フジミの月光23型(現在では一一型後期生産型という名称が一般的かもしれない)を作っていきましょう。
前回は塗装とマーキングを済ませた。
今回は仕上げのウェザリングをして完成させよう。
ようやく完成に。
思ったよりは早かったというか。
筆者も少しはレベルが上がってきたようですな。
最近になって、手のかかりそうなキットがようやく崩れてきた感じだ。
それでは作戦を再開する。
いつもの3点ウェザリング
ウェザリングはいつもの3点セットですな。
- スミ入れ
- 銀剥げ
- 排気管汚れ
という。
代わり映えのしない、いつものやつだね。
銀剥げなんかは風防の構造に合わせて、少し変化をつけている。
どうやら月光の風防は片開きで左側が開くようなので、そちらを重点的に施した。
エンジン周りなどはもう塗り分ける必要がないので、この辺りで接着してしまってよいだろう。
つやを消して完成に
最後に水性ホビーカラーのつや消しクリアーを吹きつけ。
マスキングを剥がし、残りの部品を取り付けて完成です。
胴体の整形で時間がかかったけど、それ以外はあっという間だったね。
以下、ギャラリーだよ。
フジミ 夜間戦闘機月光23型(一一型後期生産型?) 完成!
よくよく考えたら武装は上向き斜銃だけなんだよね。
前面には機銃が一切ないという。
初期の月光は下向きにも斜銃を装備していましたが、途中で撤去されるように。
今回のキットに収録された機体は全て下向き銃を装備していないタイプですな。
夜間戦闘機となった彗星一二戊や彩雲と共に。
双発機だけ合って、月光の方が大柄ですな。
このほかにも陸上爆撃機の銀河なんかが夜戦型になっている。
いずれも数が揃わず、最後まで月光が夜間戦闘機主力の地位についていたようだ。
作ってみた感想のコーナー
気が付いたら完成していたという。
筆者の感想としては……
- ディティールアップ用の真鍮パイプが付属。塗装図も5種類収録と、近年のキットと比べてボリューム多め。一方部品は少なくまとまっている
- 後述する胴体以外の箇所は合いがよく組みやすい。クリアーパーツが多いが、これらも概ね合いが良好
- 段つきタイプとの部品の兼ね合いか、胴体後部上面の部品分割が独特で整形しづらい。筆者が今回最も気になった部分であり、かつて失敗した箇所。伸ばしランナーを使うことで合わせ目を埋めることで何とかなった
- デカールがややオーバースケールらしく、計器類はパーツからはみ出る。完成してしまえば外からはあまり見えないが……
といったところ。
とにかく胴体後部。
ここだけ乗り越えれば後はそこまで苦戦しない。
今回は伸ばしランナー君大活躍でしたな。
本来は戦車模型のアンテナや溶接跡再現で多用するものですが、航空機模型にも使えたという。
プラ成分が足りなくて消えない合わせ目……
ガンプラの武器とかでもよくあるよね。
そういうのに使えるかも。
月光のキットは意外と少ない。
調べたところ、2024年7月現在1/72では他に70年代発売のレベル製品があるぐらいのようだ。
なのでこのフジミ系列のお世話になる人がほとんどだろう。
ただ残念ながら、今回の23型(一一型後期生産型?)キットはあまり再生産されていないようですな。
派生元である二式陸偵や月光21型(一一型初期生産型?)は2015年ごろに再販されたようですが。
再販されたって言っても、9年前なんだよね。
結構前の話という。
筆者も今回のキットはたまたま中古品で見つけて確保したものだ。
確か7、8年前の話になりそうな。
アテにならない情報だなぁ。
中古品巡りは宝探しみたいなものだ。
夢中になった筆者が、得体の知れない謎メーカーのキットを部屋に増やす原因でもあるんだけどね。
今回はここまで。
最近は航空機模型が連続していたから、次回は別のものになる予定だ。
続きは次回!
この記事で作っているキット