はエアブラシでビンのをよく使うのに。

ヴァルダ
ヴァルダ

さっと吹くためだけに用意するのは億劫でね。

この後本塗装をするならまだしも、サフだけのためにエアブラシを用意したくないというやつだ。

アドルフ
アドルフ

500番なので塗料の粒子は粗め。

傷や凹みの埋め優先ですな。

彫り直しておいたおかげで、モールド類は埋まらずになんとか生き残っています。

ヴァルダ
ヴァルダ

画像では確認しづらいけど、歪みや削り残しによる隆起が多少あった。

この辺りは軽くヤスリがけをして、再度サーフェイサーを吹きつけチェックしている。

アドルフ
アドルフ

いわゆる捨てサフというやつですな。

塗装の下地ではなく段差チェックなどに使い、削って落としてしまうこと前提のサフという。

その他箇所の加工

アドルフ
アドルフ

胴体と主翼を合わせる前に、月光のトレードマークである斜銃を組み立てましょう。

キットは初期型の金型流用のためか、斜銃は2組付属します。

ただ今回のキットの機体は全塗装パターン共通で下向きのを撤去しているため、使用するのは上向き1組のみです。

ヴァルダ
ヴァルダ

付属の真鍮パイプを使うことで、銃身をディティールアップできる。

今回はこのパーツを使用。

指定の長さに切り取って使用するように書かれているけど、プラパーツに埋め込むように接着すれば切り取る必要はない。

寧ろそっちの方が楽だったりする。

レーナ
レーナ

画像の左側が加工前。

右が加工後だね。

広がった銃口がいい人は加工しなくてもいいかも。

アドルフ
アドルフ

加工した斜銃は金属部分にプライマーを塗り、タミヤアクリルのガンメタルで塗装。

その後機体に組み込みます。

接着部分は一度塗装を削り取り、瞬間接着剤でガッチリと留めてしまいましょう。

レーナ
レーナ

ちょっと遊びがあって、銃身の飛び出し具合が定まらないというか。

筆者は基部は出さないで、銃身の真鍮パイプ部分だけが出る感じにしているよ。

アドルフ
アドルフ

主翼側も合わせる前にチェック。

エンジン付け根に隙間ができたので、先ほどの胴体同様伸ばしランナーで埋めます。

レーナ
レーナ

伸ばしランナー大活躍。

今回の戦果

アドルフ
アドルフ

整形作業があらかた済んだので、ここでようやく胴体と主翼を合わせます。

ここでも合わせ目部分に多少隙間ができたので、伸ばしランナーを溶着して……。

レーナ
レーナ

今回は頻繁に出てくるね。

ヴァルダ
ヴァルダ

そのうち独立した記事で紹介してもいいかもしれない。

今回はここで中断。

次回は残りの細かい部品を取り付ける予定だ。

レーナ
レーナ

続きは次回!

この記事で作っているキット

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